【Heavens Sword -天上の剣-】ワイヤーソード

中国産水晶ポイント
モルガナイト（カボション）
ローズアメジスト（6mmカット丸玉）
アメジスト（4mm丸玉）
カーネリアン（4mm丸玉）
シャンパンカラークォーツ（4mm丸玉）
アパタイト（ボタンカット）
水晶（ボタンカット）
シトリン（さざれ）
ペリステライト（さざれ）

委託用作品No.94号！

今月は、剣を沢山作るぞ！と思っていたので、雪とか氷シリーズとはまた違った、天使の剣を作ろうかなぁー...と思いまして。

クリスマスの時期はやっぱり天使！なイメージですし、また天使シリーズとかも作ろうかなーと思ってますが、それは来年とかかなぁww

とりあえず、沢山仕入れた中で、少し太くて綺麗な水晶ポイントありましたので、これを使って、天使イメージでの剣を作ってみました。






土台はこんな感じです。





それから、今回はモルガナイトのカボションを配置して、いつものサイズだけど、ちょっと豪華な剣を目指してみました。


出来上がってみると。







天使が、こちらへ舞い降りてくる剣というよりも、天上へ、天使の居る所へ繋がるような剣という感じがしたんですけども。

中国産水晶ポイントは、少し太めでガッチリしてまして。
ゴールドのワイヤーで縁取った剣の中央には、薄いピンク色のモルガナイト。
アメジストの紫色が十字を切りながら、上へ、上へ。遥な彼方の天上へ...。

と誘うように、ペリステライトの羽と、シャンパンカラークォーツと、シトリンの金色の輝き。

カーネリアンの赤色に、ローズアメジストの薄紫、そしてアパタイトの青色と、かなりカラフルな石達が織りなす、色鮮やかな色彩。

モルガナイトのピンク色に、アパタイトの青色が重なっている部分は特に、不思議な調和を感じて、思わずはっ！(*ﾟДﾟ*)としたんですけど。

赤、青、黄色、と、この剣は原色を多用していて。
普通は、同系色で統一する方がまとまりが出るんですが、今回はむしろ1番ハデで目立つような3原色をアクセントに使っています。

沢山の色が混じる事で、テーマや、意識が分散されて、ちりじりになってしまうのかと思いきや、紫色のアメジストが、全体をうまくまとめ上げてるって感じがしました。

原色っていうのは、やっぱり個性が強い色って感じなのかなぁーと思うんですけど。

その、強い個性を、その強い色を全て、包み込むように、両手を広げている天使の姿。

いや、もしかしたらこれは、一人の天使を表した剣というよりは、もっと大きな存在や、天使が沢山集まっている姿なのかもと思ったんですよね。

そして、全体的に見れば、天上の光景のようなもの？も、ふっと浮かんできまして。

私は、それがどういう世界なのかどうかとかはわかりませんけども。←

天使が沢山住んでいるような、天上の光景。
広くて大きな、存在や範囲。

ここでは、バラバラに区別された、一人や、ひとつという数え方ではなく。

ひとつは、全て。

という感覚を感じました。






言葉にしてしまうと、この辺の感覚を表すのはすごく難しいんですけども。

天上という言葉でしか表せないような、とてもとても、大きな範囲。

そして、もう一つ感じたのが、アンテナや、ケータイのようなイメージでした。

これは、本当にストレートに解釈すると、天上に繋がるアンテナや、ケータイみたいなもんじゃないのかなぁと思ったんですけどね。

だけど、この剣が直接、その世界と、自分を繋げてくれる。
というのは、意味合いが違うのかなと思いました。

たとえば、本当は誰だって、常に天と繋がっているもんだと思いますし。
常に、上からのサインや、メッセージは送られていて。
自分の周りには溢れていて。身近には、常に何らかのメッセージがあるのだとしても。

他ならぬ自分が、それに気がつかなきゃ、どんなメッセージも、受け取る事はできない。

それは、どれだけメッセージが溢れていたとしても、自分には"無い"と認識してしまうのと同じで。

気がつくっていうのは、実はすげえ大切な事なんだけど、気付こう気付こうとしたって、わかんないもんはわかんなかったりして。w
それぞれ、気がつくまで試行錯誤したりするものなんだろうなぁーと思うんですよね。

ですので、この剣は。

これがあるから、天から何かが受け取れるとか、直接その世界と繋がれるとか、そういうアイテムではなくて。

最初から自分の周りに溢れているサインに気がつく、気がつきやすくなる。っていう事を表してるんじゃないのかなぁーなんて、思いました。

3原色の個性的な色も、それだけ色んなバリエーションでメッセージを送ってるよw
て事かもしれませんし、自分の中でこれは違うと、勝手に制限しないように、心をオープンにしていく。

ていう事なのかもしれません。






そして、この3原色をアクセントにしてる、というのが、私には可能性の全てを受け入れる。という風にも見えまして。
ぱっと見は、華やかで、とても力強い剣に見えるんですが。
押し付けたり、戦うような力強さではなくて。

このメッセージに、気がついても、気がつかなくても。
どのような貴方であってもOK、全てを受け入れるよ。
あらゆる可能性がここには在って。
その為の準備は全て整ってるから。
安心して。

と、言ってるようにも感じたんですよね。

ありとあらゆる、可能性に対して、既に準備してある。
だからこちらは、焦る事も失望する事も無いから。

それだけ、何かとてつもなく大きな存在というか、空間というか、領域というか。

それは、自分の外側に、そういう世界が在ると認識するのではなくて。
私の作品はわりと、自分の内側にフォーカスする感じだと思ってますので。

自分の内側に、何か揺るぎなくて、安心できる、こんなに大きな世界が在ったんだという事に、気がつくような感じなんじゃないのかなと思いました。

自分の内側に在る、天上の世界。

気がついた途端に、自分の内側に存在していただけの天上の世界が、反転していく。
現実にも、その片鱗を見つけ出していく。

それは、自分の内側と、外側が重なり、合わさるような不思議な瞬間。

だけど、全ては。

はじめから、其処にあったのだ。

僅かな片鱗に気がつけば気がつくほど。

ただ、自分自身が、今まで何も気がついてなかっただけなのだ。

という事に気がついてゆく。w

大きな翼を広げた、揺るぎない天上の世界から降り注ぐメッセージを。
身近で、見慣れて、何も無いように感じていた世界から見つけ出してゆく。

天上の剣。


そんなイメージの作品なのかなーと思います。