レモンクォーツ(オーバルファセットカット+ドロップカット)
レインボームーンストーン (ドロップカット)
(ホワイトラブラドライト)
シルバーフラッシュクリスタル(ミニボタンカット)
タンザナイト(さざれ)
はい。ということで、プレゼント企画は7月開催ですので、一気にアップせず、期間を空けて少しずつアップしてきたいと思いますー。
てことで、今回の作品は、BW委託用ではなく、友達のマッサージサロンの委託作品です。
2、3ヶ月に1度くらいのペースで、お客様のリクエストなんかも聞きながら少しずつ委託させてもらってまして。
基本的にはあんまり凝った作品は置かずに、シンプルな作品をメインにしとるんですが。
たまには、ガッツリした作品1つくらい作りたいわーと思って、ピアスなら場所も取らずに良いかな?と思ったので、羽ピアスを作ることにしましたー。
んで、折角作るなら、いつもとは違うつくりに...と思いながら土台を作りましたら。蝶々になってしまいましてww
土台はこんな感じで。
あれ?!今まで蝶々のピアスは殆ど作ったこと無かったのに、突然蝶々になっちゃった!!!(*゚Д゚*)
しかも、土台いい感じやん!!←
て事で、天使の羽ピアスではなく、揚羽蝶イメージで、作っていきましたー。
出来上がってみると。
22号のワイヤーに、24号のワイヤー重ねたもんで、少し厚みがあって、大きめなんですが。
大きく、大きく羽を広げた揚羽蝶。
色合い的には、揚羽蝶と紋白蝶を合わせたような感じに見えるものの。w
レモンクォーツの、オーバルファセットカットを中央に配置して。
さらに同じレモンクォーツのドロップカットを1番下にぶら下げているので。
透明感のある美しい黄色が、ピアスと共にゆらゆらと揺れていきます。
薄っすらと青いシラーが浮かぶ、白いレインボームーンストーン(ホワイトラブラドライト)を、ワイヤーの羽の間に挟み込んで広がりを持たせつつ。
シルバーフラッシュクリスタルの銀色と、スミレ色したタンザナイトが、微かに羽の模様を描いていく。
昼間に花の蜜を求めて、ヒラヒラと元気に飛んでいく姿にも。
月明かりの下で、そっと羽を広げて休んでいる姿にも見える。
美しい揚羽蝶の姿。
全体的にも、可愛いとか、カッコいいとか、そういう一言では表せないような、落ち着きのある美しい色合いをしていて。
大人びているのに、触れれば壊れてしまいそうな、繊細な色合い。
ですが、24号のワイヤーで少し補強したので、実際は少し厚みもあって、簡単には壊れぬようにかなり頑丈になってます。w
なので、作りや強度とは裏腹な、この色合いだけで感じる、とても繊細な感覚。
私は、レモンクォーツ自体には、いつも何かしら、魔法がかっているような、とても奇跡的な力を持った何かという感覚を感じるんですが。
今回のこの揚羽蝶から感じる、魔法や奇跡的なものというこは、この繊細さそのものが蝶になっているという、不思議な感覚そのものなんじゃないかなと思いました。
目を離せば、色合いはバラバラに解け、簡単に崩れ、壊れてしまいそうな危うさ。
もしも、この手で揚羽蝶に触れれば、何かの言葉をかければ。
アクションを起こした途端に、鱗粉を撒き散らす輝きと共に、消えてしまいそうな脆さと儚さ。
これは、自身の心の繊細さとも重なるのかなと思うんですよねー。
相手に悪意があろうと無かろうと、繊細な心というのは、ふとしたキッカケでガラスが崩れるように、簡単に粉々になってしまうように。
自分自身の、繊細さ、というあまりの弱さに愕然とする。
それをまた、こぼれ落ちる涙と共に拾い集め、姿を形作っていく。
何度も、何度も。
粉々になりながら、それでも、成されてゆくもの。
壊されても、壊されても。
その繊細さに幾度となく嫌気が刺し、傷ついてしまっているのだとしても。
その蝶は、いつもいつも、壊れた後にも奇跡的な光を放ちながら。
揚羽蝶のように何度でも美しい羽を広げてゆくのかなと思いました。
これは、傷つかないように、壊れないように護るのではなく。
繊細故に傷ついたとしても、前よりもさらに美しい姿に変容させる。
という事なのかなと思いまして。
傷つかぬような強さや、殻を纏うのではなく、それさえも超えてゆくこと。
その繊細さのままに生きるのは、色々と辛いし、しんどいのかなとは思うんですよ。
でも、この蝶の姿は、その繊細さが、ただの弱さのままで終わるのではなく。
やがて変容してゆき、どんどん美しい姿に変わっていく事を示している。
壊れる事も、傷つく事も、もう恐れない。
ガラスのように、粉々になったのだとしても。
何度でも拾い集め、美しく組みあがり蘇る、揚羽蝶。
それほどに。
このピアスの揚羽蝶とは、変容の象徴そのものです。
今までは、ただの弱さでしかなかったものが。
新しく蝶として、生まれ変わる瞬間。
弱い部分を護るのではなく。
弱いままでも、護る必要が無くなる事。
その弱さを、その繊細さを抱えたまま。
大きな蝶の羽と共に。
ふわりと浮かび上がる。
その、美しさ。
それは、この弱さを、繊細さを、今まで抱え続け、何度も拾い上げ続けたからこそ、現れる美しい姿であると同時に。
もしもその弱さを、自分の中でそんな風に受け止め、受け入れられるのなら。
それは、きっと他の誰かに対しても、自分に対しても。
細やかな気配りや、優しさや、美しさという魅力に変わると思うんですよ。
だから、こういう、変容の仕方もアリなのかなと思いました。
蛹から、美しい揚羽蝶へ。
その薄羽を広げて。
今度は、恐れる事無く。
あの青空を自由に、飛び立てばいい。
君が過去に何度も嘆き、こぼしていた涙さえも。
たとえこれから、何度傷ついたとしても。
その度に美しく変容し、蘇り続けるのだから。
その姿を、もう一度見てご覧よ。
繊細な煌めきを纏う。
揚羽蝶の美しき羽をーー
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まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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