コロンビアレムリアン
アクアマリン(カボション)
タンザナイト(ミニボタンカット)
ホワイトトパーズ(ミニボタンカット)
ネオンブルーアパタイト(さざれ)
新館用作品No.9!
お次は、久々にコロンビアレムリアンで巻いてみましたー。
7月に開催したプレゼント企画にて、アラゴナイトの御守りを作った時に、これは色々と応用のできそうな作りだなと思いましたので。
今回はコロンビアレムリアンを使用しての、少しサイズを小さめバージョンで作ってみました。
のちのち、もっと小さい水晶を使用したりして、このタイプの形を銀線で作りたいなぁと思いつつ。
今回は、中くらいのサイズを目指して、土台を作っていきました。
途中で、アクアマリンのカボションも巻き込みまして。
土台はこんな感じになりました。
この時点で、石を盛るかどうかで、相当、悩んだんですよ。
もう中央にアクアマリンを組み込んだ時点で、ほぼ完成!!な見た目になってたんですよ。
でもやっぱり少しだけ石を盛ろう!と思って、色々と合わせた所......今回は珍しく指定がありまして。笑
土台のワイヤーのラインを隠さないように、ワイヤーの下側に石を通して盛る。
という事をやりました。笑
出来上がってみると。
海神(わだつみ)の御守り
コロンビアレムリアンの、透明感抜群!のポイントをメインにして、アクアマリンのカボションを組み込むと。
静かな青い海がどんどんと、コロンビアレムリアンの上から広がってゆきました。
アーティスティックワイヤーのシルバーカラーで、海の波打つような動きを表しながら。
隠されている小さな羽は、飛び魚のような薄羽で、海を跳ね、何処へでも行ける為のもの。
そのワイヤーの描いたラインを石で隠して消してしまわぬように、さらに立体感が増すように、濃ゆい青色のネオンブルーアパタイトを、ワイヤーの下側に配置して。
煌めく水飛沫と白波のような、ホワイトトパーズと、タンザナイト。
このイメージから、最初は、海の女神様や、水の精霊、セイレーンなどの、女性的なイメージのものなのかな?と思っていたのですが。
ふと見つめていると、どうも......厳しそうといいますか。(汗
男性的な感じがしまして、海神の方がイメージに近いのかなと思いました。
アクアマリンの、波の無い穏やかな海の上で佇む人影。
何故か、平安時代の白い着物を来た、男の人の姿が、霧の中からふっと、浮かんできまして。
これが、荒ぶる波や海を即座に鎮めるような。
ものすごい静けさを感じさせる人。
私が普段作る作品で、海をモチーフとした作品は多いですが、大体は海の中や深海、海の底だったりと、海の中に入ったような感覚を感じる事が多いんですよ。
でもこの作品は、何故か上空スレスレから、海と波間を眺めるように。
海の真上や、波の上に静かに佇んでるイメージなんですよね。
これは勝手な解釈ですが、
例えば、どれだけ静かな海でも、荒ぶる海でも、船に乗れば必ず、波の影響で身体は揺れてしまう筈なのに。
その人の周りだけは、どのような波でさえも消え去ってしまったかのように、とても静かで。
身体が揺れているようにも見えません。
そのイメージが浮かんだ時に、なんとなく、この海の波とは、感情の起伏のようなものなのかなと思いました。
どのような波の上でも、自分自身の位置を定める。
どれほどの荒波に巻き込まれても溺れぬように。
最小限の揺れにとどめ、穏やかに、静かに、自分自身の中心を知っている人。
これは例えば、女神様だったり、女性のイメージであれば、波の揺れさえも受け入れて海の中に潜り入ってしまったり、その中で揺れてしまう原因を探していくような感じなのかなと思うんですけど。
この作品の、男性のイメージな部分というのは、どのような激しい荒波でさえも、それに影響される事がとても少なく。
即座に波や心を静められるように、という意味合いが強い御守りなのかなと思いました。
これは、あくまで私が個人的に、男性っぽさや、女性っぽさのイメージを通して感じてる事が、そのまま現れてるだけだと思いますので、私のイメージの中では今回は、男性的なイメージの神様ということで。
海神(わだつみ)と名付けただけですので。
実際の姿はどうなのかというのはわかりませんけども。
元ちとせさんのワダツミの木という曲のイメージとも、重なるのかなぁーと思いました。
貴方が溺れぬように。
迷わぬようにと。
いつでも、その心を静められるようにと、サポートしてくれる存在。
在り方や、スタンスとしては、海の中に入るのとは真逆のアプローチですが、あえて海の上で対処するならば、最も感情や波の起伏がある場所で、振り回されない、影響されない。
最小限にとどめるというのは凄く大切だと思いますし。
自分が船酔いして巻き込まれてヘロヘロになるよりも、物凄く冷静に色んなことに対処できて、広く海の上を見る余裕ができるのかなと思いました。
そういう意味では、海の波も、感情の起伏も、完全に静止する事は絶対に不可能であっても、その波の上で影響されずに静かに佇む事は可能だと。
まるで、そう言われてるように感じまして。
それは、自分の周りに結界を張るような事にも思えるんですが、どれだけ海の波が静まったとしても、揺れそのものを無くしてる訳じゃないと思うんですよ。
とても不思議な御守りだなと思います。
波に乗るのでもなく、呑まれるのでもなく。振り回されるのでもなく、委ねるのでもない。
ただ、その波の上で佇む。
その難しさ。
ふと気を抜けば波に巻き込まれて溺れ。
ふと、力を抜けば波の上で流されてしまいそうになる。
なんというか、普通は無理なんじゃねぇのそれ?汗ていうくらいに、難しい事のように思えるんですが。
だけどその海神の前では、波はそのままの姿で通り抜け。
溺れる事も流される事も無いのだろうなと思わせられる、抜群の安定感のような、バランスの良さ。
小さな小舟を漕いで、朝霧の海の上で佇む貴方に会いにゆこう。
心が荒び、荒れ狂う波の中でも。
きっと、貴方は私を見つけてくれる筈。
その静けさと。
その美しさで。
一瞬でも、どうか。
時を止めて。
私の中の静寂を、取り戻させて。
不思議と、勝手に向こうから助けにやってくるのではなくて。
あえて、自分の心を自覚してこちらから出向かなければいけない感じがしてまして。
その辺も、ちょっと厳しい所なのかなぁと思うんですけどね。w
苦しいとか、辛いとか、激しい感情の起伏に苛まれていても。
勝手に助けたりはしない感じなんですけども。
でも、きっと、小舟でも何でも。
その船をこぎ出して助けを求めれば、必ず貴方を見つけ出して、サポートしてくれるんじゃないかなと思いました。
この荒波の中、随分と頼りない小さな船で流されてきたものだ。
私がどれだけ、其方の呼びかけでこの広い海の上を探したかわかるか?
さあ、この手をとって。
乗ってきたその小舟から、早くこちらへ。
もう大丈夫だよ。其方はこの荒れ狂う海の中、高波に流されていながらも、ここまで来れたのだから。
私と共に居れば、やがて荒れ狂う波もこの海も静まり。静寂が辺りを包む事だろう。
この御守りを、其方に。
この先も必要とあらば、いつでもこの静寂がもたらされるように。
そう、祈っているよ。
厳しいけど優しくて。
そして澄み渡るような静けさをもたらす。
海神の御守り。
ルースセレクトオーダーもやってます!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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