ルースセレクトオーダー作品【Private Beach-海の女神-】

お客様のセレクトルース
ラリマー（カボション）


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スカイブルートパーズ（4mm丸玉）
エメラルド（さざれ）
ネオンブルーアパタイト（さざれ）
アパタイト（さざれ）
ホワイトトパーズ（さざれ）
ペリドット（ミニボタンカット）
タンザナイト（ミニボタンカット）


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※こちらは過去にＢＷ店にて販売していたルースセレクトオーダーになります。

初のルースセレクトオーダー！
しかも、【石を盛り込むおまかせ制作】で、オーダー頂きました！ありがとうございます！！(*'∀'*)

実は、お客様との打ち合わせなしのおまかせ制作で作らせて頂くのは今回が初めてでして。いつもは、お客様から細かく、イメージや、希望の石や、色など聞いてゆくんですが。

こちらは、おまかせ制作とのことで、お客様との打ち合わせをしない代わりに、オーダー料金は加算されないメニューというのを導入してみました。

ワイヤーの色のご希望などは対応できますので、お客様からは備考欄にて、シルバーワイヤー希望とのことでしたので。

送られてきた、ルースを直接見て、もりっと母さまのこのラリマーに対するイメージなども加味して作っていきました。


今回は、シルバーワイヤーご希望でしたので、一部だけ、角線を使って強度アップと、海のニュアンスがでるように頑張ってみました。


土台はこんな感じです。





このラリマーを見た時に、正面はものすごく穏やかな海の景色のようで。
まるで、小さな小さな絵画や、油絵を見てるような感覚がしまして。
その小さな海の絵に、小さな額縁をつけていくようなイメージで、海の景色から、何かが浮き上がってくるような感じで作らせて頂きました。

出来上がってみると。






穏やかな海が描かれてるようなラリマーに。
シルバーワイヤーが、さざ波のように幾重にも重なってゆく。

中央のラリマーを留めた、角線を曲げたラインは、波を表しているのと同時に、まるで、リゾートホテルの一室にあるテラスのようにも見えました。

現実的にいつも見慣れている、住み慣れた場所を離れ、美しい海のある、海外へウキウキ気分で旅行するような感覚で。

オーシャンビューが一望できるような、オシャレな丸い窓から見渡す景色。

遠く、遠く、はるか彼方。
手を伸ばした所で、簡単に近づく事さえもできなかった、憧れの美しい海。

カリブ海とか、ハワイの海とか、沖縄の海のような、真っ白い砂浜に。

どこまでも透き通るような青い海と空。
太陽の日差し。
はるか彼方まで、視界いっぱいに海を見渡せる場所。


その、憧れだった海が、まさに今！目の前にある！
という、ぱーっと気持ちが解放されるような、開放感と感動のような広がりを感じました。

その想いが、こちらまで溢れてくるように。

丸い窓枠を越えて、海や、波が立体的に浮き上がってこちらに向かってくるような、ネオンブルーアパタイトの、濃ゆく深い青色と、スカイブルートパーズ、アパタイトの水色のグラデーション。

太陽の光に照らされ、白い砂浜と、波打ち際に広がる、海の泡のようなホワイトトパーズの透明な輝き。

色鮮やかな緑色の海藻や、浜辺に育つ植物や、ヤシの実のような、エメラルドと、ペリドット。

細かく、細かく。
ひたすらに小さな石の粒を繋げて。
その石さえも絵の具のように、波の立体感がでるように工夫してみました。

実は、私は子供の頃に、ボブの絵画教室という番組が、大好きだったんですけども。w
ラリマーを見た瞬間に、ボブの絵をふと思い出しまして。笑

たった30分で魔法のように、みるみると素敵な絵が描かれてゆく、あの感動。
作品が出来上がるにつれ、自分自身の内側に、その海が瞬時に出来上がってゆくのを眺めているような、そんな不思議な感覚になりました。

現実の海の景色の写真や、絵画を眺めるだけでも満足していた筈なのに。

遠くて、自分には手に入る筈もない。
簡単にそんな場所まで、行ける筈もない。

そう思っていた自分自身の制限を取り外してくれるような。
あまりに現実感の無い、ひたすらに透明な、美しい海が目の前に現れてくる。






それはきっと、まだ誰も踏み入れていない海を見つけ、プライベートビーチとして、独り占めするような感覚で。

そして、全体的に作品を眺めると、不思議と女神さまっぽい感じがしてきまして。

ラリマーを顔に見たてると、なんとなくそう見えてくるのかなぁ？なんて思うんですけども。

海の女神のような女性が、この場所の、この海のガイド役として。

危険の無いように、そして、いくら美しい海だからって、一人は少し寂しいでしょう？と言いながら。w

嬉しそうに、ニコニコ微笑みながら、色んな場所へと案内してくれそうな感じがしました。


そして。この作品から、このテーマから、私が1番強く感じていたのは。

自分だけに価値がある、特別感のようなものでした。

ただのリゾートで、ただの旅行で、観光でこの海を訪れたのではない、特別感。

私の作品は、基本的に効果を表しているのではないので、このペンダントを着けると、海外の海へ旅行に行ける効果があるとか、そういうものでは無いんですけども笑

例えるのなら、これは。

自分にとっての特別な海へ、近づいて足を踏み入れていくのと同時に。
海の方も、こちらへ近づいてくれているような感覚で。

もしかすると、現実的に、そういう場所を訪れるという事も、含まれているかもしれないですが。

私の作品は基本的には心とか、内面へフォーカスするような感じだと思いますので。

おそらくこれは、心の中にある、美しい海や、オアシスのような場所へ辿り着き、足を踏み入れるという事でもあるのかなと思いました。

私にとって、海とは無意識、潜在意識を表してるような気がするんですけど。
この作品や、ラリマーに描かれてるのは、深い海の底ではなく。

あくまで、リゾート地のような、安全な場所。
遠浅の海が延々続いていくように。
穏やかで、優しい場所なんですよね。

その場所を堪能するような特別な感覚で。

しかも、道案内をしてくれるのは、この場所を知り尽くしてる、海の女神です。

なんというか、どこをとっても至れり尽くせりなんですよ。（笑






日常を離れ、ほっとリラックスして。
ストレスや、心の緊張感を解放して。

プライベートビーチのような、自分にとって何よりも特別で、誰にも邪魔される事の無い、美しい海で遊び。

そばでいつも、案内してくれる女神さまと、笑いながら、話しながら。

貴方のお望みのままに。
お気に召すままに。

それはまるで、竜宮城のような感じもしますけども。w
だけど、老人になったりはしませんし、帰ってこれなくなる事も無くて。

この素敵な場所へ。

ふらっと遊びに行けるような気軽さで。

何時でも、この場所に。
この特別な空間で遊び、羽を伸ばして。

美しい海と、女神さまと。
そしてこの場所に癒され。
また日常へと戻ってゆく。

ペンダントを見つめれば、ほら。

何時でも、ここへ来れるんだから。

その瞬間に、あの海と繋がり。
心を洗われてくような。
ほっと一息つくような。
張り詰めていたものが、ふっと緩んでゆくような。
暖かな空間に包まれていく。

穏やかな波が、ラリマーの海を越えて、ワイヤーの窓枠を越えて。

貴方の心の中を満たしながら、何度も、何度も。

波が満ち引きしてゆく。

それは胸の中を、満たしてゆく海。
心の中を、満たしてゆく場所。

ほら、あのテラスの先にはいつも。
美しい海と共に、女神さまが笑っているから。

切り取られた景色の先。
そこから、遥、遥。どこまでも遠く。

心の中で広がりを感じる。

貴方だけの、特別なプライベートビーチ。






そんなイメージの作品なのかなーと思います。