【Sword - Archangel Gabriel -大天使ガブリエルの守護剣】

ガーネット（オーバルファセットカット＋ミニボタンカット）
ロードライトガーネット（ドロップ）
サクラクォーツ（ドロップカット）
ルビー（ミニボタンカット）
ピンクサファイア（ミニボタンカット）
ディープローズクォーツ（4mm丸玉）
ローズクォーツ（さざれ）

淡水ケシパール


委託用作品No.104号！

お次はガブリエルさんのミニ剣ペンダントです。

ウリエルと、ラファエルの剣はシルバーワイヤーだけで作ってましたが、この辺からゴールドワイヤーでやってみるかーと思いまして。
シルバーとは質感や硬さがちょっと違うので、同じように作ったとしても、少しだけ難易度高めでして。ちょっと難しかったです。

でも、チャレンジ！！w
て事で、ゴールドの角線に、シルバーの丸線を混ぜて、作っていきましたー。









土台はこんな感じです。

この時点で、華やかなんだけど、結構......強そうだなと思いました。（爆
以前にも、ガブリエルさんの剣は何度か作ったことがあるんですが。
私にとっては、ガブリエルさんは見た目はすごーいふわっとして優しそーなんだけど、実はめっちゃ強いお姉さん←てイメージでしてwww
今回はそれがさらに、強そうなかんじ。

て事で、仕入れてたオーバルファセットカットの中でガーネットを選んで中央に取り付けてみました。


出来上がってみると。






大天使ガブリエルの守護剣。

その佇まいは、優雅に、美しく。
そして......強い（笑）

ミニ剣の中央に配置した、ガーネットのオーバルファセットカット。

普段、私のガブリエルのイメージとしては、ピンクやオレンジという、ふわっとした優しい色を選ぶ事が多いのですが。
今回のガブリエルは、かなり、やる気に満ちているのでしょうか？笑

真紅に輝く情熱の赤！と言わんばかりのガーネットを中心に。
その情熱に引っ張られ、彩られてゆく羽もまた、緩やかに、強く、赤色に染まってゆく。

翼の部分に配した、ロードライトガーネットの、紫がかった濃ゆい赤色と。
サクラクォーツや、ディープローズクォーツのピンク色。
淡水ケシパールの細やかな美しさ。
女性らしく、奥ゆかしい部分はあくまで内に秘めつつ。
羽ばたく翼は、惜しげも無く愛を振りまいているようにも見えました。

情熱的な赤色と、女性性全開！なピンク色のグラデーション。
そして、中心のガーネットの上にある、小さなルビーと、その周りのワイヤーは、よく見るとハート型になってまして。w

まるで、貴方の心を開かせるかのように。
または、自分の心が、ゆっくりと開いてゆくように。

さあ、私と一緒に。
踊りましょう？

そのミニ剣を見つめているとだんだんと、ヒラヒラの美しいドレスを着たガブリエルさんが、笑顔で手を差し出しているように見えてきまして。

いやー、自分は踊れないんだけど（爆

とか。

人前で踊るのななんて、恥ずかしいんだけど。（照

と、モジモジしたり、照れてたとしても。

ガブリエルさんは、貴方の手を、優しく引っ張りながら。

さあさあ。
そんな心配、しなくても大丈夫よ。
わからないのなら、私が教えてあげるから。
恥ずかしがらずに、やってみて。
ほら、きっと楽しいわよ。

と、背中を押すというよりは、もう多少強引に引っ張られて、ついつい一緒に踊らされてしまう。爆

という感じのイメージが浮かんでいました。

今回のガブリエルさんの、この"強さ"というのは、何かを倒すような強さではなくて、多少の"強引さ"や、女性的な、引っ張ってくれる強さという感じがしてまして。







例えば。
踊るという事は比喩だろうと思うんですが。

なかなか、普段の日常生活でドレスを着て踊るという事はなかなか、無いでしょうし。
華やかに見える世界や、パーティで踊るために着飾って、ドレスを着てお出かけなんて事、あんまり無いと思いますので。

そこから生じるのは、踊る事への気恥ずかしさだったり、着飾る事への抵抗だったり。本当はやりたいと思ってる事を、自分なんてと卑下して躊躇う気持ちだったりするのかなーと思いました。

【Shall we ダンス？】という社交ダンスの映画がありましたが、あのイメージがかなり近いのかなぁなんて思うんですよね。

普通の平凡な会社員だった男性が、ある日、社交ダンスの教室の窓に、美しい女性を見つけたのがきっかけで。
社交ダンスの世界に飛び込み、習いはじめてしまうように。

自分なんかには無理だ、と最初から諦めてたつもりでも、実は、ずーっと、心の中で残り続けてる気持ち。
やってみたい。とそう思ってはいるのに、気になってはいるのに。
現実的には、映画のようには簡単に、すんなり踏み出せない事って、沢山あると思うんですよね。

できない理由を並べて、今は無理だからいつか。

なんて言ってて、いつの間にかやりたいと思っていた事さえも忘れてしまったり。

そんな、気恥ずかしさや。
今更やっても...みたいな諦め。


今までは、そういう風に留まってしまっても、それで良いと思ってたのに...。

目の前に現れた、ガブリエルさんは、その美しい羽を広げ。
キラキラしてる眩しい世界を、貴方に見せながら。

貴方の手を、そっと握って微笑む。
強く、強く、目が離せなくなるくらいに。

心が開かれ、引っ張られてゆく。






もしも、貴方が本当に嫌だというのなら。無理強いはしません。

でも、周りを気にする前に。
できるかどうかを気にする前に。

私と一緒に。

やりたいと思っていた事、今からやってみない？
貴方の心が、踊るようにワクワクする事をーー。

その、優しくも強い、情熱の視線に、思わず感化されてしまう。


そう、このガブリエルさんは、何も無理強いして、強引に踊りに誘っているのではなくて。
本当は、やってみたい。と、そう思ってる貴方の、その気持ちを気がつかせ、引き出させてしまうようなイメージでして。

普通の会社員が、社交ダンス部の窓から美しい女性を見つけるような、そんなきっかけや、強いインパクト。

目が離せなくなるような、もうこれ以上、自分の中で無視できなくなってしまうような。

そんな強さを感じてました。





そして、このミニ剣シリーズは、守るというのがテーマなんですが。

今までは諦めていたりして、できなかったこと、やらなかった事をやってみる。

てのは、今まで頑なだったり閉じてしまっていた部分や、心を、オープンにする。

てことでもあると思うんですよ。

でも、心をオープンにしていけば、何でも大丈夫！てわけでは無くて。
今まで閉じていたり、否定していたぶん、すぐその変化についていけなかったり、オープンになったからこそ、傷つきやすくなってしまったり。

そんな、変化に伴う恐れや、開きはじめた心を守るように、優しく広げた翼。

慣れてしまえば、何でもないことでも。
はじめての時は、誰だって緊張するし、うまくやらなきゃなんて思ってしまうし。
自分だけがヘタなんじゃないかと落ち込んでみたり。

そういう、不安定な気持ちのゆらぎを、安定させてゆくように。

美しいドレスを纏い、自信に満ちた微笑みで、堂々と。

ガブリエルのこの強さは、女性らしい美しさと共に、とても頼もしい感じに思えました。

新しい世界へ誘うように。
美しい煌めきのドレスを纏って。

優しく。だけどとても強く。

私の心を捉え、離さないもの。

胸の奥で光るこの小さな剣は。

躊躇も、羞恥心も、諦めも、なにもかもを吹っ飛ばしていくような、強さを備え。

大天使ガブリエルの、その翼は。

喜びを振りまき、どこまでも羽ばたいていけるような。愛が溢れてる。

大丈夫。
いつも、私が側にいますから。

情熱の視線に、その手を引かれながら。

思い切って、踏み出してみる言葉。

私と、一緒に踊ろう。

心の奥底に眠っていた情熱や、光が、輝いていくように。

この胸の奥で輝き、
手渡されていたのは。

大天使ガブリエルの守護剣。