ハート型のパーツ
ローズクォーツ(ハート型)
お客様による持ち込みのビーズです。
アクアクリスタル(コインカット)
アクチノライトインクォーツ(9mm丸玉)
両剣水晶(穴あき加工)
フラッシュローズクォーツ(6mm丸玉)
チェリークォーツ(4mm丸玉)
ガーネット(4mm丸玉)
ディープローズクォーツ(4mm丸玉)
ローズクォーツ(さざれ)
ダイヤモンド(原石タイプの小さなビーズ)
アパタイト(ミニボタンカット)
アクアマリン(さざれ)
オーダー作品No.24号!
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こちらに引き続き
もう一つのオーダーにて。
バックチャームのオーダー内容、まとめるとこんな感じでした。
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まずは【衛】というテーマを受けて、石のご希望を伺い、こちらの方でもご提案させて頂きまして。
テーマに沿って決定した石は
ダイヤ、アクチノライトインクォーツ、両剣水晶。を使用する作品。
そして、ストラップと、バックチャーム二つの作品につながりが欲しい。
ストラップと繋がりがあるようにとの事で、一粒残ったハート型のローズクォーツを使用する事をご提案しました。
そして、強度重視、護ってくれる、護衛な守護のイメージの作品。
そして、妹さんからは。
バックチャームに入れて欲しいご希望の色は、ピンクと水色とのこと。
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ということで、このオーダーを元に作らせて頂きました。
先ずは、土台パーツは、色々とご提案した結果、ハート型にしつつも、ハートに見えない感じにするのが良いかなと思いまして。
さらに、角線を使って、強度をアップさせつつ。
羽の装飾メインで作っていきました。
土台の写真はこんな感じです。
アクアクリスタルと、アクチノライトインクォーツは大きめのビーズですので、最初に組み込んで、強度アップをしつつ。
羽の装飾は左側につけました。
この状態から、ご希望の石や、ピンクと水色というイメージの色を合わせつつ、石を盛っていきました。
出来上がってみると。
天使の護衛。
いつも側に居る守護天使という意味合いだけではなく。
ミカエルなどの、名前のある特定の天使というだけでもなく。
貴方の元へ、光とともに舞い降り、現れる。
護衛の役割を担った天使。
ハート型の土台に重ねた、アクアクリスタルのコインカットは、五芒星カットのような、星型のカットになっていまして。
その、透明な魔法陣から呼び出されて現れる、眩い強烈な光を放つ、大きな翼。
ゴールドの角線を使って描いたのは、力強く、強度もある翼で。
守護や護衛には欠かす事のできない、純粋な屈する事のない強さを表している気がしました。
そして、注文者である、お姉さんが妹さんの為に選んだ石は、
アクチノライトインクォーツ
両剣水晶
ダイヤモンド
と、とても力強そうな石達でして。
アクチノライトインクォーツは、この作品の中でも、大粒で緑のアクチノライトが入った、とても目立つ色合いで。
なんだか、その一粒は、ナウシカの巨神兵の目のようにも見えていました。笑
ナウシカの映画の方の巨神兵のイメージですと、ちょっと悪い印象かもしれませんが。
実は原作の巨神兵の方は、人工で造られた兵器とはいえ、造られた神としての、調停者としての資質や、高い知能と判断能力を持っている設定で。
しかもナウシカを護る存在でもあったので、そちらのイメージが強かったのかもしれません。
この作品で感じた、アクチノライトインクォーツは、ただ攻撃を受け続け、護り続けるだけという受け身の状態だけではなくて。
近寄らせない、寄せ付けない。
そして、護ると同時に反撃をして、次に敵が来ないようにもする。
という、割と容赦の無い部分や。
ある意味で、純粋無垢な強さも合わせ持っているような気がしまして。
必要な時には強力に、シャットアウトする!という感じも受けました。
そして、羽の先端につけたのは、剣のようにも槍のようにも見えてくる、武器のような、美しい両剣水晶。
ダイヤモンドは原石タイプなので、見た目の色合いは地味ですが、強固な硬さと輝きというイメージがありますので。
その3つの石だけを合わせたイメージでいえば、妹さん専用のガードマンだったり、凄腕の護衛を雇うような感じなのかなと思いました。
ここまでのイメージは、オーダーして頂いた、お客様のご希望、お姉さんの立場から妹さんへプレゼントしたいもの。
という感じなんですけども。
ここから、妹さんのご希望だった、ピンクと水色の石を盛っていく事で、凄腕の護衛のイメージが少し隠れ。
緊張感や、常に危険を察知して守り続けなければ、という圧迫感みたいなものが薄れ、随分と和らいでいきました。
リメイクでお預かりした、ローズクォーツのハート型のビーズを、両羽の中央に盛って。
そこから、柔らかで優しげな、フラッシュローズクォーツや、ディープローズクォーツ、チェリークォーツなどの、ピンク色のグラデーションが広がってゆく。
その翼の先端には、涼やかなアクアマリンの原石を使用して。
内側は穏やかに優しく。
羽ばたく翼はどこまでも強く。
大きく、ゆったりと羽ばたいてゆく。
そしてこれは、私が感じた、とても勝手な解釈になるんですが。
この作品の中で、リメイクのハート型のローズクォーツは、妹さん自身を表したような石に見えまして。
その心を護る為に、天使が護衛する形として、周りの石や装飾があるように感じたんですよね。
でも、護衛という言葉は、ドラマとかではよく、危険から守る為に、対象者の行動範囲を狭くしたりだとか。
息が詰まるような緊張感を伴うイメージが浮かんでしまう気がするんですよ。
でも、この作品の護衛とは、
もっと、もっと大きな範囲を、沢山の形で護っているから、自由に翼を広げて、安心して飛んでも大丈夫だよ。
と言われてるようにも見えました。
例えば、西遊記の有名なエピソードで、孫悟空が、お釈迦様の手を逃れようと、觔斗雲を使ってどんどん上へと上がっていくんだけど。
どこまで天上を登っていったとしても、お釈迦のその手を逃れる事ができなかったというお話があったと思うんですが。笑
今回の作品での護衛という言葉は、そのイメージがかなり近くて。
バックチャームという形で、バックの周りや、妹さんの周りだけを常に護るのではなく。
見えないけれど、もっと、もっと大きな範囲で繋がりがあり、連携して護っているから。
安心して、翼を広げて自由に羽ばたいてね。
と、そう言っているように感じました。
それを表してるかのように。
バックチャームの真ん中は、あえて空間をとって。
石を沢山盛ってあるにも関わらず、どこかスカスカしている印象があります。
この作品の、スカスカしているその隙間とは、弱点や、警備の穴ではなくて、余裕や遊びの部分を表してるんだと思ったんですよね。
輝く天使の梯子のような、光が差し込んで、常に心を照らしている。
心の中は、いつもその金色の光のような大きな翼に包まれている安心感の中で。
私自身の、小さな翼を広げて。
どこまでも、どこまでも飛んでゆける。
守護する対象者に、行動や時間を押し付けたり、ぎっちり囲んで、息が詰まるような護衛をするのではなくて。
気がつかないほどにさりげなく。
だけど、大きな範囲から、小さな範囲まで。
強力な守護や護衛をしている。
という事なんじゃないのかなと思いました。
私の作品には、石の効果はあると思いますが、実質的には、特定の効果や、強力に守る何かの効果をつける事はできません。
ですが、作品を持つことによって、持ち主自身が、守られているんだ、と自覚したり、気がつきやすくなるほどに、その護衛の範囲もより強く、変わってゆくのかなと思いました。
守りたいという、相手側の気持ちを受けて。
護られるという事を、受け入れていく。
どんなに護られていたとしても、無謀で、無鉄砲な事をして良いという訳ではないように。
護られているんだと知った瞬間に。
これほどに大切にされているんだ、愛されているんだと知った時に。
自分自身の、内側が少し変化するような感覚。
自分の中の安心感のような気持ちが、どんどんと大きくなって、安定してゆく。
天使の護衛、という名前も。
妹さんを天使に見立てて、護衛する。
という、ちょっとロマンチックな感じにも見えますし。
たくさんの天使が、協力して護るという意味の、護衛という風にも捉えられます。
その中で。
ただのガードマンとして。
ただの、凄腕の護衛として。
という、役割を超えた、心の繋がり。
護ってくれるんであれば、どんな天使だろうと、どんな人であろうとも良い。
ていうのは、ただの仕事や契約のような、心の伴わない事のように見えるけれど。
例えば一歩踏み込んで、相手の性格や、想いを知ることで、親近感が湧いて、好感が持てたりすると思うんですよ。
なので、見えなくても、自分自身の周りを護ってもらえるなら、せっかくなら、好感が持てる存在に、護ってもらいたいじゃないですか。笑
そういう、意味で。
妹さんの側に現れる天使は。
最も身近な、護衛の役割を担う存在であるものの。
凄腕の護衛を雇った。
ということではなくて。
それを通して、これから信頼関係を結んでいくような関係なんじゃないかなと思いました。
例えば私が、衛というイメージで浮かんだのは、紳士的で、さりげなくバックをお持ちしましょうと、執事のような感じに対応してくれる優しげな人にも思えましたし。
ニコニコしていて、温和そうなのに、たまには厳しい部分もあったりだとか。
そしてもしかしたら、一人の護衛ではなくて、何人かでチームになって、護衛してくれるのかもしれません。
これは、おそらく。
私が決定するのではなくて、妹さんにとって、一番安心できる天使が、側に居る事を表してるんじゃないかなと思いました。
そんな、頼もしい、天使の護衛をバックにつけて。
もしも何も見えないのだとしても、ふとした時に、その守護に感謝する事もあるのかもしれません。
それは、バックチャームにその効果があるのではなくて、そのバックチャームを通して、それに気がつくキッカケ、イメージするキッカケになるのだと思いました。
羽を伸ばして、どこまで飛んでゆこうとも。
貴方のそばを、離れはしない。
どこまでも自由に。
どれほどに、彼方へ行こうとも。
貴方を護る。
頼もしい、天使の護衛。
そんなイメージの作品なのかなぁと思います。
ルースセレクトオーダーもやってます!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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