【Rainbow fireworks -虹色の音色玉-】キーストラップ

シーブルーカルセドニー（6mm丸玉）
イエローオパール（6mm丸玉）
カルセドニー（4mm丸玉）
カーネリアン（4mm丸玉）
ブルーメノウ（4mm丸玉）
アメジスト（4mm丸玉）
ガーネット（4mm丸玉）
フラッシュローズクォーツ（4mm丸玉）
フローライト（6mm丸玉）
クラック水晶（6mm丸玉）

音色玉


委託用作品No.74号！

海と空の花火玉に続きましてー。
鈴を購入したお店で見つけたんですけども、音色玉という名前の、ちょっと変わった鈴（？）も一緒に購入しておりました。

この音色玉という名前の鈴、普通の鈴とは少し違っていて。音色玉という名の通り、シャランシャランと（謎）響くように鳴る鈴です。

こちらを使用して、今回は虹色カラーで作りたいなぁーと思いながら作ってみました。


作り方は、海と空の花火玉と同じですが、今回は七色なので、これがなかなか、配色が難しかったです。(^^;;

全て同じ石の配列にしようかな？とも思ったんですが、それだとバランス悪い気がしたので、虹色のグラデーションが上から、下からと、交互になるように、作ってみました。


出来上がってみると。






虹色の音色玉。

その名の通り、音色玉という名前の鈴を中央に使用して、七色の石で包みこんだキーストラップ。

虹色の石の配色は、わりとポップな感じで、明るい雰囲気があります。

このストラップを振ると、中の音色玉が鳴って、シャランシャランと不思議な音が聞こえてくるんですが。
虹色の石は、その音色を視覚化したような感じなのかなぁ？とも思いました。

そしてそれは、空にかかる虹をほんの少し閉じ込めたような、花火玉。

子供の頃、魔法少女レインボーブライトというアニメが好きだったんですけども。どうも、このアニメは、アメリカで放映されてたアニメ？が、日本語バージョンで、一時期だけ日本でも放送されていたものだったらしくて。
放送時間もタイトルも、何もかも知らずにうろ覚え（爆）

だけど、白馬に乗った、金髪の女の子が虹の橋を駆け抜けていくシーンや。
色とりどりの星型のクリスタルを使って、灰色にされた世界の色を、クリスタルの力で取り戻していく場面は今でも覚えています。

虹色の服を纏い、カラフルで、素敵な魔法を使っていく少女。

子供の頃に強烈なインパクトを感じて、憧れたアニメ。

このストラップも少しだけ、そんな雰囲気を感じました。

音色玉を包み込む、小さな虹色の螺旋。

掌に収まる小さな虹色の花火。

大人になるにつれ、いつの間にか、少しずつ、少しずつ、灰色のフィルターをかけてしまっていた自分。

そのフィルターを自分でかけた事にも気づかずに。
自分の世界がどんどん、どんどん、白か黒かしか見えない灰色の世界に変わってしまった。

両極端な世界というんですかね。
それはどこか、殺伐としているようで。
白と、黒。
0か100しか無いような気がして。
その中間は冴えない灰色にしか感じられなくて。

子供の頃に感じていた、あの鮮やかだった世界はどこに？
子供の頃、キラキラしていた気持ちはどこに？

いつの間にか、灰色に見えていた事さえも、気づかなかった。

そんな、色を無くしてしまった心を取り戻していくかのような、虹色の螺旋。






しかし、こういう風に書くと、灰色とか白黒は悪いみたいに見えちゃうかもしんないですが、そういう訳じゃないと思うんですよ。
黒にも白にも、灰色にもちゃんと重要な役割はあって、必要なんですけども。

だけどいつの間にか、自分自身が、白か黒かしか選んでなかった事に気がつくような、そんなイメージ。

そして、その事に気づいたのなら、次からは好きな色を選べるって事なのかなぁと思いました。

灰色の塗り絵を彩るように、好きな色を塗っていく。取り戻していく。
本来の自分が心地よいと感じる色に。

その瞬間、見える景色は。

白黒で縁取られた世界から。
鮮やかな虹色の世界へ。

この、ストラップ、英語表記ではRainbow fireworks 直訳すると虹花火になります。

これは、

空にかかる虹を見るような気持ちと。
そして、心の中で打ち上がる、虹色の花火。

灰色の景色に見えていたものを、虹色に染めていく、心の花火。

自分本来の色を、好きな色を、取り戻していく花火玉。

ストラップを揺らすと、不思議な音色の鈴の音が、心に響いて。

心の中に、虹がかかる。






そんなイメージの作品なのかなーと思います。