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プレゼント企画作品【Elements -Fire-炎の小瓶】Pendant Top

2015年8月6日木曜日

プレゼント作品

t f B! P L



アメジスト

(mixiネーム、こおり さんから頂きました)


プレゼント企画作品!!

今回は、1月のコミックシティ福岡にて、遠方からお越しくださいました、こおりさんという方から頂いたアメジストで作らせて頂きました!
ありがとうございます~!!

こおりさんは、以前にBlue Whaleで委託作品を購入して頂いたお客様でありまして。
コミックシティ福岡でお会いした時には、お手紙と、石を手渡してくださったんですが。

その、アメジストを見た瞬間。


これ!プレゼント企画使っていいですか!!!←(割と唐突に聞くという)

オイオイこいつ、直感でしかモノを言ってねぇな。←と、後で反省するくらいの直球な聞き方をしちゃったんですが。(^^;;

こおりさんからは、快く了解を頂きましたので、いつかの機会にプレゼント企画作品として使わせて頂こう!と思ってました。


てことで、そのアメジストちゃん。
ついに出番がきましたよ!

既に地と水を作っていたので、残りは風と火

頂いたアメジストは、うっすら紫色の平たいルースだったんで、これは火になるのかな?
しかし、紫のアメジストに石を盛らずに火ってどうやるんだ?

と思った瞬間にアイディアが!!

赤いワイヤーより線にして混ぜたらいいやん。←w


かくして、今回は4大元素の火をモチーフに、作ってみましたー。(つ∀`*)

出来上がってみると。



Elements -Fire-
-炎の小瓶-



その小瓶の栓を抜くと。
目の前に、小さな炎の精霊が現れた。

赤々と燃え続けるその身体から。
ほとばしるような閃光。
強いエネルギー。


よろしく、ご主人。


生意気な言葉使いで。
彼はソッポを向きながら、拗ねたように挨拶する。

やれやれ、とんだ厄介者を背負い込んでしまったものだ。

覚悟して開封したとはいえ。
炎の性質は御しがたく。
その魔法を使いこなすには非常に骨が折れるという。

だが、そんな言葉や想いとは裏腹に。

同時に、美しく燃える彼の炎に見惚れてしまっている私も居る。


ああ。これからよろしく。
炎の精霊よ。

視線も
握手すら交わせぬ挨拶だとしても。


私は、お前を解放すると。
そう心に決めたのだから。




地のペンダントでは、
地下の古代遺跡に眠る魔法を。
風のペンダントでは、
水の都へ、思いっきり豊かなバカンスの夏休みを(笑)描いたんですが。

今回の火のペンダントは、アラジンの魔法のランプのようなイメージで。笑

小さな炎の小瓶の栓を、ポン!と抜くと。
たちまち、炎の精霊が瓶の中から、現れる。

お前の願いを3つ叶えよう。

なーんてことを言ってくれるかとおもいきや。

炎の精霊は、主人の言うことなんて全く聞かず、勝手気ままで、非常に生意気です。

形としてはアラジンの魔法のランプなのですが。
性質としては、西遊記の孫悟空のように、力が在るのに、三蔵の言うことを全然効かない超生意気な性格。笑


とてもとても、彼を"使いこなす"なんて不可能。
どれほどの強大な力であっても。
利用しようとすればするほど、ドツボにハマる。

だから、それをコントロールできないのならば、封じ込めるしかない。

彼も、ワガママ放題、勝手放題に散々暴れまわった挙句に、その憂き目に遭い。
小さな、小さな炎の小瓶に閉じ込められてしまった、哀れで強力な精霊です。笑

ですので。

瓶に封じたまま。
永遠に閉じ込めてしまう事も可能だったろう。

その性質、その炎の力を

邪魔だ。

と認識するのならば。


だけども、私が浮かんできた物語は。

炎の精霊を、あえて。
その小瓶から解放しようとする物語。

利用しようとする
悪意からではなく。

彼を憐れみ可哀想と思った
善意からでもなく。

その炎の精霊に。
自分自身を重ねてしまったが故に。


しかし。
単純に栓を抜くだけでは、精霊は自由にはなりません。

二人はこれから、仲良くケンカしながら。笑
炎の小瓶に閉じ込められてしまった精霊を解放する為に。

旅に出るのです。



メインのアメジストのルースは、薄っすら紫色で。
とても、炎のイメージとは程遠い石だったんです、が。

ゴールドカラーワイヤーと、赤いワイヤーをより線ににして作ってみると。

みるみると、炎の力を纏った小瓶に見えてきました。

アメジストの部分は、薄っすらと紫色のガラス瓶のようなイメージで。
その中を覗き込めば、もしかしたら、小さな炎の精霊が見えてきそう。w

ゴールドワイヤーの金色の装飾を施した、ゴージャスな小瓶。
アラジンの魔法のランプのような見た目、世界観のアイテムです。

抑えつけても。封印しても。
それでも、瓶の周りには赤い炎が揺らめき、ここに居るぞ、と主張する。

俺を出せ!解放しろ!

と言わんばかりに。
瓶の周りに、炎のエネルギーがグルグルと回る。

だけど無情にも、冷たいアメジストの小瓶は、どのような強い力にも割れるコトがなく。
冷静に、蓋をするように。
完璧に封印してしまっている。


小瓶の栓を開けると精霊が外に出れるものの。
それは封印が解けたのではなく、有る程度の範囲を動いたり、少しばかり力が使える程度であり。

瓶の持ち主が、栓をするだけで、精霊は元の瓶の中に閉じ込められてしまう。

という非常にめんどくさい、犬の首輪のような小瓶です。(笑)

自由を奪われた炎の精霊が。
外に出られるかどうか、は持ち主次第。



とても象徴的だなぁと思ったのが、

今回は、遺跡や、都という場所ではなく。
火や炎という性質、性格に関係があるのかなと思いました。

燃えるような熱い、情熱。

手に負えないくらいに激しく。
湧き上がる気持ち。
烈火のごとく激しい怒りの感情。

ワガママで自分勝手。
思い込んだら一直線。

一度火がつけば、心は止められない。


炎の性質てのは、とてもパワフルでエネルギーがありますが。
その分、使い方を間違えば、火傷じゃすまないぜ。てこと、多いと思うんですよね。

例えば、自分のそういう性質に振り回されたり。上手くコントロールできなかったりして。

やがて、深い、深い心の奥に。
その性質を封じ込めてしまった。

こいつは邪魔者だ。と。

しかし、炎の性質、エネルギーってとても大きいと思うので、
押さえつけてしまうと、抑えようとすることに余計にパワーを使っちゃって、ヘロヘロになってしまったりと。
結構大変なんじゃないのかなーと思いまして。

この作品では、そんな自分自身の火の性質と、少しずつ向き合ってゆくコトもテーマなのかなぁと思いました。

邪魔者として封印し続けるのではなく。
その小瓶の栓を抜き。

あえて対面してみること。

厄介者だと思っていた。
何かを燃やし尽くし、傷つけることしかできないものだと思っていたその怪物は。

本当は、どんな存在なのか。


良い側面も。
悪い側面も。

同時に見つけて、うまく、向かい合ってゆけるように。

西遊記の旅路のように。
やがて、その過程で信頼関係が結ばれてゆく。

一度封印され。
そしてまた、自由になった時。

彼はまた暴れまわるのだろうか。


それとも.......?





初めて、炎の小瓶を見た時。
あの紫がかったガラスの中に閉じ込められた炎の妖精の姿と。
自分自身が何故か重なってみえた。

小さな容器に閉じ込められた
哀れな精霊。

だが、私自身はといえば、
どうなのだろう?

自由を求め、同時に足踏みしながら。
結局、何もかもに縛られ、どこにも行けないでいる臆病者。

私もこの小瓶に閉じ込められた精霊と同じじゃないか。


ーーならオレが、全て焼き尽くしてやろうか?この小瓶から出してくれるなら、喜んで燃やし尽くしてやるぜ?

小瓶のガラス越しに、炎の精霊がニヤリとせせら笑う。

バカな。
そんな取引に応じる筈もない。
私はこのままで満足なのだ。


そう思っていたのに。


なぜ、瓶の栓を抜いてしまったのだろう。こんな厄介者を、わざわざ自分から背負い込むなんて。


ーーお前は、どうしてオレを解放して自由にしようとするんだ?


ことあるごとに厄介なイタズラや事件を起こして。今も散々私の手を焼く、炎の精霊。

ぶつかり、衝突し。
何度小瓶を捨ててやろうかと思ったくらいだ。

封印を完全に解いて自由にさせよう。なんて。
とんでもないことをしようとしてるのかもしれない。
ああ、だけど。

何故だろうな。


お前が自由になったら。
私も嬉しい気がするんだ。


ーーなんだよ、それ。
意味わかんねーよ。


相変わらず。
ソッポを向いたまま。

だけど、お互い目線を合わさず、
くすりと笑うような。
こそばゆい感覚。

炎の精霊との。

不思議な旅路。

時に振り回され。
時には手を焼く、厄介者。

どうしてなのだろう。

その、炎の輝きが私の中で消えることなく。むしろどんどん、大きくなってゆくのは。

美しい炎の揺らめき。
どれほど長い間封印されても。

消える事の無い、素直で自由な心。

心の灯火。
希望にも似た気持ち。

いつからだろう。
彼と共に過ごすうちに。
怒ることも、笑うことも。
随分と増えた気がする。

何度も、何度も。
繰り返しながら。

小憎らしく。
だけど最高に美しい炎。

彼と、この旅路を続けることが。
こんなにも、楽しいと思えるなんて。


そうなのだ。
いつの間にか。


お前と居るコトで。
私は、自由になれた気がするんだ。





ある時、私は。
初めて精霊に自分の素直な想いを伝えた。

彼を利用する為でなく。
憐れみを向ける為でもなく。


私の、心からの。
感謝の気持ちを。

炎の精霊は。
少しばかり、目を見開いて。
驚きの表情を浮かべる。

ーー ......そーかそーか。オレのおかげか。

それじゃ、オレもちゃんと、自由にしてもらわないとな......

ソッポを向いた彼の頬に、ほんのわずかに、光るもの。

彼の涙もろい一面を知ったのは、この時だ。

ーーなにジロジロ見てんだよ。気持ち悪い。

いくぞ、ご主人。

いつかオレを、自由にしてくれるんだろ?
はやく方法見つけてくれよな!


この時、初めて。

笑った表情を浮かべた炎の精霊と。
初めて顔を向かい合わせた。

彼と交わした握手は熱く。
なのに、不思議と火傷一つしていない。

きっとこの時。
私も微笑んでいたように思う。

熱い気持ち。

彼にとっても。
私にとっても。

それは

とても、優しい炎だった。

Elements -Fire-
-炎の小瓶-



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