【Blue eyes Dragon-蒼眼のドラゴン-】Pendant Top

ラピスラズリ（18×13カボション）
カイヤナイト（ダイヤシェイプ）
オニキス（6mmカット丸玉）
ブラックスピネル（ミニボタンカット）
ブルーサンド（さざれ）


委託用作品No.35号！


ラピスラズリのカボションを巻いてみました。

ラピスラズリって…すごく独特の青い色だと思うんですが、なんとなく、作る前からあんまり石を盛らない感じが良さげ…と思ってまして。
極力少なめでいこう！

と作り始めました。

今回はワイヤーのライン命！な感じで作ろうと決めたので、ちょっとしたアイディアで土台部分の最初の方から、より線を混ぜて巻いていきまして。
こんな感じになりました。








うお。ドラゴンやーん！！←(；・｀д・´)

より線はドラゴンの鱗のようだし、トゲトゲしてるワイヤーの感じ、そしてラピスラズリはドラゴンの瞳みたい。

その瞬間、ギョロリとドラゴンさんに見つめられてるような。そんな土台になりました。



この日はここでストップし、次の日に石を盛ったのですが。

最初は、石を盛るかどうかで真剣に悩みつつ、しかし、やっぱ少しは盛りたい。
でも、この土台の格好良さはそのままにしたい。

むしろ盛ってもカッコ良くしてぇぇぇ！←（変なスイッチ入った）


と、いう感じで出来上がってみると。







黒のオニキスでシャープな感じに、＋カイヤナイトのダイヤカットで爽やかさアップしてみたんですが。

カイヤナイトのブルーは、瞬きの瞬間の煌めきみたいな感じで。
黒は、ドラゴンの目の周りの影というか。ちょっと立体感みたいなもんが出ればいいなー。あとは黒でカッコ良さアップすればいいなー。

と思ってつけました。

他に気をつけたのは、28号のシルバーワイヤーで、補強しつつもイメージが崩れないような装飾。ちょっと編み込みのようにしてみたり、端っこのぶつけやすい部分は、細いワイヤーで巻いて強度アップしてみました。

より線混ぜた事で、かなりシルバーアクセサリー的な雰囲気（？）がでてきた感じです。
もう少しでゴッツい男性用とか作れるんじゃなかろうか。







そして…肝心のこのドラゴンさん…。

ある程度経験や、知識豊富な落ち着きのあるドラゴンさんなイメージが浮かんでまして。

中央のラピスラズリの石自体、私の中では孤高と叡智の色合いというか。

それ自体で完結しているような。
それだけですでに完璧のような。

一匹狼的な？色だよなぁと勝手に思っていたので、石を盛るのも躊躇したんですけども。なんだか合わせられそうな色が少ない感じがしてました。w


そんな瞳を持つドラゴンさんに見つめられると。
まるで、全てを見透かされているような微かな威圧感。

威厳がある…というんですかね。

その眼で、何かを問われているような…そんな気がするというか。

だから…その蒼眼に見つめられると、視線を反らす事ができない。

深い知識と経験、叡智、そんなあらゆるものを内包している瞳に見られているのだから、偽りの言葉や態度などすぐに見抜かれてしまうのだろう。


ただ、決して、このドラゴンさんは攻撃的だったり、威圧的だったりするわけじゃないと思うんですが…その纏う雰囲気に呑まれて、勝手にそういう風に感じてしまうといいますか。

ドラクエでレベル10くらいなのに、ボスクラスのドラゴンに出会ってしまって、おい、会うの早えよ！勝てるかこの野郎！みたいにビビっちゃう。みたいなwww

それぐらい、レベルが違う！

と感じてしまうというか。www

そして。

それ程に経験差があるドラゴンさんは、何かを教える時だって、諭す時だって、きっとそのまま答えを教えないと思うんですよね。
相手にわざと意味深な質問をして考えさせるというか。

それは経験の浅さをバカにしてるとかそんなんじゃなくて、答えはいつも自分の中にあるんだよと間接的に教えてくれているような。
そんな感じで。
誰かの言葉がそのまま答えなんじゃなく、自分の心が納得する事、自分の内側に存在する答えに向き合う為に。








私を騙そうなど片腹痛い。

どのように言葉で取り繕うても、私には隠せんよ。

その上で…汝に問おう。

さて、はたして答えられるかな？





その質問が何なのか、はわからないんですが←
そんな雰囲気がするというか。

質問をした後に、答えを待っている瞳。

その答えは、上辺だけ取り繕った、心ない返答なんてものじゃあ、すぐに見抜かれてしまうから。

自分自身の本心と向き合って答えを出さなきゃいけない。

正解の無いその質問に、どのように答えるのか試されているというか。

それって…師弟関係に近いのかなー？なんて思うんですが。

弟子（？）が、こんなに経験も知識も豊富ならば…と、質問とか悩み相談するんだけど、

ドラゴンさんは、答えを教えるどころか、逆にあーだこーだと質問されてw

それについて真剣に答えを探していく内に、いつのまにか自分も成長していく。

自分の内側にある、答えのような何かに気づけるようになっていく。





そんなイメージの作品なのかなーと思います。