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【house steward's pocket watch - 執事の懐中時計-】Pendant Top

2013年10月7日月曜日

ショップ販売用作品-ペンダント-

t f B! P L




キャストライト(タンブル)
ガーネット(4mm丸玉+ミニボタンカット)
オニキス(6mm丸玉)
琥珀(さざれ)
スモーキークォーツ(4mm丸玉)

委託用作品No.81号!

えーっと、だんだんこの辺からハリー○ッター的な雰囲気がどんどん出てきましたよ←w


最近、仕入れられる石の種類など増えまして、キャストライトという石をこの前、試しに仕入れてみました。

色合いはかなり、地味なw石なんですけど、十字の模様があるのが特徴的で。

仕入れた時から、これは石の色からして秋に作るべし!wと思ってましたので、ガンメタでさらにレトロちっくになるように作ってみました。

て事でまずは土台部分ですが。
こんな感じになりました。






メインの石は特徴的なわりに、色合いが地味なので、ガンメタワイヤーでさらに地味になりました←(爆

この時点で、石を鮮やかなものを乗せるとまた、印象が全然違うかなと思うんですが、
石は少しは華やかにしたいけど、この雰囲気を崩さないように。わりと、トーンも抑えめな色の石を選びながら石を持っていきました。

出来上がってみると。






一見すると、ただの秋色のペンダント。
枯葉や落ち葉に埋れた十字架。
ちょっとレトロな雰囲気の、落ち着いたイメージのペンダント....。


なんですが。w


キャストライトの十字の模様は、時計の文字盤や、方角を指し示すコンパスのようで。

レトロな色のガンメタワイヤーで、縁取った姿は、まるで、執事の懐中時計に見えました。

これは、とても昔に。
ご主人様から頂いた、大切な時計で御座います。

随分と長い間使用していたもので、色褪せてしまいましたが。
今でも、大切に使っております。


出来上がった時に浮かび上がってきたのは、古いお屋敷から出てきた、老紳士の執事というようなイメージの人でした。

一番、イメージが近かったのは、ヘルシングという漫画に出てくる執事のウォルターさんなんですけども。(爆
検索してみても、良い画像が見つからなかったのでリンク貼りませんが、どんなイメージか知りたい方は、ヘルシングのウォルターで検索してください←w

執事ではないですが、ドラマのリーガルハイに出てくる服部さんとかも、かなりイメージに近いです。決して出しゃばらず、いつも美味しい料理と家事をこなし、古美門さんをサポートしている服部さんw

そして今回はいつもと違うなーと感じたのが。
このキャストライトの周りに彩った石は、もしかしたら、執事さんを表したものなんじゃないのかな?と思ったんですけども。

オニキスや、スモーキークォーツは、黒い、執事の衣装のようにも見えますし。主人の影として働く、忠誠心や忍耐心の表れのようにも見えます。

ガーネットの赤色は、決意と、うちに燃える情熱。

琥珀の茶色は、老紳士のようなイメージの色で。
若々しい感じは無いものの、立ち居振る舞いの美しさ、長く勤め上げた執事としての誇りを保っている。

博識で、段取り良く。
長年培った、全てを駆使して。









ワイヤーで作った小さな羽や、くるくるのワイヤーは、軽やかに無駄なく動き、常に、主人のお役に立てるように...。

私は、執事というのが、どういう職業?なのかをあんまりよく知らないのでwこれは、あくまで私の勝手な想像というか、イメージなんですけども。

誰かに、仕える事が喜び。

という、そういうタイプの人もいるのかもなと思いました。

自分の事よりも、常に、この方のお役に立てる事こそが、自分自身の喜び。

みたいな。
執事というのは、まさにそういう人がやらなきゃ務まらないよwていうくらいに、裏方な職業だよなと思うんですよね。
決して、自分が表舞台に立つことはなくても、この方のお役に立てる事、仕える事こそが喜びで。

と言っても、執事というものの、実際はどうなのか、というのは私はわかりません。

ですが、この、ペンダントを作った時に感じたイメージは。

主人の為に動き回り、裏方に徹して、どのような要求にも常に応えられるように準備をしている、執事の姿でした。

懐中時計のようだ、と感じたのも、時間に正確で、常に主人のスケジュールを把握している感覚ですし。
方角を示すコンパスも、常に主人の行くべき方向、望む方向をいち早く把握しようとしているように感じました。

そして、この、執事が仕えているご主人様とは。


どうも、私の中の勝手なイメージなんですけど。
この、ご主人様がまだ子供だった頃から、ずーっと執事さんはこのお屋敷でお仕えしていて。
その主人が、女性なのか男性なのかはわからないけど。
昔は、お坊っちゃまとか、お嬢様とか、そういう名称で呼んでいた頃。

それくらい昔に、頂いた懐中時計。

というようなイメージでした。







古い、古いお屋敷。
随分と長く、このお屋敷と。
そして、ご主人様に。
お仕えしていたものです。

手にしている懐中時計は。
まだ私が若かった頃。
幼かったご主人様から頂いたもの。

そう。
あの頃から、この方にお仕えする事が、私の喜びとなりました。

老紳士なだけあって、このご主人様とのエピソードを聞けば、心温まるお話が、色々と出てきそうな感じもしますけども。w

生活の為に仕方なくとか、本当はいけすかない主人なんだけど執事だから仕方なくとか。
この執事さんに、そんな想いは微塵も無いように思えました。

それは、やっぱり執事と言えど、何の魅力も無く意地悪な主人とかだったら、この方に精一杯仕えたい!とは思えないと思うんですよね。

やっぱり、このご主人だからこそ、私の出来る全てで、喜んで頂きたい!
お仕えしたい!
みたいな、そういう出会いやエピソードがあったのだろうなぁー。

なんて、そんな風に思いました。w

この感覚が、なんとも、言葉にするのが難しいんですが。不思議だなぁと思います。

まるで、古い古い、記憶や。
今はもう誰も住んでいない、古びたお屋敷から拾って来たような。そんな感覚で。

ご主人様、そろそろ、お時間で御座います。

そんな感じで。
ペンダントを身につけると、不思議と、執事さんがいつも、必要な事や、忘れていた事などを教えてくれそうな感じがして。
なんだか、便利そうな感じもしますww

しかし、こういう風に書くと、ちょっと怪しいというか。爆
執事が主人を操作していたり、縛っているように見えるかもしれませんが。
そういう事ではなくて、あくまで、最初に主人が決めたスケジュールに沿って、その時間になったら教えてくれる。

みたいな雰囲気でした。

これは、ペンダントの効果とかではないので。
このイメージを言葉で表現するのはすごく難しいんですけど。

この作品のペンダントを身につけるのが、ご主人様という事なのか。
それとも執事さんなのか、というのはわからないけれど。

何かしら、これは。

"指し示す"ものだと思いました。

手の中にある、古びた懐中時計は。
遥昔の、暖かな思い出。

その消せない想いが。
時を刻み続ける、懐中時計が。

未だに、執事としての私を、動かしている。

指し示す方向へ。
指し示す時間へ。
指し示す場所へ。
指し示す、人へ。

それは、他ならぬご主人様が決めた望み。

ならば。

ささやかなれど。
私がお役に立てるのであれば。

どうぞ、私めを御使い下さい。






もしかしたら、キャストライトの石そのものが、思い出の懐中時計を表しているのかもしれません。
そして、キャストライトの周りの装飾は、時計そのものではなく。
あくまでアクセサリーとして身につけられるように変化した。執事の姿や、思い出や、記憶。


もしも、まだ私を必要としてくださるのなら。
喜んで、お仕えさせて頂けたらと思います。



老紳士なれど。
執事なれど。
他ならぬ自分自身が認め、尊敬してた方の為に仕えたい...。なんて。
なんか、、、そういうのって、ぶっちゃけ、むっちゃカッコ良いよね←(爆

っていう。w
そんなイメージの作品なのかなーと思います。









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