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【- Que sera sera -線香花火-】Pendant Top

2013年9月14日土曜日

ショップ販売用作品-ペンダント-

t f B! P L


ケセラストーン(10mm丸玉)
アメジスト(4mm丸玉+ミニボタンカット)
イエローサファイア(ミニボタンカット)
イエローオパール(ロンデル)
シャンパンカラークォーツ(4mm丸玉)
シトリン(さざれ)


委託用作品No.75号!


実は最近、仕入れられる石の種類がかなり増えまして。ケセラストーンとか、そういうのも仕入れられるようになったので、試しに一粒だけ仕入れてみました。

このケセラストーン、見た目はかなり渋い色ですけども、今回も花火玉シリーズという事で。
花火玉の中に入れる火薬の玉って、星っていうらしいですが、この石はそれに似てるなーと思ったんですよね。
ですので、そんな花火をイメージしながら、ゴールドワイヤーで土台を作っていきました。

土台はこんな感じです。






ちょっと可愛らしい見た目になりました。w
それから、石を盛ってみました。


出来上がってみると。







これはまるで....線香花火の、チリチリと火花を散らしていく瞬間のようで。
手に持った線香花火の、火種がいつ落ちてしまうのだろうか。少しだけ、ハラハラしながら眺めてる瞬間のような。
そんな雰囲気を感じました。

メインに使用した、火薬や、花火玉の星を思わせる、ケセラストーン。

この石の名前は、ケセラセラという言葉から名付けられたそうですが、日本語に訳せば

「物事は全てなるようになる」

という意味だそうです。

そして、このケセラストーンの周りを彩るのは、あの線香花火独特の、チリチリとした煌めきを表してるかのような、シトリンや、イエローオパール、シャンパンカラークォーツや、イエローサファイアの黄色い石たち。

手持ちの線香花火に、そっと火をつけて。
小さく爆ぜるその煌めきをじっと見つめてる。

そして、紫色のアメジストのアクセントは、まるで夜の闇と、一瞬の煌めきの花火が混じった境目の色のような、そんな気がしました。

今まで作っていた花火シリーズのペンダントは、わりと大きな花火のイメージだったのですが。

この作品に限っては、とても小さな、小さな、線香花火。

子供の頃は、よく、線香花火をみんなで同時に火をつけて。
火種を落とさず、いかに長く花火を見ていられるかと競ったものです。w

赤々とした火種が燃え尽き、一度ポタリと火種が落ちれば、花火は消えてしまう。
そう思うと、思わず花火を持つ手が震えてしまって。

誰が、一番長く花火を見ていられるか。
誰が、火種を落とさずにいられるか。

そんな、子供の頃の懐かしい光景と。

ケセラストーンの「物事は全てなるようになる」

という言葉は、私の中でなんだか重なっているように思えました。

物事はなるようになる、という言葉そのものは、受け取る人、解釈する人によって、ネガティブな意味にも、ポジティブな意味にもなるのかな?と思うんですけど。

私にとっては、そんな事を言われても...あまりに漠然としていて、イメージや実感が湧かない言葉だなぁ。という印象を感じたりもするんですが。w

例えるならこれは。






すでに火をつけてしまった線香花火みたいなもので。

火種がいつ落ちるかなんて誰もわからない。
今にも私の手が震えて、ポトリと落ちてしまうのかもしれない。

或いは、どれだけ手が震えないように気をつけていても何かの拍子で、落ちてしまうのかもしれない。

そんな、自分でコントロールも、予測もできない事。

どれだけ落ちる事を心配したとしても。これは手に持った自分さえも、わからない事なのに。

火種が落ちてしまうかもしれない、という事にあまりにも集中しすぎて、過剰に心配しすぎて、その周りで輝く花火が視界に入らなくなってしまう。

そんな事って、意外に多かったりするんじゃないのかなーと思いました。

私は特に自分でも、かなりの心配性だなーと思ってるので、特にそう思うのかもしれないんですけど。

だけど、そんな時に。

この言葉は、ほんの少しだけ、勇気をくれるんじゃないかなと思いました。

震える手を、自分自身で抑えながら。

それでも、落ちてしまう事に不安になる時に。

ケセラセラ。物事はなるようになる。

落ちてしまうのかもしれない。
落ちないかもしれない。

だけど、それに意識をフォーカスする前に。

もっと周りを見てごらん。
もう少し意識を、緩めてごらん。

その、火種の周りにある、小さな小さな輝きを。
その周りにある、小さな小さな、花火の煌めきを。

その手に持つ花火の美しさを..見つけてごらんよ。

まるで、このペンダントは、そう言っているように見えました。

それは、たぶん。
視点が切り替わると言う事で。

今まで見ていたのが、ただ花火の火種が、落ちるか落ちないかという部分だけだったのなら。

線香花火全体を見て、花火を楽しむ視点に切り替わる。

そういう事なんじゃないのかなと思いました。

心配するあまり、花火を楽しめない。なんて本末転倒なんですが。
実は、私は非常にそう言う事がよくあります。w(; ̄Д ̄)

心配するという、それだけでエネルギーを使ってしまって、もうグッタリしてしまったり。起こるか起こらないかわからない事に、とても、やきもきしてしまったり。

だからこそ。そんな時に。

ケセラセラ。
ものごとは全てなるようになる。

一旦、自分の中の不安をリセットして、冷静になって、周りを見渡すと同時に。
この言葉はほんの少しだけ、勇気をくれるんだと思います。






手持ちの線香花火に火をつけて。

パチパチと音を立てて煌めく花火。

それは、胸の奥で響く光。
それは、ほんの少しの勇気の言葉。

ケセラセラ。

胸の中で、何度でも輝き続ける。
消える事のない、線香花火。


そんなイメージの作品なのかなーと思います。










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まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^




















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