中国産水晶ポイント 1(穴あき)
サンストーン 1(6mm丸玉)
琥珀 4(さざれ)
ヘソナイト 1(オニオンカット)
シャンパンカラークォーツ 3(4mm丸玉)
ムーンストーン 1(4mm丸玉)
ブロンズシャインクリスタル 1(6mm丸玉)
サファイア 2(ミニボタンカット)
ルビー 1(ミニボタンカット)
アパタイト 2+1(宝石質ボタンカット+さざれ)
シルバーフラッシュクリスタル 1(ボタンカット)
サイズ 8×1.2
台座3cm
オーダー作品No.10!
という事で、初の連作による《後編》の作品です。
*オーダー作品*【Sword - Water Spirit -リュアンの護り刀】ワイヤーソード《前編》(前編はコチラ)
(お客様の物語はコチラ)
お客様のオーダーは、
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10㎝前後の、身につけられるような刀。
このご提案をしたのち、お客様からは、
「水の精のリュアンが、正面からライルに向かって「子供が欲しい」と言って、ライ
ルが、飲んでいた酒を吹く」というイメージが浮かんだとの事。
ライルはリュアンの剣を持っていてくれるけど、自分もライルを感じられるものが欲しいということらしい、かなと。
15cmのもの、は実寸に近い気がしますし、10cmは「子供」な感じがしました。
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と、言う事で。
前編のリュアンの護り刀は、物語付きで情報や、形もわりと詳細な感じだったんですが。
おそらく、実寸サイズのガッツリしたもん作ったのに、同じ風なミニチュアペンダントを作っても面白くない←だろうと思いまして。w
今回は、リュアンの護り刀と比べて、こちらの作品の方が、指定も特に無く。
関連や繋がりがありつつも、おそらくは別物な刀になるだろうなと思っていたので、ある程度自由にこちらが勝手にイメージして作らせて頂きました。
まずは土台から。
中国産水晶ポイントの中に、一つだけ刀にピッタリな、細長いサイズのものがありましたので、これを使いまして。
今回は、全て角線で土台を作りました。
というのも、角線は、わりとマットな質感というか。本当のシルバー装飾の色に近い?感じがしますんで。
いつもは、角線と丸線混ぜたりしてますが、今回はペンダントでは初の、角線オンリーです。
こんな感じになりました。
それから、今回はライルさんの色合いをメインに、石を盛っていきました。
出来上がってみると。
手渡された、小さな、小さな護り刀。
中央の石は、6mm丸玉になりますが、リュアンの護り刀と同じサンストーンを使っていまして。
二つの作品の繋がりを感じられます。
原初の炎による、出会いと、繋がりであり。
それは、切り離す事ができない、縁。
そんなサンストーンの片側には、茶色い琥珀や、古びた赤色のヘソナイト、光に反射して煌めく、ブロンズシャインクリスタル。
その反対側には、少しだけリュアンさんの色合いを思わせる、アパタイトや、シルバーフラッシュクリスタル。
刀の先端には、夜に浮かぶ、月の雫を思わせるホワイトムーンストーン。
ローズゴールドのワイヤーをより線にして、シルバーの冷たさを少し和らげて、暖かな印象にして。
そして、刀身の水晶を隠してしまった、角線の羽の模様は。
刀身に直接描かれ、彫られた模様のようにも。鞘のようにも見えました。
たぶん、抜き身の刀ではないんだな…。
と、土台を作る時から、そう思いまして。
取り外し出来る鞘は作れないけれど、刀身を少し隠すようにして、飾りをつけて、鞘の代わりにしました。
反対にすると、刀を抜いた姿のようにも見えます。
この刀は、
ライルさんが、リュアンさんに贈った護り刀。
そんなイメージで作っていたんですが…。
この辺は、私の勝手な解釈になりますので。正しいかどうかとか。そういう事はわからないんですけども。
どうも…実寸の実用的な刀を贈ったというよりは。オモチャのような、お土産ショップに売っている、刀のキーホルダーや、ペンダントみたいな。
そんな感覚のもののような、気がしてまして。w
とはいえ…それはどこでも気軽に手に入るものでもなくて。
ライルさんは、リュアンさんの為に、探して手に居れたのか、買ったのか。その辺の入手経路はサッパリわかんないんですが。
わりと、苦労して手に入れたものを、リュアンさんに、ポンと何気なく手渡したような。
そんなイメージが浮かんでいました。
ですので、これはライルさんがリュアンさんの為に手にいれて、プレゼントしたものを。
リュアンさんがペンダントなどで身につけている気がして。
そんなモチーフの作品を、お客様が身につける。
という、トリプルな意味があるのかもなぁーと思ったりしていました。
(これは私の勝手な想像、解釈ですw)
そして実は、私がお客様の物語を読んで、1番最初に浮かんだフィルターイメージ。
それは、漫画の最遊記でした。(峰倉かずや作)
この漫画の中で。玄奘三蔵と、悟空のイメージがずーっと浮かんでましてw
しかもそれは、お互いの性格ではなくて、玄奘三蔵と、悟空という。ある意味で、かなり特殊な関係性が1番イメージに近いのかなぁー?と勝手に思ってたんですけど。
玄奘三蔵と、悟空は、言葉ではうまく説明できないような。そんな信頼関係で結ばれてます。←w
それを言うなら、沙悟浄も、猪八戒もそうなのかもしれんですがw
悟空と、玄奘三蔵の生い立ちや、出会い。
500年閉じ込められていた悟空にとっては、三蔵の存在は、自分を解放してくれた人であり。
その時から、悟空にとって、絶対的な、大切な存在になったように…。
そして、三蔵もまた、悟空という存在と出会う事で、救われていたように。
この漫画、外伝てのもありまして。
最遊記の登場人物の、前世にあたる物語なんですが。悟空だけは、記憶を消されているだけで生まれ変わってはないんですけども。
その外伝のセリフの中に、こんな言葉があります。
お前は、あのチビの太陽でいられるか?
これは、三蔵の前世にあたる金蝉に、悟空が初めて出会った時に。
太陽みたいだ。
と。悟空が目をキラキラさせながら言ったセリフに、繋がる言葉でして。
観世音菩薩が金蝉に言ったセリフなんですけども。
私が二つの刀を作っている間。
ずっと、浮かんでいたのがこのセリフでした。
お前は、誰かの太陽でいられるか?
必ずしも、その太陽とは。
ただ、光り輝く存在、キラキラした存在という訳ではなくて。
その人にとって、それは、輝く太陽だった。
そんな意味合いだと思うんですよね。
ライルさんの背負っている刀も、その生き方も。何処か影があり、何かを背負っているのかもしれませんが。
そんな重さや、背負ったものとは全く関係なく、リュアンさんにとって、ライルさんは太陽のような存在に見えていたような…。
そして、お客様の物語の、続編。先の物語があるのだとすれば。
ライルさんもまた、リュアンさんを太陽のような、大切な存在だ。と感じる事があったような。
そんな気がしました。
リュアンの護り刀は、もろ、水の精霊の刀だったんですけども。
この、ペンダントのライルの護り刀は、Solar light 太陽の光と名付けました。
しかし、この太陽の光とは、空に輝く太陽という意味だけではなくて。
おそらくは、互いの関係性なのだと思います。
お互いが、お互いを照らしていく。
お客様の物語で、リュアンさんが気にして、隠していた肌の鱗を、綺麗だとライルさんが言ったように。
今まで出会った事の無い、その存在が。
自分では気づけなかったもの。
コンプレックスだったもの。
重みだったもの。
心の影や、隠していたものを。
照らし出して、解放していくように。
太陽みたいだ。
そう…思わせてくれる関係。
普段そんな照れくさい事を言い合うような、そんな感じじゃないとは思いますのでw
お互いに根っこの深い所ではそんな風な気持ちで、大切にしてる。
って感じだとは思いますがw
そして、二つの刀を並べてみましたら。
こんな風に背中合わせにすると、ライルの刀は、子供のようにも。
全体を見れば、ひとつの作品のようにも見えました。
背中合わせの刀。
並行していく、赤茶色と、青色のグラデーション。
刀全体の大きくて、淀みのない水の流れは、まるで、人生の流れのようにも見えました。
物語の中での、ライルさんと、リュアンさんの人生や、旅路。
それは、とても大きく、逆らうことのできない流れの中。
その水を払い。隠されたものを探し、見つけ出してゆくもの。
そして、お互いを照らし、解放して、映し出されてゆくもの。
お互いの旅の安全と無事を願い、祈った。
二つの、護り刀。
↑応援よろしくおねがいします(n*´ω`*n)
ルースセレクトオーダーもやってます!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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