＊ オーダー作品＊【Sword - Person of Courage -虹の橋と女勇者の魔法の剣】Pendant Top

中国産穴あき水晶ポイント

ゴールデンオーラ（6mmカット丸玉）
シャンパンカラークォーツ（4mm丸玉）
アメジスト（4mm丸玉）
スカイブルートパーズ（4mm丸玉）
チェリークォーツ（4mm丸玉）
ブルーベリークォーツ（4mm丸玉）
ブルーメノウ（4mm丸玉）
ピンクサファイア（ミニボタンカット）
ガーネット（ミニボタンカット）
水晶（ミニボタンカット）
ペリドット（オニオンカット）
レッドスピネル（さざれ）
シトリン（さざれ）
エメラルド（さざれ）
アクアマリン（さざれ）
タンザナイト（さざれ）
琥珀（さざれ）


オーダーメイド作品No.4！

凄いもんが出来てしまいましたw←

今回のお客様のオーダー内容は


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Aqua Timezの「虹」
ＤｏＡｓＩｎｆｉｎｉｔの「冒険者たち」
ドラゴンクエスト
の歌詞や世界観をミックスしたイメージでお願いしたい。とのこと。

ある日偶然に見ることができたツキを味方にできるという見事な虹の橋
その虹の橋を纏い、悪魔やモンスターを倒していき、たどり着くべき場所まで進むための魔法の剣と最強の楯
そんな感じのペンダントの作品は製作可能でしょうか？

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という内容でした。
えーっと今回のお客様の中でも、比較的、個性的なオーダーだと思うんですけども。

もりっと母さまから送られてきたオーダー内容を初めて読んだ時には。

こりゃ…なんてオーダーだ！w
どうやって作ったらいいんだ！w

と、バイきんぐのツッコミばりな衝撃を受けて思わず笑ってしまいました。

しかし、誤解しないで頂きたいのが、これはオーダーの内容をバカにしているとか、そういう事ではなくてですね。

むしろ、これは…オーダーメイドでなくちゃできないぜ！！（キリッ

と、緊張感も吹っ飛ぶほどの、私のヤル気に火をつけてしまったwキッカケの内容でした。


という事で、この内容を、一体どうやってペンダントにするのか。
という事が問題だったんですけども。


浮かんだイメージは、

剣であり、盾であるようなイメージの、ペンダント。

そして、虹の橋などのキーワードもあるので、虹色も盛り込めるような感じにしたかったのですが、お客様の当初のご予算だと、七色のグラデーションをする場合は、石のセレクトの幅が狭まるかも…と思ったので。
一度、当初の予算よりも高くなりますが、これぐらいまでになってもＯＫかどうか、お客様に確認してから作り始めました。

とにかく、土台から気をつけたのは、ドラクエっぽい雰囲気になるように。

シルバーワイヤーと、ゴールドワイヤーを混ぜつつ、より線を駆使しつつ。

こんな感じになりました。











この時点で、かなり私の中ではドラクエ風なんですがw

これに、オーダーの物語のテーマでもある、虹の橋をイメージして石を盛って行きました。








出来上がってみると。


シルバーワイヤーの銀色で形作った、輝きを放つ美しい魔法の剣から、飛び出してくるもの。

それは、ツキを見方につける、虹の橋であり。

虹色に輝く盾のような、翼。

私は、基本的には何かを倒したり、何かを切るようなお道具的な剣というのは、意図して作れません。
ですので、そんな効果は私にはつけられないのですけども。

せめて、お客様のイメージを再現できるといいなぁと思いながら作っていました。


虹の橋に導かれて手に入れた魔法の剣。


刀身の水晶は、先端が少しだけ黄色がかっているだけの。

それは、ごくごく普通の銀色の剣。


しかし、その魔法の剣を手にとった瞬間。

溢れるような虹色の輝きの翼が現れ、それが盾となり貴方を護ってくれる。

それを表すかのように、翼は、片羽のように見えますが、実は羽は二枚ではさむようにつけてまして。
石を盛って補強してるんですが、盾のような雰囲気もありつつ。
キメラの翼のような感じもします。

この盾はもともとあったもの。
常に装備できるものではなくて。

必要な時に剣から自動的に出てくるもの。

そんな雰囲気を感じまして。

だからこそ、魔法の剣なんじゃないかなと思ってみたり。

最強の盾というのは、きっと、硬くて強固に何かを防ぐものではなくて。

羽のように柔らかで、弾力性があって、どんなものも跳ね返してしまう。
或いは、衝撃を吸収してしまう。

ドラゴンボールの、魔神ブゥが思い浮かんだんですけども。w

頑なであればあるほど、それは一見強そうに見えるけれども。
護るという視点で見れば、実は弱く脆いものかもしれません。

そんな、衝撃吸収機能を備えたw翼が自動的に出てきて、危険な時には護ってくれる。

そして、剣の全体を彩る虹色の輝き。

それは、虹の橋を渡り、時には敵と戦い、辿り着くべき場所までの道標。

冒険の道のりそのもの。

のような気がしました。






実は、この剣を持っているキャラクターイメージっていうのが、ドラクエ3の、女戦士のキャラクターイメージだったんですけども。 （あくまでモチーフというかイメージで）

私はドラクエ3はプレイしてなくて、キャラクターしか知らなかったので、検索したら、勇者イメージじゃなくて、戦士のイメージだったんですよね。

それで、これはもう、本当に私の勝手な解釈になるんですけども。

例えばドラクエなどのロールプレイングゲームであるなら。

敵と戦い、そして行くべき場所に辿り着くだけなら、戦士だろうと、勇者だろうと。
装備が最強なら、どちらであっても行く事はできると思うんですよ。

勇者とは、ゲームで言えば職業の枠組みなのかもしれませんが、しかし、基本的には主人公しかなれないと言う事は。

勇者とは、その主人公が本来備えてる、心構えとか、精神的な部分。

っていう資質が大きいんじゃないのかなと思うんですよね。

勇者でなければ、取れない行動。
勇者でなければ、できない事。

一体、どうやって、いくべき場所まで、辿り着くのか。

辿り着いた結果だけではなくて、その手段や、到達するまでの道のりでどう行動したのか。

それが、勇者と戦士の違いになるんじゃないのかなと思ったんですけども。

戦士が、職業であるなら。

勇者とは、職業ではなくて、生き方そのもの。






ゲームだと、やっぱり特別な人が勇者になるイメージなんですが。
本当は特別な事や特殊な事ではなく。誰だって、人生の主人公だと思いますし。

そういう視点で見れば、やっぱり最初から、いきなり勇者になるとか、勇者だった、とかじゃなくて。

戦士や、様々な職業を経て。
色んな冒険をして。
仲間と協力して。
最強の装備を揃えて。

そんな、道のりの中で少しずつ。

自分の中の、勇者の部分みたいなものを見つけていくような。


そんなイメージの作品なのかなーと思いました。