コロンビアレムリアン
6.5×2
委託用作品No.97号!
という事で、先月わりと沢山作ってたんだなぁ。←
と制作日記書き始めてから気がついたんですけど。
今回はちょっとシンプルなものを作ってみました。
えーっと、おそらく来年くらいからになると思いますが、もりっと母さまセレクトのルースなどを、セミオーダーで巻いたりできるような、メニュー(?)を作ろうかなと計画しとるんですが。
その中で、石を盛らないワイヤーのみで、というご希望もあったりするのかなぁー?と思ったもので。
私自身も、あんまりワイヤーのみで巻く作品が少ないので、ちょっと作ってみようかなと思いまして。
今回は、コロンビアレムリアンを角線オンリーで巻いてみましたー。
いつもよりも気をつけたのが、石を盛らないぶん、隠せる所が無くて、ライン全部を見られてしまう所。w
特に、コロンビアレムリアンなどのポイントは、全て形が違いますので、固定もちょっと苦労するんですけども。
なるべく、石の綺麗な透明感を、そのまま維持できるように気をつけながら、巻いていきました。
出来上がってみると。
レムリアの氷。
今回は、とてもシンプルに、コロンビアレムリアンをメインに使用して。
シルバーの角線だけを使って、作ったペンダントトップなのですが。
普通の水晶よりも、はるかに美しい透明感を放つ、コロンビアレムリアン。
そのポイントは、私には水の一雫のようにも、氷の一欠片のようにも見えました。
その輝きは、降り積もる新雪や、氷柱や、氷がはったばかりの新しいものに思えるのに。
実際は、遥、昔に降り積もり、凍りつき、そのまま何万年も溶けずにいた氷を、ほんの一欠片、掘り出してきたような感覚。
古いのに、新しい。
それは、何万年も前の氷が、その美しさを保ったまま、今この瞬間に掘り出され、表されたもの。
普通は、どんなものでも時が経てば、劣化したり、変質したりして、その姿を変えてしまうものですが。
これは、おそらくほとんど、形を変えずにそのままでいたもの、みずみずしいもの。
その象徴なんじゃないのかなぁとも思ったんですよね。
そして、今この瞬間、氷は掘り出され、外の空気に触れて。
もしかしたら、これから少しずつ、溶け出していくものなのかもしれない。
ワイヤーのラインは、パキパキと音を立て変化していき、溶ける事のなかった、強固な氷を柔らかく包み込んで。
ぽたり。ぽたり。
と、少しずつ、少しずつ、雫になって溶け出していく姿にも思えました。
遥昔に、そのまま眠らせておいた、氷のような美しいものを掘り出して。
少しずつ、少しずつ溶かしてゆく。
ここで、もしも他の石を盛っていたのだとしたら、ここから新しい解釈やストーリーなどが浮かんでくるんだと思いますが。
このペンダントには、そのストーリーや、物語のようなものは浮かんできません。
ただ、これはそれが生まれる原型のような。そんなイメージのものなのかもしれないなと思いました。
何万年、あるいは、遠い遠い昔に、溶ける事無くそのまま保持されていた氷。
その、一欠片の中に、隠されているもの。
氷の姿でも。そこから溶け出して、一雫の水に変化した姿でも。
どちらにせよ、どこまでも透明で、純粋な事に変わりなくて。
溶けた一雫は、氷だった時よりも、私の身体により浸透して。
一体化してゆく。
染み込み、潤し、そして...やがては気化してゆく。
それは、目の前から消えてしまったようにも見えるけれど。ただ、形や姿を変えただけ。
氷や、水という認識は消えてしまうのかもしれないけれど。
それは、制限を外して自由になっていく過程のようにも見えました。
ずっとそのまま、何万年も変化しなかった氷が、外に出てきて。
やっと、今ここで、変化してゆく貴重な瞬間を眺めている。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
↑応援よろしくおねがいします(n*´ω`*n)
ルースセレクトオーダーもやってます!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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