【-Dolphin Therapy -癒しのイルカ-】Pendant Top

コロンビアレムリアン

シーブルーカルセドニー（6mm丸玉）
カイヤナイト（ダイヤカット）
ブルーメノウ（4mm丸玉）
クラック水晶（4mm丸玉）
グリーンオニキス（ミニボタンカット）
ブラックスピネル（ミニボタンカット）
アクアマリン（さざれ）
タンザナイト（さざれ）


委託用作品No.33号！


もりっと母さまから仕入れました、コロンビアレムリアンを巻いてみました。

このコロンビアレムリアン。
届いた時に思わず一目惚れwしたくらいに物凄い透明感のある石で。
手にとった時には、ガラスの破片のような、そんな雰囲気がする石でした。レムリアンという名前だけあって、側面にはバーコード。私はエネルギーはわかりませんが…なんて不思議な石だろうと。
人工で作ったガラスのように透明なのに、まさにゲームに出てくるクリスタル！という感じがするというか。

んで、いざ巻く時になり、形から見ても最初は剣の形のペンダントにしてみようかと巻いてみたんですが…何か違うよねぇ…。(>_<)
と一度ワイヤーを切って最初からやり直しまして。(^^;;

改めてペンダントとして巻いてみました。
すると、なんだか渦を巻いたような感じや、中央あたりは意外とこまかなラインが入りまして。

土台の写真は撮ってないんですが、その時点でなんとなくイルカっぽいフォルムをしていて、イルカちゃんかなー？
と思ったので、青い石メインで盛っていきました。






出来上がってみると。


泡と水飛沫に隠れ、そっと頭を覗かせて、こちらを見てるようなブラックスピネルの可愛い瞳。

または、海から顔を覗かせてコッチを見ているような、可愛いイルカちゃん。


シーブルーカルセドニーや、アクアマリンの澄んだ美しい青い海。

海と空の水平線の景色を切り取ったようなカイヤナイト。

水飛沫と、海の泡のような、タンザナイトや、ブルーメノウ、グリーンオニキス。

螺旋を描くように泳ぎ、深い海の底から、太陽の光が眩しい海の上へジャンプ！

そんな、イルカの躍動感のようなものも感じました。


しかし…。
そんなイルカの躍動感や、可愛い感じ、爽やなイメージに反して、中央のコロンビアレムリアンは…。
最初は、水族館の分厚いガラスのような。そんな気がしてました。







この写真でも透明感がわかるかなと思いますが。

ガラス越しに見える、青い海と泳ぐイルカの光景。
または、イルカのステンドグラスのような感じといいますか。

なんだか…憧れているのに、分厚い透明なガラスに阻まれて近づけない。

見えているのに、近づきたいのに。

そのガラスに阻まれて、目の前の光景すら、何処までも遠い存在のよう…。

そんな気持ちのようなものを感じていました。


しかし。

例えるならば、鏡の国のアリスのお話のように。昔映画で見た記憶があるんですが、

行けないと思っていた鏡の向こう側を通り抜けてしまうような感じで。


ガラス越しに楽しそうに泳ぐイルカさんをずっと見つめていたら、なんだかここまで近づいてきて。

おいでよ！と誘われて、そのまま分厚いガラスを思わず通り抜けてしまった…。


驚きと共に、そのガラスの境界線を超えた瞬間、イルカと一体になったように楽しく泳いで、その海の美しさを、空の青さを、水飛沫が太陽に反射してキラキラと輝く様を、直接肌で感じて…喜びが溢れてくる。

その瞬間、あの分厚いガラスは自分自身の、心の境界線だったんじゃないかと気がつくような。


そんなイメージがありました。

それは、

踏み出したいのに、踏み出せない。
憧れ過ぎて、近づけない。
楽しそうだけど、それは自分には無理。

だとか。

境界線というのは、そういう傷つく事を恐れる躊躇のようなものなのかなーという気がするんですが。
またはATフィールドのような感じというかw


そんな、自分で作り出した分厚いガラスの向こう側から、イルカさんがひょいっと現れて。

大丈夫だから、こっちへおいでよ！
一緒に泳ごう。((*´∀｀*))

と、誘ってくれたりしたら。

今までは絶対に通れない。ここは隔てられてる。と感じていた抵抗感みたいなものが、すっと無くなってしまった。

そんな感じがしました。


イルカセラピーとかもありますし、実際にイルカと泳ぐのは癒しになるそうで…まあ、私はイルカと泳いだ事は無いんですがww


イメージ的には、このペンダントのイルカさんは、警戒心もなく、なんだか好奇心旺盛にこっちに近寄ってきた挙句に、

ちょっとこっち来てみなよ！
楽しいよっ！((*´∀｀*))


と無邪気に言われちゃって、抵抗感とかそんなもの感じる間もなく、思わず誘われるままに行ってしまうというwww

隔てられてた壁のような役割をしていた、心の傷、警戒心…。そんな痛みすらそっと、一緒に泳いで癒してくれるような…。

それは、イルカが直接癒してくれる訳じゃないと思うんですけどね。

ペットの犬とか猫も、主人を癒そうと思って色々してくれてる訳じゃないんだけど、その仕草や行動を見てるだけで癒されてしまうのに近い感じで。

一緒に泳いだり、楽しく触れ合っているだけで、何時の間にか…こちらが癒されてた。

こっちへおいでよ！((*´∀｀*))

と、そう言いながらも。

イルカさんはそっと頭を覗かせて、こちらを伺っているように見えるのが、押し付けではない優しさや可愛らしさを感じさせます。

このイルカとは、見方を変えれば、自分自身の中にある好奇心や、ワクワクした無邪気な気持ちなのかもしれません。






優しくて可愛いイルカさんと一緒に、広い広い、美しい海を案内してもらったり。一緒に色んな所を探索したり。

そんな好奇心旺盛なイルカさんと一緒に泳ぐ度に。

新しい発見、新しい景色を共に感じる。

それはガラス越しに見ていた時には味わえなかった。

新しい世界へと踏み出す。



そんなイメージの作品なのかなーと思います。