レムリアンシード
グリーンドラゴンブラッドジャスパー(6mm丸玉)
ガーネット(4mm丸玉)
タンザナイト(さざれ)
エメラルド(さざれ)
クロムダイオプサイト(さざれ)
委託用作品No.82号!
今回はガンメタ色のクロスです。
ふと、制作日記を書き進めていきましたら、ガンメタシリーズ繋ぐとひとつの物語風になるんじゃね?と思いましたんで。
簡単に繋ぐとこんな感じのストーリーなんじゃないかなーと思って今までアップしたぶんのあらすじを書いてみました。
随分前にレムリアンシードを何個かもりっと母さまから仕入れたんですが。
その一つが急にすげえ気になりまして。
じゃあ、これで久々にクロスを作ってみようかなーと思って作ってみました。
レムリアンシードは穴あきじゃないので固定が難しかったのですが。
今回土台写真は撮ってないものの、ガンメタワイヤーの一色、てのは、とても難しく感じました。
アンティークというか、かなり錆び付いてしまった十字架や、木で作られた十字架のような感じがしましたので。
これも、わりと地味めの色の石を盛りつつも、地味だけじゃない、ちょっと不思議な感じがする色をセレクトして、盛ってみました。
出来上がってみると。
古城の十字架。
それは。
鬱蒼とした森を抜け。
朝靄のような、目の前が真っ白になるくらいの深い霧に包まれた道の先にあるもの。
突然視界が奪われ、それでも進み続けた先に見えてきたのは。
フランスの古城のような。
強大で、壮麗な建物と、小さな街並みのイメージでした。
それを表しているかのように。
深い森と、古城に巻きつく蔦のような、濃ゆい緑色のクロムダイオプサイト。
朝靄のような。深い濃霧の色した、薄青い色のタンザナイトが。
古びた十字架を隠そうとするように、絡みついてゆく。
この城は、決して、誰にでも簡単に辿り着ける場所ではない。
絡みつく蔦と深く険しい森。
視界を奪う深い霧をくぐり抜けた者だけが見つける事のできる場所。
そんな雰囲気がしました。
そして、この十字架の中に埋め込まれているレムリアンシードは。
まるで、剣の刀身のようにも見えまして。
ただの十字架モチーフというわけではなくて。それは同時に剣を表しているようにも思えました。
実はこの古城のイメージの他に、浮かんできたのはロビンフットでして。
昔の放送されていたアニメのロビンフットがもしも持っているならばこんな十字架←w
(たぶん、持ってないと思いますが←w)
ていうイメージでした。
私はロビンフット、あまり詳しくないんですが、調べてみると伝説上の義賊という位置づけらしいですね。
そして、義賊という言葉を調べると。
義賊(ぎぞく)とは国家や領主などの権力者からは犯罪人と目され、無法者とされながらも、大衆から支持される個人及びその集団のことである。
とあります。
この義賊、という言葉と。
作品の十字架のイメージは、私の中ではとてもピッタリな気がしました。
それは、光り輝く金色や、信仰心を表す銀色の、真新しい十字架ではないのかもしれない。
朽ちかけ、錆び付いてしまったように見える十字架。
それでも、その十字架を。
自分は決して、手放しはしない。
それは、自らの戒め。
それは、自らの誓い。
たとえ、他の誰かから、自分が穢れて見えてしまったとしても。
この、義の為に。
盗賊と、義賊の違いは、大衆から指示される、というのが、やっぱりポイントなのかなーとか思うんですが。
正義を振りかざしていたとしても、やってる事は犯罪ギリギリ←wだったりすると、盗賊とあんまり変わんないじゃん!
て、そんな苦悩とかもあるんじゃないのかなーとか思うんですけども。(^^;;
それでも、これは自分の私利私欲ではなく、あくまで周りの為に、貧しき者の為に立ち上がるのだ!
っていう事だと思いますし。
大衆を、義賊である仲間をまとめる為に。
自分の中にある戒め。
十字架を手放さぬように。
赤色のガーネットは、そんな決意の色のように見えました。
朽ちかけた十字架の中に垣間見える、輝かしき透明なレムリアンシードは。
穢れなき、剣の刀身の表れ。
そんな、祈りのような想いに呼応するように。
グリーンドラゴンブラッドジャスパーは、大衆に支持されるような強大なカリスマ性や。
清濁全てを合わせ飲み。
古城さえも包み込むかのような大きな器を表した色のように思えました。
華やかな色や、輝かしき色ではないけれど。
包容力のある、頼もしい色。
この人に任せたら、大丈夫なのかもしれない!
なんとか、なるのかもしれない!
現状に諦め、これ以上どうする事もできないと嘆いていた自分にも。
その人を通して、希望が湧いてきて、見出せるような、そんな色。
ロビンフット、というのはおそらく比喩ですので。ロビンフットそのものを表しているというよりは、そういう人物や、そういう人の雰囲気を表しているのだと思います。
なんとなく、器の大きさというのが、劉備玄徳を思わせる気もしますが。w
周りに準じる正しさではなくて。
あくまで、自分の中での、正しさに準じる事。
それは、たとえ誰かに誤解され。
或いは、嫌われたり、疎まれる事になったとしても。
それさえも覚悟してやり遂げる事。
て、、、今思ったら。
現代で言えば、これはまさに、半沢直樹みたいですねwww
いつもいつも、そんな事してたら大変なのかもですがw
わりと、そういう決断を迫られる事ってあるというか。大なり小なりそんな状況に遭遇する事もあるかなと思います。w
ただの自己満足や、周りに媚びて屈するのではなく。
他ならぬ自分自身の為に。
そして、周りの為に。
この義に準じる。
つまり、倍返しだ!←(違)
それは。例えるのなら。
古城に眠る伝説の十字架。
昔、昔。
おとぎ話のようなはるか昔に存在していた。
今はもう。伝説として伝えられているような人物が持っていたとされる。
古びて朽ちかけた、ただの十字架。
誰も居ない古い教会で祈りを捧げて。
そんな自分を、らしくないなと自嘲しながらも。
せめて、大切なものは手放さぬように。見失わぬように。
自分自身を保つ事ができるように。
強大な城さえ飲み込むような器。
大衆を惹きつけるカリスマ。
錆び付いて、ボロボロになりながら。
それでも、輝く光を、常に内に宿していた。
それは、遠い遠い。昔のお話。
今は亡き古城と共に。
忘れ去られた、古びた十字架。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
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まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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