タイトルのテキスト
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プレゼント企画作品【Elements - Wind -ヘルメスの風の杖】

2015年8月11日火曜日

プレゼント作品

t f B! P L


虹色の花☆新館☆1周年記念プレゼント企画!にて制作した作品です。




水晶ポイント 2石(楓さん提供)

プレナイト
グリーンアメジスト



プレゼント企画用作品!

ラスト!は、ちょっとだけ豪華に。笑


楓さん提供の水晶ポイントを二つ使って、ワンドを作ってみました。
(つ∀`*)
こちらの水晶は、水のエレメントモチーフのペンダント、大河の一滴に使ったものと同じ水晶でして。

楓さんからは3つ頂いてましたので、そのうちの二つを組み合わせて作りました。
小さいながらもとても透明感のある美しい水晶で。

風をイメージして作ろう!と思った時に、

普通はワンドとなると、上下に石を配置する形だと思うんですが。
今回はあえて上部に2つ、固定して取り付けて、二股のワンドの形が思い浮かんだんですね。

そして、プレゼント企画作品のペンダント3つは、石を盛らずに作りましたが。

こちらは、ワンドだし、せっかくなのでメインを邪魔しない程度に、ちょっとだけ盛ろう!と思いましたので。w

この作品のみ、石を盛っての豪華なワンドになっております!www
(つ∀`*)

いきなり過去3作品の前提をことごとく覆す自由な風が、
吹いているんだぜ!笑



てことで、出来上がってみると。






Elements - Wind -
ヘルメスの風の杖


天空の神殿には、

風を自由に操る魔法の杖が納められているという。

遥かな空。
地上ではない、何処か。

雲の上に在るのだろうか。
それとも、ここからは見えない程の
上空にあるのだろうか。

私はいつも、あの青い空を見上げては。
天空の神殿に思いを馳せていたものだ。


そんなもの。
手に入れられる筈も無い。
現実を見てみろと。

皆は私の言葉を面白がって笑い、よくバカにされたものだけど。


それでも私の心は、悠々と地面を蹴り出し。
空へと浮かび上がる。

自由の翼。

ほら、風の声が聞こえる。


見えない風よ。
道を示しておくれ。

神殿へと続く道をーー。


心に浮かび上がる想い。

風の天使が現れ。
二つの道を指し示す。


単なる想像だと思うだろう?

なのにこの瞬間。
私はいつも。

神殿に納められている筈の

ヘルメスの風の杖を、
手にしているのだ。







プレゼント企画作品ラスト!は、4大元素の風をモチーフにした、風の杖。

アーティスティックワイヤーのシルバーカラーに、楓さんセレクトの水晶ポイントを、それぞれ固定してからくっつけまして。
あえてメインの水晶を、二股の形になるようにしてみました。

制作途中までは、プレナイトと、グリーンアメジストの石を盛り付けていたとしても。その存在感はかなり希薄で。

まさに、風そのもののように。
掴み所が全く無い印象だったんですよ。

だけど、最後の最後、緑の細いワイヤーをより線にして飾りつけると。

掴むことも、見ることもできなかった風が、クッキリと姿を現して。

初めて、風の杖を掴んだような気持ちになりました。

トルネードのように渦を巻く螺旋。
穏やかな色合いは、言い方を変えれば、どこまでも薄っすらとしていて。

ほのかに感じる緑色が、見えない風を思わせる。

ささやかな優しい風のようで。
それは容赦無く、貴方を巻き込んでゆく。

自由な風を。
捕まえてしまったような奇妙な感覚。

そこに、ワイヤーで作った翼が。
さらに風を強く巻き起こして、コントロールする為の装置のようにも思えました。


全体的に見ると、天使のシルエットのような。
はたまた、ヘルメスの杖のような形。

実は、ヘルメスの杖と書いてますが、作った時は全然意識してなくてですね。←
お月ちゃんに見せた時に、教えてもらって初めて気がついたんですが。

ほんとやん。めっちゃ似てんじゃん。wwww

てことで、この名前をつけてみました。ww

そしてふと、双頭の鷲という言葉のキーワードも浮かんでまして。
今回は、この杖の二股に分かれた形状が、テーマのひとつなのかなーと思いました。






正解は、一つでは無い。


私がこの杖から感じた印象を言葉にするとこんな感じで。

最初は、
二つの行き先、二つの選択肢。
二つの道の岐路に天使が立ってるような感覚がしたんですね。

門番のような役目の、風の天使が目の前に現れ。

いつも、貴方に問いかけてくる。

貴方はどちらの道を選び。
進んでゆくのですか?


と。
こんな風に書くと。

片方の道が正解で。
片方の道は不正解。

片方が天国で。
片方が地獄行き。

なーんて想像してしまいがちなんですよね。

選択肢を示されると、そのどちらかしか選べないが故に。

選ばなかったもうひとつは、
自分の今の現状次第で、

あの時にこちらを選択していれば!!という、後悔に変わってしまったりする。

だけど、この杖は。
二つの道の中で、正解を導き出すのではなく。

どちらか片方が正解な筈!という思考から自由になる為のもの。

なんじゃないのかなーと思いました。



炎の小瓶のペンダントでは、自分自身の抑え込んでいた性質と向き合うことで、心が解放されて自由になる。という風な感じで書きましたが。

それは、もともと何かしらに縛られているコトや、押さえつけているコトが前提で、その縛りや押さえを外して自由になる。
という感じのイメージだったんですが。

こちらの風の杖の自由さは、
なんだかもっと、
規格外の自由さを感じたんですよね。

範囲は広く。汎用性が高く。
何にでも応用できるような感じ。


でも一言に自由。と言っても。

その範囲は人それぞれで、丁度良い塩梅があるのかなーと思うんですけどね。

この杖から感じるのは。

選択肢を迫っている癖に。

その選択肢には、実は意味が無いことを示している感じがしたんです。

二択だろうが、三択だろうが。


君が選んだものが正解だ。


じゃあ、なんで最初に選択させるんだよ!w

とツッコミを入れたくなる感じ。笑


でも、これは、意図を明確にすること。望む道をはっきりさせる為に、あえて選んでいるだけで。

選ぶということは、単純に、そこに行こうと思ってるよ!という意思表明な訳です。

それが、"正解かどうか"なんてことは実は関係ない。

君が、その道を

行きたいのかどうかが、重要なのだ。



よくよく考えると。
選択肢を選ぶ際。

自分が心から望む方向と。
周りが望んでいそうだから、そちらを選ぶ場合とか。
こっちの方が得だとか損だとか。
色々と頭で考え過ぎてしまって、わかんなくなっちゃう。

てこと、沢山あると思うんですよ。

んで、大抵、迷ってる時は、どちらか片方が正解な筈!とか。
どちらがよりお得なんだ?

とか思ってしまって、グルグルと思考が回って選べなくなってしまう。w


だけど、この杖が示すことは。
とてもシンプルです。

君が行きたい道を、選べばいい。


心に吹く風。
それは螺旋を描き、クルクルと上昇し。
やがて強く、強く。
吹き抜けてゆく。

自由な風が、私にささやきかけるのだ。

君は、どちらの道を行きたい?


何の縛りもなく。
何の制限も無いのだとしたら。

君はどちらを選ぶの?


掴み所の無い風が。
自由な風が。
グルグルと回っていた思考を収め。
凝り固まった考えを解き。

どんどん、シンプルになってゆく。


行きたい所に行けばいい。
欲しいものを手にすればいい。

貴方の望む道を。
進めばいい。

その道の先に、

天空の神殿とヘルメスの風の杖が在るのだから。



そして......同時に。

神殿に行かなくても。
自分は、既にヘルメスの風の杖を持っている。

という不思議なイメージもあったんですね。

これは言葉で書くととても矛盾しているんですけども。

実物として、直接杖を手にしている訳では無いのだけど。
意思表明をした時点で、もう心の中には杖を手にしてる自分。
ていう、望みを形にしたものが既に在るんじゃないかなと思ったんですね。

だから、道や選択肢を選ぶことそのもので、
正解、不正解が決まる訳じゃない。

そして、これはもしかしたら。

どの道を選んだ所で。
たどり着く所は同じだ。

という事なのかなと思いました。

どのような選択肢を選び。
どれほど遠回りしたとしても。

やがて一つに収束し。
たどり着ける場所が在る。


杖の先端は二股で、道は二つに分かれているように見えていたけれど。

逆から見れば、全ての道が一つに収束する瞬間にも思えてくる。






そうなると。

実は、最終的には

ヘルメスの風の杖は存在しない。
だけど、存在する。

という。言葉で書けば、
なんじゃそりゃ。

みたいなコトになると思うんですよw

在るっちゃあ、在る。
無いっちゃあ、無い。

なんだそりゃあ。
もう全く、意味がわからない。笑


でも、言葉で書くのは難しいですけど。
なんとなく。
そうなんじゃないかなと思うんです。

何故なら風は。

見えないし、形も無いし、掴むコトもできないし。
感じることしかできないから。

どれほど心の中に、ヘルメスの風の杖をリアルに描いたとしても。


それでもやっぱり、自分の型や、理想にはめ込んで、固定することができない。

だって、風を杖にしたんですから。

その杖は存在するけれど。
実は存在しないのです。


ヘルメスの風の杖、とは。
なんらかの比喩だったり、象徴だったりすると思いますが。

本当、自由度が半端ねぇな。←

ていう、何でもありな杖なんだと思います。笑

杖というのは、この形でしかありえない!

そんな思考さえも手放してしまう程に。


風の杖が納められた天空の神殿と。
貴方が既に持っている風の杖が、引き合ってゆく。

そう、杖は一つとは限らない。
正解も一つとは限らない。

自分が望む形さえも。
決まっているとは限らない。

そんな、何もかもが曖昧な中で、

唯一貴方を導く存在が。

風の天使という形で、現れるんじゃないのかなーと思いました。


もしかしたら、それは。
風の魔法が具現化した形。

ハイヤーセルフのような、ガイドさんのような。
貴方を上から見守り、導く存在。


だって。

杖は最初から貴方が持っているのだから。








天空の神殿。

美しくも荘厳で。
静謐な空間に、足音が響く。

この神殿に住まう者は
わざわざ歩く事がないそうだ。

美しい翼をはためかせた風の天使の案内の中。

神殿に響く私の足音は耳に心地よく、
そして、期待に心を弾ませる。

風の導き。

心のままに指し示す道を進み
行き着いたのは。

夢にまでみていた、
天空の神殿だったのだから。



――これが、我が神殿に納められた、
ヘルメスの風の杖です。

しかし、
私の期待を裏切るように。

その指先が指し示した先には。

何も見えない。

近づいて、手を伸ばして、微かに感じるのは。

掴むことはできない。
柔らかな風の感触。

風で作られ、風を纏い。
風で成した杖。

なんてことだろう。

私にはどうしても、それが見えない。
掴むことが、できない。


最初から、そんなものは無かったとでも言うのだろうか?
皆が笑うように。

私の進んできた道は。

全て、無駄だったのだろうか。

心が折れそうな
落胆した気持ち。


それを察したのか。

風の天使が、優しく私に語りかけた。


そうです。
何も、見えないでしょう。

でも。ここに杖は在るんですよ。

風の天使が、ゆっくりと空中に手をかざした後。
私の手をそっと、握りしめた。


――貴方の心の中。
手の中にはいつも。
見えないヘルメスの風の杖が在りましたね。

全て見透かされたように
風の天使に微笑みかけられ。
私は戸惑う。

確かに。
私はいつも心の中で。
空を駆け、天空の神殿を夢見て探していた。

そして、その時にはいつも。
想像の中で描いた、ヘルメスの風の杖を握りしめていたのだから。



――そうでなければ、ここには来れないんですよ。

ハッとするような言葉。


この神殿に。
辿り着くことが出来るのは。

貴方が
ヘルメスの風の杖を手にしていたからこそ。

そんなの、おかしいですか?
でも、そうなんです。

貴方は覚えていなくとも。
私は、貴方を覚えていますよ。

貴方の心の中で。
今まで何度も会っていたじゃないですか。



ようこそ。
やっと、この場所で会えましたね。

そして、
おかえりなさい。^ ^



まるで風が仕掛けた冗談のような、壮大なゲーム。


ヘルメスの風の杖は確かに、ここに在って。
しかし、それは存在していなかったのだ。

ここに来れるものは、皆、ヘルメスの風の杖を持っている筈なのに。
自由な風は、誰の持ち物にもならない。

目の前に在るという、見えない杖は。

最初から、

掴むことさえもできないのだから。



私も、思わずおかしくなって、声を上げて笑ってしまった。

そうか。

現実には見えなかった。掴めなかった。

ただそれだけで。

私はずっと......

最初から、杖を手にしていたんだな。


心に描き続けていた。
ヘルメスの風の杖が輝いてゆく。





取り戻したのは
自由の翼。

心は悠々と地面を蹴り出し。
空へと浮かび上がる。

風の天使が
指し示す道導。

風の声が聞こえる。

さて。

それでは。

風の天使よ。

次は何処へ、
遊びに行こうか。

Elements - Wind -
ヘルメスの風の杖












虹色の花shop【ネットショップ】
http://nijiironohana.com/ 

ルースセレクトオーダーもはじめてみました!

まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^







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