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【Tact of the sun-太陽の蕾】 杖(ワイヤーワンド)

2016年8月10日水曜日

ショップ販売用作品-不思議な道具-

t f B! P L


サンストーン(18mm丸玉)
ルチルクォーツ(8mm丸玉+さざれ)
タンジェリン(穴開きポイント)
ファイヤーオパール
ピンクトルマリン(宝石質さざれ)
ディープローズクォーツ(4mm丸玉)
ゴールデンオーラ(6mm丸玉)
ガーネット(ミニボタンカット)
パルティックアンバー(コインカット)
シトリン(ミニボタンカット+さざれ) 

販売用作品! 
前々回、タクトタイプの杖を作りましたが、折角なのでこれのゴールドカラーバージョンを作りたくなりましてね。 
丁度、楓さんから仕入れさせてもらった石の中で、サンストーンの大玉がひとつありましたので、これを使って作ってみることにしました。 
杖の先端の石はどうしようかな〜?
と探して思い浮かんだのが、タンジェリンの穴開きポイント。
これは一つしか持ってなかったポイントなんですが、ずっと前に仕入れてから、なかなか出番がなかったんですが。
このワンドを作ろう!としたところ、猛烈アピール(?)されましたので。(笑) 
色合いといい、組み合わせといい。
なんとも、熱いタクトだなーと思いながら、土台を作っていきました。 


こんな感じで。
土台はとてもシンプル。 
このままなら、見た目は凄くバランス良かったのですが。。 
しかし、なんていうんでしょう。 
ここから3つか4つ石を並べるだけでは、ワンドとして見たら、面白みがないなーと思いまして。 
ワンドに面白さを求めるのもアレなんですがwww 
バランスが良すぎて逆につまんない。 
みたいな感覚だったんでね。 

あえて、置きに行かず、ここから色々崩してゆき、盛り盛りにしてみました。 
出来上がってみると。 


大粒のサンストーンの丸玉をメインにした、タクトタイプの杖。 

振り上げると一瞬で、強烈な熱に包まれ。
周りや自分を、動かしてゆく。 

アーティスティックワイヤーのゴールドカラーで製作したこの杖は、少し乙女チックな可愛らしさもありつつも。 
かなり、熱いワンドになりました。 
太陽の熱、溢れんばかりの大きなエネルギーを、持ち手から、杖の先端に向かって放出、放射するようなイメージで。 
持ち手の部分には、ゴールドカラーワイヤーで、菱形を何個も重ねたような装飾にしていまして。
そこに、茶色がかったルチルクォーツと、シトリンのボタンカットを配置しまして。 
杖をそっと握ると、太陽のような熱いエネルギーがチャージされてゆくよう。 

さんさんと照りつける太陽。
大粒のサンストーンの丸玉の、その周りに配置したパルティックアンバー。
小さいながらも1番濃ゆい色合いが、まるで、緩和剤のように。
熱いエネルギーで火傷してしまわないように、上手く中和してくれるようなイメージでした。 

英語表記のサブタイトルである、 
Tact of the sun
太陽のタクト 

これは、メインのサンストーンから持ち手の部分までを表すにはぴったりでして。 
まるでオーケストラの指揮棒のように、
太陽の光を操り、指揮する事を目的としているように。 
杖の先端に、熱と光と、意思を乗せてゆく。 
シトリンやルチルのさざれ、ゴールデンオーラなどの黄色い石が、光に変わってギラギラと先端まで伝わって。
ボタンカットのガーネットの赤色さえもが、トゲトゲしいくらい、強い意志で走りぬけてゆきます。 

そんな風に
ここまでの解説では、太陽の熱や強さ、ギラギラ感やトゲトゲしさなどの
太陽の強さを表しているんですが。 

しかし、不思議なことに。 
持ち手の部分であれ程感じていた熱さや光は、先端に向かうにつれて。 
どんどん、優しくて穏やかで。陽だまりのようなエネルギーやイメージに変わってゆきました。 


ピンクトルマリンや、ディープローズクォーツなどの優しげな可愛らしいピンク色が、柔らかく光を拡散させてゆき。 
ギラギラしていて、強烈な光だったものは。 
先端に向かうにつれて、
どんどんと乙女チックな、女性らしいエネルギーに変えられてゆく。 
ファイヤーオパールの緩く透けるような柔らかい光。
そして、先端には夕暮れの空のようなタンジェリンのポイント。 


オレンジ色したタンジェリンのポイントは、強さよりも、どこか懐かしさを彷彿とさせる。 
まるで子供心をくすぐるような感覚。 
例えば幼い頃に、セーラームーンとか、プリキュアとかが持ってる杖に憧れてワクワクしてるようなイメージもあったんですけども。(笑) 
持ち手の部分に感じられていた強い太陽光は先端に向かうにつれて弱められ、薄められ、パワーを無くしてしまったようにも見えて。 
それが、私には、
花の蕾のように見えていました。 


花開く直前の、太陽の蕾。 
単純に弱められたのではなく。
花の蕾のような、
全く別のエネルギーに変わってしまった。 

それは、掲げられた松明のような希望の光。
花の蕾を見たときに感じる繊細な気持ち。
何かを育むような柔らかさと包容力。 

同じ太陽を見ているのだとしても、
持ち手の方は、男性的で、太陽そのもののエネルギーの強さを感じさせ。
先端の方は、太陽の光から育まれたエネルギーや、女性的な雰囲気が強い気がします。 

そして。
もともと、このワンドは、土台だけでいうと非常にバランスが良い形をしていたんですが。
石を盛り込むことで、あえて、色々な部分や、形のバランスを崩したんだと思うんですね。 
そして、そこにとても、面白みが出てきたんじゃないかなーと思いました。 




例えば、 
バランス良く完璧に。 

そっちの方が断然良い事だと思ってしまうし、そうなりたいと願ってしまうけれども。 


この杖は、あえて、 
バランスが悪いところが、ウリなんです。(笑) 
だから、 

ええーーー?!
そんなのアリ?(;・`д・´) 


て、毎回、思ってしまうような、自分の中の常識を崩されてしまう感覚があるんですね。 


自分の中で、 
完璧じゃないと、バランスが良くないと。
常に〜じゃないと! 

と思っていると、非常にモニョモニョした気持ちになりそうな気がしますが。w 

完璧で、バランスが良くて、何でもできてしまったら。
すべて自分一人でなんとかなってしまって、誰かと協力したり、周りの人に頼ったりとか、そういう事は難しくなるのかなーなんて思いまして。 
これは勝手な解釈ですが、 
持ち手の男性的に感じられた部分は、自分の中の情熱、やりたいこと、できること、得意なことなど自分一人でできる事や強さであり。 

先端の女性らしい部分は、頼ったり、甘えたり、自分以外の誰かを動かす力や、育み育てる力なんじゃないのかなーなんて思いました。 


バランスが悪いからこそ、
誰かが助けてくれる。
欠けているからこそ、
埋めてくれる人が現れる。 
自分を無理やり、繕う必要なんてない。
完璧を目指す必要なんてない。 

この作品の土台は、もともと、バランス良く真っ直ぐにつくられていましたが。 
あえて、誰かに助けてもらったり、頼ったりできるような、遊びや余地を作ったような感覚で。 

完璧を目指さなくてもいい。 

と、言われているかのように、
心の重荷を、ふっと軽くしてくれるのかもしれません。 

このタクトは、周りに対して、
指揮や指示をするような強さがありまして。 

その指示を受けて、周りも動いてくれるようなイメージがあったんですが。 

それは上司と部下のような、上下の関係でもたらされる指示や指揮ではなくて。 
オーケストラの指揮のように、
お互いの協力があってこそ。
沢山の人達と信頼しあって、助け合って作られてゆくものなんじゃないかなと思いました。 



自分一人で、完璧を目指さなくてもいい。 


たぶん。
完璧でなければ。という、そういう思い込みを手放したとしても。 

それでも、太陽の熱は。
そのギラギラした強い気持ちや、自分の中にある熱は変わることなく。 

貴方にそのタクトを握らせて。 
きっと、太陽のように熱い
その情熱のまま、
走り抜けてゆく道がある。 

貴方が発する光に突き動かされ。
周りもまた、輝いてゆく。 
前よりももっと、強く。
光に照らされ、太陽に後押しされ。
進みゆく道。 


そして、進めば進むほど、
助けたり助けられたり、周りと協力してゆくような道がどんどん、
開いてゆくんじゃないのかなと思いました。 


そう、まるで。 
太陽の蕾が花開くように。 
その光が、植物を育て。
その陽だまりが、心を和ませるように。 

誰かに頼るのは悪いこととか、
助けてもらうのは弱いからとか。
自分を責めることがなくなって、
周りに微笑むような、そんな陽だまり。 

ぎゅっと口を閉じるように
歯を食い縛るように
頑なだった蕾がほころぶ瞬間。 

その、陽だまりの中でゆっくりと
微笑みの中で
やがて、花開いてゆく事だろう。 

Tact of the sun-太陽の蕾- 




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