プレゼント作品【魚座の星守り-砂漠のオアシス-】ワイヤーストラップ

星座パーツ

インペリアルトパーズ
アマゾナイト
タンザナイト
ホワイトオパール
真珠
淡水ケシパール


番外編プレゼント作品です。

何が番外かと言いますと、こちらの作品は、お月ちゃんに個人的に星読みして頂いたお代替わりに、物々交換ということで作ったものです。

しかし、これはそのまま、お月ちゃんへの作品ではなくて、さらにお友達の魚座の方へプレゼントしたい！ということで承りまして。

さらに！いつもの星座のアミュレットと違うのは、お月ちゃんがその方の為に星読みして必要な石を選別指定し、私はその指定された石だけを使って作る、星守りのオーダーとして、石指定のコラボ！ということで作らせて頂きました！



て事で、今回は私が勝手に魚座のストラップを作るのとは違って、石指定だけでなく、テーマみたいなのもお月ちゃんから聞きました。
それがこちらです。

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旅人、囚われない、高貴、見守る愛、種を運ぶ風、遠く広くを繋ぐ者 。

シルクロードを通って、西と東の文化が織り交ざり、新しい文化を生み出した重要な道でもあるのだけど、そんな広い視点での結びつきをするような人、かな。
でも、スケールが大きいのに、そんな重さを感じさせず、非常に身軽に駆け抜けていく風のような感じ。
その中で、自分も大切なものを見つけていくんだなって感じたの。

そしてもう一つのキーワードが、

砂漠をラクダで移動する王様
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という事で、それをもとに、土台を作っていきました。

まずは、魚座を作るのは初めてだったので、星座の形を調べたりしまして。
ゴールドワイヤーと、シルバーワイヤーで、今回は土台撮影をすっかり忘れました←ので、写真はありませんが、
左側の羽のようなものは、魚の尾ビレのようなイメージで作りまして。

全体的に、左側は魚さんの形を。
右側には魚を作るスペースが無かったので、砂漠のようなイメージで、ワイヤーを巻いてゆきました。

そして、さらに今回はお月ちゃん指定の石のみを使って、今まで以上に、星守りっぽくしよう！！
と、決めてましたので、石を盛るのも、見た目のバランスをかなり考えて頑張りました。
というのも、石を盛るのは、最初からこの形でゆこう！と前もって決められるものではないので。
作りながらバランスを整えていく時に、どーしても途中で、指定された5種類だけだと見た目のバランス悪い！←
みたいになることが多いんですけども。
今回は、石のサイズにも気をつけて仕入れましたので、なんとか綺麗に収まりました。w

出来上がってみると。






もともとの、お月ちゃんの星読みテーマがあったからなのか、最初から私の中では、アラジンに出てきそうな砂漠の世界観の、着飾った王様のようなイメージが浮かんでました。

ディズニーなどのアラジンのストーリーでは、主人公アラジンの身分はとても低いんですが。私の中のイメージでは、最初からめちゃめちゃ身分が高い王様の姿のアラジン。

シルバーワイヤーと、ゴールドワイヤーのラインは、甲冑のようにも見えるけれど、これは、どちらかといえば、王族の人とか、高貴な人が着飾った姿という風に感じていまして。
連なるように、細かく、そして大胆に彩られてゆく、パールや、ホワイトオパールと、煌びやかに、美しく光るインペリアルトパーズ。

そして、王族特有の、美しく煌びやかに装飾された衣装の上から、同時に、浮かび上がってゆくもの。

左側の魚の形を象ったワイヤーのラインにフォーカスすると、先ほどはただの装飾だったインペリアルトパーズや、パール、ホワイトオパールなどは、全て、煌めく魚の鱗や、背びれなどにも見えてきて。

右上のアマゾナイトは、丁度魚の頭のあたりになるんですが、これがまた、緑がかった美しい青色をしてまして。

私には、それが砂漠のオアシスのように見えました。

金色の砂漠の中を自由に泳ぐ魚。

広大な砂漠の中に在る、オアシス。


アマゾナイトの、緑がかった美しい青色は、なんだか、ジャスミン姫ぽいイメージのカラーにも思えて。

この作品の舞台の全ては、砂漠なんだなぁと改めて思いました。

これは、お月ちゃんの選んだ石と、そしてテーマを重ね合わせ。
さらに、魚座というイメージから私が勝手に感じた事になるんですが。

自由がないようにみえて、道は全て繋がっていて。

縛られているようで、自分の意思で、着飾ってる。

王族としての立場を捨てるのさえも、自由なんだけど。
覚悟を持ってその地位にいるというか。

ただなんとなく、王族として生まれてしまったから、仕方なくじゃなくて。
その立場から自分は何ができるのかを考えてる人。

砂漠のオアシスのような感じ。

作った時にそう感じました。






これは、やはり砂漠、という最も水が少ないイメージの場所に、自由に動ける魚が表れているのが、象徴的だなぁと思ったんですけども。

そして、砂漠という場所にとって、溢れるような水を所有するというのは、豊かさや、王族の象徴でもあると思うんですよね。

泳ぐ魚がどれほど自由でも、オアシスの水は限られ、閉ざされている。

ですが、この魚座から感じる魚は、オアシスの中だけを泳ぐ魚ではなくて。

広大な砂漠そのもの、水が無い場所でさえも、自由に泳ぐ魚。

必要であれば、このオアシスを捨てて旅する事だって可能なほどの。
潜在的なエネルギーというか、そういうパワーや自由さがあると思うんですけども。

しかし、不思議な事に。

この作品から感じるのは、そういう豊かさを全て捨てて、自由になる！というのが目的ではないんですよね。

むしろ、その溢れるようなオアシスの水を使って、既成概念や、常識にさえ囚われず、常に自由な発想で。

自分にできる事を探している人というイメージでした。

これは、私がただ、勝手な想像上の事を言ってるなーって事ではあるんですが。笑

王族の装飾のイメージから表れているのは、どれほど豊かでも、どれほど美しくても、誰もが羨む立場だったとしても。

その人にとっては、自由を奪われてゆく、縛られた鎖なのかもしれない。

なのにその鎖を、引きちぎる事で自由を選ぶのではなく。
その立場を受け入れ、自らが進んで鎖を引き受け、着飾る姿。

覚悟の証。

これは、自由になることを諦めたのとは全然違って。

その立場から、自由を実現しようとしていることに似ているのかななんて思うんですよね。

全てを捨て去るのではなく、そこから、築き上げてゆく。

例え、どれほどの時間がかかったとしても。

心の中に広がる広大な砂漠を、オアシスに変えてゆけるように。

溢れるようなオアシスの水を、限られたこの場所だけに留まらせるのではなく。
広大な砂漠に水路を作り、満たしてゆこうとするようなもの。

それは、とても大変な事だけど。
その立場だからこそ、できる事でもあるから。

着飾る姿は、覚悟の証。
金色の砂漠を、縛られたままに、自由に泳ぐ魚。

その微笑みは、いつも凛として、頼もしい。
砂漠のオアシスのような人。

尽きる事のない溢れる水が、いつか砂漠を満たしてゆけるように。
広げてゆけるように。

その旅路の、星守り。