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【Maple Syrup-メープルシロップの小瓶-】Pendant Top

2013年10月15日火曜日

ショップ販売用作品-ペンダント-

t f B! P L






カーネリアン(カボション+ミニボタンカット)
ガーネット(4mm丸玉)
琥珀(さざれ)
シトリン(ミニボタンカット)
アメジスト(ミニボタンカット)


委託用作品No.84号!

ガンメタシリーズ、今回はカーネリアンのカボションを巻いてみました。

何気に、小さめなこのカボション。w
実は私、小さなカボションを巻くのも、今まではどちらかといえば苦手な部類だったんですけども。
やっぱり何度もやってると応用が効くようになってくるんですねー。

ガンメタワイヤーには、やっぱり赤系の色はすごく合うので、カーネリアンメインに土台を作り、それから石を盛っていきました。


出来上がってみると。





メープルシロップ。

実は私が1番最初にイメージが浮かんだのが、カナダの国旗に描かれている、サトウカエデの葉っぱのイラストでした。

あれ?この葉っぱ、なんだけっけ。
あのシロップの...。

と考えて、ああ!そうだ。
この色と形は、まるでメープルシロップみたい!
と気がついたんですが。w
確か、メープルシロップの容器などにも描かれているサトウカエデ。

私には何故か、このペンダントが、メープルシロップがなみなみと入ってる、不思議な小瓶のように見えました。

赤みがかったシロップのようやカーネリアンのカボション。

小瓶、と言いながらもちょっと不思議な形をしている、ガンメタワイヤー。
それは、ガラスの部分とサトウカエデの木が絡み合い。その合間を、メープルシロップがゆっくりと、不思議な円を描きながら流れていくように見えました。

シトリンや、アメジスト、琥珀、ガーネットなどの石は、シロップの中に含まれている栄養や甘みを表しているようで。
サラサラの液体ではなく、トロっとした甘いシロップが、瓶を傾けるとゆっくり出てくる所を、美しく表してる気がしました。

私は、メープルシロップがどうやって作られるのか今まで知らなかったもので、この作品が出来上がってから、後で色々と検索してみたのですが。

メープルシロップとは、サトウカエデなどの樹液を煮詰め、濃縮したもの。

とあります。
ですので、私はてっきり、秋に採れるものとして、このメープルシロップがイメージで出てきたのだろうか?

と思っていたのですが。
それから、さらに調べてみましたから、メープルシロップが採取できるのは、雪解けの頃だそうですね。

樹が夏の間に澱粉を生成し、それがやがて糖に変わり。カナダの寒い寒い、極寒の冬を越えて、雪解けの頃に採れる樹液を煮詰めたもの。

私は今までは、樹から採れるただの甘味料シロップだという認識しかなかったもので。
今回調べて見て、全く認識が変わってしまいました。w

寒い冬を越した後に採れる、樹々からの贈り物のようなメープルシロップ。






このペンダントは、食べられる訳ではないので、これはあくまでイメージなんですけども。

落ち込んでいる時。
心が沈んだ時。
秋の空が、寂しげに見える時。
冬の訪れに、心を曇らせる時。

秋、というのは。

ああ...。今年もあと、もうちょっとなんだなー。

と、そんな風に気持ちが沈んでしまいがちな時期でもあるかなと思います。
秋になって、急に日が落ちるのが早くなるのを実感した瞬間。
ああ、そうだ。
冬になれば、今年の終わりはもう目前。

その一歩手前の、この季節で。
秋風の肌寒さにいち早く、一年の終わりが近づく事を感じて。

なんだか急に、寂しくなってしまったり。不安になってしまう。

夏には意識さえもしていなかった事が。

秋には、もう、意識せざるを得なくなってしまう。

本来は実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、などなど。とわりとポジティブで、何をするにも、何を食べるにも良い季節♪であるにも関わらず。

心に広がっていく、なにやら空虚な気持ち。
このまま、冬を迎えてしまって良いのだろうか。という、焦りの気持ち。


この、ペンダントのメープルシロップとは。
そんな気持ちをほんの少し癒してくれるような、暖かな甘みを感じました。

極寒の冬を乗り越えて、雪解けの頃に採れるシロップ。

それは、凍えた心を溶かしてくれるような甘み。

不意に訪れる寂しさを癒してくれるような、暖かさ。


ーーなんだい?そんな寂しそうな顔して。
冬が来るのが不安だ、なんて落ち込んでんのかい?

そんな事ないさ。
きっと、あんたは、あんたのままで、大丈夫さ。
ほら、これでも食べて、元気だしなよ。


と、なんだかアニメとかに出て来そうな、恰幅の良いおばちゃんが、ホットケーキや、パンにメープルシロップをたっぷりかけて。
それを差し出しながら、話しかけてくれるような。
そんなイメージがふと思い浮かびました。w






厳しい冬を越した樹からは、こんなに甘いシロップが出来上がるんだよ。
あんただって、きっとそうさ。
だから、大丈夫だよ。


胸の中に広がっていく、シロップの甘み。
胸の中に広がっていく、暖かな気持ち。


恰幅の良いおばちゃん、と書くと、なんだか変かな?とか思うのですがw
そういう姿である、というよりは。そういう役割の人であるというような感じ、雰囲気なのかなと思いました。

いつも、落ち込んでいるあなたを見兼ねて、世話を焼いてくれたり。
沈んでいるあなたを暖かく迎えてくれて、励ましてくれるような人。

胸の中に、ポッと明かりが灯るように。
胸の中に広がる、暖かな甘み。

小さな、小さな。
メイプルシロップの小瓶は。

ちょっと心が弱ってしまった時に、優しい人から渡される、心に届く小さな贈り物。

寂しくなった時。
心が凍えそうな時。

たっぷりのメープルシロップを使ったお菓子を出して。

そんな日もあるさ。

と、いつも話を聞いてくれる人。

たとえ、極寒の冬が訪れたとしても。
胸の中には、いつも。この暖かさが溢れているから。

きっと、乗り越えてゆける。

不安な心を溶かすように。
甘いシロップが身体に染み渡って。

顔を上げて、また前を見つめていくような気持ち。

優しくて暖かな。
甘い、甘い。樹々からの贈り物。






そんなイメージの作品なのかなーと思います。






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