【Fireworks of Sea and Sky-海と空の花火玉-】キーストラップ

ブルーベリークォーツ（6mm丸玉）
クラック水晶（6mm丸玉）
フロストクォーツ（4mm丸玉）

鈴

委託用作品No.73号！

以前に一緒に通っている太極拳の生徒さんにリクエストされて作った、車のキーストラップがあるんですけど。

その後、鈴だけを売っているお店を偶然見つけましたので、試しに何個か仕入れてみました。
このストラップ、鈴の周りに石が螺旋状に包み込む形で、ちょっと他では見たこと無い珍しい感じだったので、花火玉としてw試しに販売用でも作ってみましたー。(*'∀'*)


という事で、これは土台作りはしなくて、もう直接鈴をワイヤーで包み込みながら、同時に石の配列を考えてワイヤーに通していく感じで作るんですけども。
最初は良いんですが、最後のワイヤーの処理なんかが、意外と簡単そうで難しいって感じです。(；￣Д￣)

そして、この形というか作り方は、石を盛るのではなく、ワイヤー全てに石を通していくので、小さい割に、立体的で、沢山石を使います。
これは使用する石によって、値段の変動が大きいかもしれないなー(^^;;
って感じしましたので、今回はシンプルにブルーベリークォーツを差し色に、水晶でまとめてみました。


出来上がってみると。







チリンチリンと鳴る鈴を、ブルーベリークォーツや、フロストクォーツ、クラック水晶で包み込んだキーストラップ。

それは、海と空の花火玉。

実は作った時は、海や、海の泡のイメージの石の配置だと思っていたんですけど、どうも、それだけじゃない気がしていました。

その後、写真を撮ってから、改めて気づいたのが、ああ！もしかしたらこれは、空の色も混じっているのかも！という事でして。

ブルーベリークォーツは、海の色で、フロストクォーツや、クラック水晶は、海の泡のようですけども。

それと同時に、視点を変えれば、ブルーベリークォーツは空の青さを。フロストクォーツやクラック水晶は、雲の白さのようにも見えました。

花火玉に見たてた丸い鈴を包み込んで、螺旋を描く。

海と、空の色をした石達。

海に沈めれば、海の中の花火に。
空に打ち上げれば、空の花火に。

まだ打ち上げる前だからこそ選べる。
どちらにも変化する花火玉。

そんな感じなのかなぁと思いました。






そして、1番上のクラック水晶は、海を覗き込むレンズのようにも。
飛行機とか、高い場所から空を覗き込む窓のようにも見えまして。

そのレンズを覗き込めば、海の中の花火か、空の花火が上がる光景が見えるようなイメージなのかなぁーと思いました。

掌に、海を掴み。空を掴む。

螺旋を描きながら、混じり。
最初から境界線など無い、海と空。

見えているのは海なのか。空なのか。

それを選んでいるのは、レンズを覗き込んでいる私の方。

海の中から空を。
空の上から海を見ることだってできるから。

レンズを覗き込んで見えた景色から、鈴の音が響いて。
そこから何度でも打ち上がっていく花火。


しかし花火、といいつつも、これはまだ花火として打ち上げられる前の、花火玉のイメージなので。

むしろこれから、打ち上げる場所を見つける。

ていう事なんじゃないのかなと思いました。

視野を広げて、海でも、空でも。

この広大な世界から、ここぞ！という所に花火を打ち上げていく。

それは最高にワクワクできる何かを見つけて、打ち上がる気持ち。

そんなイメージの作品なのかなーと思いました。







そして、こういうタイプのストラップを販売するのは初めてなんですが、このストラップが出来たキッカケは、車の鍵を落としたり、無くしたりしないように、少しだけ大きなものが欲しい！
とリクエストされて作ったのが始まりでした。

この形、少しだけ仏教的な雰囲気もしますけどもw

水晶をふんだんに使用してますんで車のお守りキーストラップとして。

そして少し大きめですけども、他にも、ピッタリな場所があれば、どこでも使って頂けたらと思います。

裏はこんな感じです。