【Amulet - Libra -天秤座のアミュレット】ワイヤーストラップ

星座パーツ

カイヤナイト（6mm丸玉）1
ピンクエピドート（4mm丸玉）2
ラブラドライト（4mm丸玉）2
アメジスト（4mm丸玉）2
ムーンストーン（6mm丸玉）1
グリーンオニキス（ミニボタンカット）1
ペリドット（3mm丸玉）6
ペリステライト（さざれ）2

6×3

委託用作品No.95号！


ちょっと遅くなりましたが、恒例、星座ストラップです。
今回は天秤座。
これは、最初からなんとなくのイメージが浮かんでましたので、それを元につくってみました。



こんな感じです。
土台の段階で、羽を天秤に見たてて、その上に石を重ねて秤にかけてる。
ってのが浮かんでいたので、本当にそのまんま作りましてw

それから、石を盛っていきました。


出来上がってみると。




天秤座のアミュレット。


神秘的なものを天秤に乗せて、本来なら比べる事のできないものを、秤にかけてる。

出来上がった時に、真っ先に感じたのが、こんなイメージでした。

ゴールドに、少しだけシルバーを混ぜたワイヤーには、羽の形をした天秤の形作って。

ペリドットと、ペリステライトは、天秤の装飾のような感じだったのですが。

その、逆さの羽の形をした天秤の上に乗せられている石は、どれもこれも、神秘的なものばかりで。

地球と月を思わせるような、カイヤナイトと、ムーンストーンに。
宇宙や星空を思わせる、ラブラドライト。

それだけ見れば、星や、宇宙のような大きなものを量りにかけているのかと思いきや。

濃ゆい紫色のアメジストは、知識とか、思いとか、そういう、本来は重さも無いようなものを視覚化したようなものに感じまして。

そこに、移り変わりの激しい、感情の動きを表すような、ピンクエピドート。

ほんの一粒の、若々しく、小さな可能性や、希望を表すような、グリーンオニキス。

秤にかけているものは、全てバラバラで。比べる事などできないものばかり。


だけど...。

この天秤は、その全てを同じ秤にかけて、全体のバランスを取ろうとしている姿に思えました。

そして、ツイッターにて画像を公開した時に、孔明の軍配みたいに見えますね！とリプライを頂きまして。

私も、おお！確かに！

と思ったんですけども。
確か、諸葛亮孔明が持っている、羽扇。
あの羽扇を持つ意味合いは、軍勢を配置し指揮する事だそうです。

私は、三国志はどちらかといえば、ゲームのイメージの方が強いのでwww
三国無双とかめちゃめちゃハマッてたんでね。
そのイメージで書きますけども。

そんな、軍師である諸葛亮孔明の羽扇と、天秤。

その二つから連想されたのは、常に、全ての可能性を考え、予測し、秤にかけている姿でした。





これは、天秤座の性格判断などではなくて、あくまで、この天秤座ストラップを見て感じた事なんですけども。

戦略を立てる時も、何かを実行に移す時も。状況を見直し、立て直す時も。

広い視野を持ち。

一つの理由や想いだけで突っ走るのではなくて。あらゆるものを瞬時に天秤に乗せて、秤にかける姿。

それは、利己的な秤や、物事を自分の有利に進めようとする秤ではなく。

自分や、周りや、色んな状況の、バランスを上手に取ろうとする姿なんじゃないのかなと思いました。

星や、月や、地球は、天秤に乗せる事も、手軽に量る事もできません。

知識や、想いや、心など、重さの無いものは、天秤に乗せようもなく、量る事はできません。

そこに、さらに感情が混じり、もう何を量っていたのかさえも、わからなくなりそうになる。

もしも、ここで、何が正しいのか、どちらが正しいのかを見つけようとするならば、量れば、量るほど、何もかもが、わからなくなりそうだけど。

その全てに、バランスと調和をもたらす為に、量るのなら。

天秤は常にグラグラと揺れ、一定になる事はなくとも。
でも実はそれこそが、バランスが取れているという事でもあって。

もしも、ピッタリ、同じ重さで揺れる事もなく、キッチリとバランスが取れてしまったのなら。

もう、それ以上、何かを天秤に乗せるという事が出来なくなって、固定されてしまうから。

減らしたり、増やしたりして揺れながら。

それで、たまには、片側に傾きすぎる事もあるけれど。

だけど、それを感じてまた、瞬時に、天秤に何かを乗せて、量り直して。。

そんな中で、あらゆる状況に瞬時に対応して、丁度良いバランスを見つけてゆく。

これは、本人もすごくグラグラ揺れてるなぁと感じるものなんだろうなぁと思うんですけどね。

でも、揺れるというのは、悪い事じゃなくて。
むしろ色んな状況に対応できる、機敏さや、頭の柔らかさとか。
色んな視点に立って、自分は何をするべきなのかとか。
状況を上手く把握して、こういう風にすればみんな上手く回るんじゃないのかとか。

そういう、バランスを上手にとってゆく感じなんじゃないのかなーと思いました。





夜空の星と、遥かな宇宙に。

この地球と、月の輝き。

壮大で、神秘的な世界を秤に乗せたら。

次に乗せていくのは、心の煌き。

重さのない、美しいものを。
重さのない、あらゆるものを。

状況を、私の心を、誰かの心を、感情を、行き先を、希望を...。

遥かな彼方のものを乗せて。
自分の身近な世界を乗せて。

ゆらゆらと揺れる傾きを調整しながら、バランスを取ってゆく。

心の中に広がる天秤の揺らめき。

そんなイメージの作品なのかなーと思います。