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【 Crystal Lamp - Twilight Home -】ワイヤーランプ

2014年6月5日木曜日

LEDクリスタルランプ

t f B! P L


メタリックコーティングクリスタル(穴あき)
クラック水晶(14mm丸玉+8mm丸玉)
水晶(6mm丸玉+縦穴ドロップカット+タンブルカット)
ルナフラッシュ(8mm丸玉)

マンダリンガーネット(さざれ)
ラブラドライト(5mm丸玉)

-------

約1年前に、水晶をふんだんに使用したランプを作りたいわー!(*´Д`*)
と思ってたんですが。

試作品を作った時に、予想よりも遥かに、大量の水晶が必要なのだと気がつきまして。
その後、骨組みをどうするか、サイズをどうするかなどの目処が立たずにそのままだったんですけども。

一年間かけて少しずつ材料が揃ってゆきましてー。

そろそろ、作れるんじゃないのか?!
と思えてきたので、いっちょ、本気の本気、マジでやってやるぜ!!!

て感じで、作りたい情熱だけで、作ってみました。w

先ずは前回の課題だった、ワイヤーの太さが足りずに、骨組みの強度が弱めな部分。
これは、100均の園芸用の椅子の置物などを利用して、サイズが微妙だったので、足の部分をわざわざ二つだけ折って、骨組みに利用しまして。(爆

あーでもない、こーでもない、とブツブツ言いつつ、色々作りながら考え、大まかな土台ができ上がりました。





うん、過去最大級にデカイわ。爆

んで、最初はこんな風に、水晶をぶら下げていこうかなと思ってたんだけど、なんか、違うよなーと思えてきて。







いっそ、もっと大量に、ふんだんに水晶を取り付けてしまおう!!
と、太めのワイヤーを使って豪華に盛り始めました。

そしたら、もー、なんかだんだん楽しくなってきて(笑
このままのノリを持続し、かなりの時間をかけて、情熱のままに作り上げていきましたー。


出来上がってみると。






トワイライト。

太陽が沈む事の無い、永遠の夕暮れ。

その暁の場所に在る、
哀愁漂う懐かしい家。

君は、覚えているかい?この景色を。
いつかの日に見た、この光景を。


子供の頃に憧れていた、秘密基地や、隠れ家を作り出していくような、ワクワクした気持ち。

大きな古い巨木と、クリスタルで彩られた、空想の中だけにしか存在しない家。

時が止まった場所。

その場所に在る全てが、金色とオレンジ色の光に照らされて。
何もかもが美しく染まりゆく。

私も美しい夕日に照らされたまま。
たった独り。
心の奥底で、絶望感を漂わせながら。
静かに夕日を見つめたまま。


誰かを。
貴方を。

この永遠の夕暮れの中で。

ずっと待ち続けながら。






ランプ用にと仕入れた水晶ではなく、たまたま偶然、大量に買って剣に使おうと思っていた、オレンジにコーティングされた穴あき水晶。
それを、突然、大量に、ふんだんに、これでもか!!
とランプの装飾に使用し始めてから、何かが吹っ切れ、自分の中の情熱のスイッチが入ってしまいました。笑

クラック水晶の14mmの丸玉や、8mm玉、6mm丸玉などの大小様々な大きさの水晶を階段のように、螺旋状に配置してゆく。

唯一、ガラスのルナフラッシュ8mm丸玉が、シャボン玉のような、不思議な光を放ってゆきます。

そこに、夕暮れに照らされた、教会のステンドグラスのような、丸いアクセサリーパーツを取り付けて。




これはたまたま、パーツショップで見つけたもので、いつかランプに使用しようと思っていまして。

ステンドグラスのような、魔法陣のような丸い窓は。
家の入り口のドアのようにも見えました。

ドワーフとか、山奥深くの森に住まう精霊が住んでいそうな、魔法がかった家。

映画アナと雪の女王で、トロールが出てきますが、あのトロール達が住んでそうな感じ+彼らが身につけていた輝く水晶のアクセサリーを全て集めて家にしちゃったような感じがしましてww
大家族のような暖かさを感じるというか。

または、FFシリーズとかのクリスタルを沢山集めて、壁にしちゃったような感覚。
綺麗なんだけど、とても暖かみのある家で。
透明なクリスタルや水晶を使用すると、冷たい印象になってしまいますが、これは、オレンジのコーティングクリスタルを使用しているので、不思議な哀愁と懐かしさを感じます。

キングダムハーツにトワイライトタウンという街があるんですが、あのイメージも入ってるのかなと思いました。

輝く水晶の螺旋階段を登り。
やがて雲の上の彼方へたどり着き。
懐かしい我が故郷。
あの夕暮れの家へーー。

おかえり。

笑顔でいつも、そう言ってくれてた。
大切な人が居たこの家は、今は、もう......。


主人を無くしたその家は、懐かしい記憶だけを残したまま。
時さえも止まってしまった。

不思議と、まどマギの杏子ちゃんのイメージとも重なるといいますか。
家が教会だったり、夕暮れを背景に、さやかちゃんと対話するシーンなんかが思い浮かびまして。

暖かさに重なりながら。
夕暮れ時に感じる、途方もない切なさや寂しさ。

家族間の愛情を思い出すような。
暖かい故郷の象徴と。
それを唐突に無くしてしまったような、ぽっかりと穴が空いてしまったような。
孤独と絶望感。






ランプの右側は、ドロップカットの綺麗な水晶を使用してまして。
ライトをつければ、反射して煌めいてゆく。






ここはとても女性的で、魔女的な部分でもあるのかなと思ったんですが。
ラブラドライトと、マンダリンガーネットを中央に配置した2つの六芒星のパーツが星になって、ちらちらと見え隠れする。

夜が訪れる事のない、この夕暮れ時に永遠に輝く二つの星。
それは、思い出の象徴のように、ゆらゆらと揺らいでゆく。


水晶の螺旋階段を登り。
小さな二つの星を見つけ。

魔法陣のような。
ステンドグラスのような。

美しい丸い小さなドアを、そっとノックする。

もう一度、貴方に逢う為に。

心の奥底で、涙さえも枯れ果て。
夕暮れを見ながら、静かに待ち続けている貴方に。

もう一度、逢う為に。


過去に一度も、この光景を見たことは無いのに。その景色を見ることなど無かった筈なのに。
不思議な懐かしさと共に感じる、奇妙な切なさ。

故郷を見つけたような、思い出すような微かな気持ち。

水晶の1番上の装飾は、何故かエヴァンゲリオンの使徒が横たわってるっぽい形というかw
縛り付けられた形にも見えるんですが。





これは、ATフィールドみたいに、空間が切り取られ、侵入を拒み。
夕暮れの家と景色をそのままにする為に、この場所に自ら閉じ籠ってしまった。

という感じにも見えます。

水晶の階段を登り、丸いドアをノックし、その世界へと足を踏み入れてゆく。

閉ざされた世界の中。
貴方の存在は、イレギュラーで。
だからこそ、永遠だった筈の夕暮れが揺らぎ、変化する。

その懐かしさや、ワクワクするような想いと共に感じる絶望感。
これは、まどマギでの、願いや希望はやがて絶望に変わり魔女になる。
という理というか、そういう摂理みたいなものにも感じるんですよね。

なので、ドアを開けて対面する人物は。
もしかしたら、昔、希望と共に絶望感や、無力感を味わった人や、自分自身なのかもしれない。

あるいは、自分自身の側面や、過去生との対面なのかもしれない。

でも、このランプは救い様の無い絶望の象徴を表したものではなくて。

あくまで、その絶望感と対面し、癒しをもたらす感覚だと思うんですよね。

正面から向き合うのと同時に。
穏やかで優しい思い出と共に。
握りしめて離せなかった絶望感のような何かを手放し、ゆっくりと癒されて、何かを乗り越えていくような感じがしたんですよ。

本当は、まだ希望は残されている。
なのに、その絶望感の想いのままに、動けなくなってしまった。
どうしたらいいのか、わからない。

あの夕暮れを見つめたまま。

あまりに、美しいこの場所と光景を。
無くさない為に、誰にも共有すること無く、守り続けていた。

伝わらない言葉。
伝える事さえも諦めた言葉。
理解されない思い。
思い通りにはいかない。

そんなことは既に理解しているのだとしても。
些細で、当たり前の事であっても。
そんな想いが重なりすぎれば、この夕暮れの何もかもを壊されてしまいそうでーー。

時を、止めてしまった。






だけど、ドアをくぐり抜けて訪れた貴方の存在が。
その夕暮れの家を。
そっと解放するように。

この永遠の夕暮れの家を。
心の中で手放すように。

執着も、寂しさも、悲しみも。

そして、深い、深い、心の奥底の絶望感を手放すように。

暁のオレンジ色の光。

それは、同時に癒しの光。

懐かしい、大切な人。

そっと、いつも。
手を差し伸べてくれていた。

微笑みを浮かべながら、涙が流れてゆくような気持ち。

暖かな光に包まれて、安堵するような想い。

ああ、そうか。貴方はいつも。
ここに居たんだね。

無くす事も、壊れる事も無いのだと知り、自らドアを開く瞬間。

オレンジ色の光に彩られた螺旋階段を登りゆく先。
二つの星が煌めく世界の果て。

魔法陣と、ステンドグラスのような美しいドアの向こう側。











ランプを点灯すると、そういう不思議な光景と場面が浮かび上がってきまして。

夕暮れを眺めているような、少し切ない気持ちと共に。

ほっと安らぐような、懐かしい我が家に帰ってきたような気持ちも共に感じます。


おかえり。
ずっと、君を待ってたんだ。

大切な、優しい人。
そのドアの向こう側に見える微笑み。

もう一度、逢いたかった。

一筋の涙と共に、絶望感が消えてゆくように。
胸の奥深くで、出逢う。

懐かしい夕暮れの我が家。

Twilight Home










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