マラカイト(カボション18×13)
インペリアルジャスパー(12mm丸玉)
ヘソナイト(オニオンカット)
カーネリアン(8mmカット丸玉+6mm丸玉)
琥珀(さざれ)
ゴールデンオーラ(6mmカット丸玉)
シャンパンカラークォーツ(4mm丸玉)
イエローサファイア(ミニカットボタン)
淡水パール
委託用作品No.63号!
という事で、羽シリーズを大量生産?した後に、六月とオーダーメイドでの、打ち合わせ色々としていたんですが。
そのオーダーで、12mmの丸玉とカボションを使ってのペンダントという案が出てまして。そういうタイプは、いかんせん、今まで作った事なかったもので…ちょっくらロケハン的な感じで一度全く別の石を使って作ってみました。
カボションを…と思って目に留まったマラカイト。
なんだか、すごくキラーン!と光って見えましてww
おお。じゃあこのマラカイトで作ってみよう!と思って、手持ちの12mmのビーズで合いそうな石を探した所。
インペリアルジャスパーのチョコレートみたいな茶色が目につきました。
緑と茶色って個性的な感じしますけども。なんだか合いそうな気がしたので、これで土台を作りました。
こんな感じです。
12mmの丸玉合わせるなんて無茶かなと思ったんですが、意外となんとかなるかも?と思いつつ。
この土台に合うような石を盛っていきました。
出来上がってみると。
最初は、インペリアルジャスパーが隕石みたいだなぁと思っていたんですがw
よくよく見ると、それはシンデレラのお話に出てくる、カボチャの馬車のように見えました。
縦線が入った、濃ゆい緑のマラカイトが、魔法をかけた後のカボチャの部分のようで。
淡水パールは、輝く馬車の枠組み。
インペリアルジャスパーが、車輪や、馬の部分のようで。
そのチョコレート色した12mmの丸玉から、赤いカーネリアンや琥珀色へ、そして、うっすら黄色のヘソナイトや、ゴールデンオーラの金色へ…。
それは、まるでシンデレラがお城へ向かう時の道筋みたい。
最初は地面を走っていた筈の馬車が、いつの間にか速度をどんどんあげて行き、速く、速く…!
輝きを放つ舞踏会へ。
王子様の待つお城へ。
と、空を駆け抜けていきそうな雰囲気。
インペリアルジャスパーの茶色い色がだんだんと、赤く燃えて。上へ向かうにつれ、金色へと輝きを増していく様は、シンデレラの心の変化、喜びや、ワクワク、トキメく様子にも感じられます。
シンデレラ自体は、きっとマラカイトのカボチャの馬車の中にいると思うので、姿は見えないんですけども。
お城への道すがら、きっと、ドキドキしてるんだろうな。心をときめかせているんだろうなぁ。と、色々と想像してしまいます。
そんな、カボチャの馬車ですが。
実はシンデレラだけをフォーカスした作品ではないんだろうなと思いました。
それは、たぶん。
シンデレラにカボチャの馬車とドレスを用意してお膳立てした、魔法使いの視点も意識しているんだろうなと思ったのですが。
このペンダント、シンデレラが見えないということは。
見方を変えると、
まるで、自分が魔法使いになって、シンデレラを見送るような感覚になるよなぁと思いました。
夜の12時には、解けてしまう魔法。
だけど、ボロボロの服を纏ったままのシンデレラでは、絶対に行く事の出来なかった舞踏会と。
絶対に出会う事の出来なかった、王子様と出会わせてあげる為に。
魔法使いが使った、素敵な魔法。
カボチャの馬車と、豪華なドレスと、そしてガラスの靴。
しかし、たとえどんなに魔法で着飾って、豪華なドレスと、馬車を手にいれたとしても。
肝心の王子様の心を掴むのは、シンデレラしか出来ない事で。
そのシンデレラを送り出した魔法使いの心境って、どんな感じだったのかなぁ…?wなんて、そんな事を考えてしまいます。
どんなに魔法使いがお膳立てしたとしても、幸せになるのは、それを掴む事ができるのは、シンデレラにしか出来ない事だから。
自分のできる限りのサポートをして、応援して、送り出して見守っている…。
そう考えると、これはガイドだったり、守護霊だったり、ハイヤーセルフの心境に近いのかなぁ?なんて思えてきます。w
このシンデレラのお話の中の魔法とは、一見、ゴージャスで大盤振る舞いな魔法に見えますが。
その魔法とは永遠ではなく。
たった一夜で、ガラスの靴以外、全て夢のように儚く消えてしまいます。
それは、結局のところ、ただのキッカケ作りだったり、そっとシンデレラの背中を押してあげたりするような、些細なものなのかもしれません。
だけど、その些細なものこそが、シンデレラの人生の変化をもたらしたように。
魔法や、カボチャの馬車、ドレス、ガラスの靴。
確かにその言葉の響きは、劇的な変化に見えて、そのアイテムがシンデレラを変化させたように見えますが。
実は、それに伴う、本人の心の変化や、ちょっとしたキッカケの方が。
もっと、劇的なのかもしれません。
ですので、このペンダント。
魔法使いの視点で見ると、ちょっとした事や、自分にできる応援で、誰かの背中をほんの少しだけ押してあげるような、そんな魔法を使っているような感覚になったり。
はたまた、シンデレラの視点で見ると、ワクワクしながら王子様の待つ舞踏会へ出かけるような感覚になったりと、二つの視点が楽しめます←w
そして、この作品は、最初に少し書いたみたいに。
空から隕石が降ってくる軌道のようにも。宇宙の星々にも見えてきまして。
隕石ドカーン!
と降ってくるような。
FFシリーズの、メテオ!という魔法のようですけどもww
そんな、何かすごく、途方もなく大きくてインパクトのあるもの。
自分の内側にある宇宙と、外側にある宇宙がひとつになったみたいな。
さらに、さらに大きな視点で見ると、何かが隠されているような。
シンデレラという物語、視点をはるか飛び越えた先にあるものというか。
自分に隕石が落ちてきそうな、そんな衝撃。w
そんな雰囲気もあります。w
どの視点で見るかによって、雰囲気や、受け取る感覚が全く変わってしまうのに。
何処かで全て繋がりあっているような。
そんな、不思議な作品なのかなーと思います。
ルースセレクトオーダーもやってます!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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