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プレゼント企画作品【Dark of the rainbow-暗黒の虹-】

2016年1月29日金曜日

プレゼント作品

t f B! P L


レインボーオブシディアン


ラブラドライト
マルチカラームーンストーン
ブルーゴールドストーン

昨年の12月に開催しました、
購入者限定!感謝感謝のプレゼント企画2015!

レインボーオブシディアンのセミオーダー!に当選されました。

当選者 ゆかママ 様への作品です。



オーダーリクエストはこちらでした。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

全ておまかせします

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* @


ということで。
こちらの作品は全ておまかせ!

おまかせの場合はですね、最初にイメージが浮かぶものと、ぶっつけ本番の場合とあるんですが。

今回は、テーマ的なものが一つ浮かんでました。


どことなくルシフェル系な天使の作品。
(なにそのおぼろげな感じ←)

これがね、完全な堕天使とは違うんですよ。
でも、キラキラの光あれ!な天使とも違うんですよ。

なんか......中間?←(爆)

てことでね。
なんじゃそりゃあ。(; ̄Д ̄)

とか思いつつ、土台はこんな感じでした。





土台の時点で、
私の中のイメージとしては、暗黒の扉が出現したぁぁ!!(笑

て感じでして。

予想以上に、
か、かなり。
個性的やぞこれは!!!?(□`;)


おまかせだが、大丈夫か?!


ていうのでね。
せめて最初はカラフルに、可愛らしく石を盛ろうとしましたら。

なんと、色の付いた石は(赤とか黄色とか)一切、ことごとく全拒否、
完全に却下されまして。www

まあね、拒否といっても石が喋る訳じゃないんでね。
私がそう感じただけの話なんですが。

色のついた石を乗せるだけで、物凄い違和感。

あーこれもう、色つけちゃダメってこと???(汗
全カラー拒否る感じ?w
こういう注文、珍しいなオイ!


てことで、私の作品にしては非常に珍しいんですが。

白か黒の石だけを選んで、石を盛っていきました。


出来上がってみると。






Dark of the rainbow
-暗黒の虹-

己の影の中を進む。
月明かりの中。星の瞬きの中。
その翼で、宇宙を飛び立ち。
闇と対面する。

あらゆる色が混ざった混沌の中で。
望みの色を取り出す為に――


メインのレインボーオブシディアンは、BWの翠店長(もりっと母さま)セレクトなだけありまして。
黒の中に、薄っすらと虹が溶け込んだような色彩が混ざり合う、絶妙な色合い。

そのルースを、シルバーカラーワイヤーで巻いてゆくと。

両側には天使の羽。
そして、魔法陣が浮き出てくるようなイメージで。
暗黒の扉が、目の前に出来上がってゆきました。

その扉を彩るのは
ラブラドライトの宇宙と。
ブルーゴールドストーンの煌めく星空。

そして、マルチカラームーンストーンの微かな月明かり。

セフィロトの樹を思わせる石の配置。

私の作品には珍しい、左右対称の形。


自身の影と闇を表した世界へ通じる、重たい扉。

不思議な紋様が描かれた、黒い仮面をつけた番人。
それはまさに、己の影の象徴で。


そこに現れる天使の案内人は......

もしかしたら、ルシフェル?

たぶん、厳密には、ルシフェルそのものは見えていないんですが。
何処と無く、その雰囲気を感じるといいますか。

プレゼント企画作品の、アフリカンサンストーンで製作した、太陽と月のマリアージュとは、全く真逆のイメージの作品となりました。






眩しい光にあえて背を向け。
浮き上がる己の闇を見つめる。

仮面をつけた自らの影と

魔法陣を描いて出現する扉は、
まるでブラックホールのように全てを飲み込んでしまいそうで。

思わず、後ずさりして。
目を逸らしたくなる。


――恐れるなかれ。

その闇も影も、己の中の一部。


――そこから、お前の望みの"色"を取り出せ

混沌とした暗黒の中に。

おぼろげながら、見えている虹。

翼を広げ、自ら、
扉の奥へと足を踏み込んでゆく。









実はこの作品は、プレゼントの4作品の中で、最もスパルタなイメージでして。

おまかせでこのダークさて。

大丈夫かなぁ。(汗)

と、作品名をつけるのも、ちょっと悩んだくらいでした。

しかし、暗黒の虹という名前からして、ダークな印象こそ強いですが。
ネガティブな作品では無いんですね。

自分自身、最も嫌で見たくない影や闇の部分を、直視する。

複雑に絡み合って、混ざり合って、黒にしか見えなくなった色彩の中から、望みの色を取り出す。

これは、絵の具とか、カラー粘土とかに例えるとわかりやすいかなと思うんですが、

色んな絵の具や、粘土を混ぜれば混ぜるほど、どんどんと黒色に近くなってしまうじゃないですか。
そして、混ぜることは簡単でも、そこから元の色だけを取り出すのは至難の技です。

この作品の天使は、この、既に様々な色が混ざってしまった暗黒の中に自ら飛び込んで、望みの色を掴んで戻ってくる。

というコトを使命にしてるような天使に感じられました。


闇や影と向かい合うとか。
受け入れる。
というテーマだけでなく。

そこから、さらに、望みの色を取り出すイメージ。

この部分が、今回の作品のとても特殊な部分だと思うんですが。

どんな色でも取り出せるようにと、作品自体に、色のある石を盛り込まなかったのかなとも思うんですね。

貴方が望むのなら。
赤でも、黄色でも、青色でも......

そう。

虹色でさえも掴めるのだ。


だけど、そうする為には、

己の影の部分、闇の部分に向かい合い。
さらに手を伸ばし、その対象に近づかなければならない。

怖れや、恐怖、自分自身との対峙。

混沌とした、暗黒の扉。

望みの色を一つ。
自らの手で取り出してゆく度に。

複雑に絡み合い、混乱していた何かが少しずつ、収まってゆくのかなと思いました。

そして、色を取り出すとは、何かしらの比喩なのかなと、思うんですが。

握りしめていた執着や、恐怖を手放すことかもしれないし。
自分の心の闇に押し込めて、否定し続けていた思いなのかもしれない。

様々な色が混ざり合い、収拾がつかなくなって、黒色にしか見えてなかったけど。
一つ一つを丹念に見つめ、取り出してみたら。


こんなにも、美しい色彩が溢れている。






最初こそ、ダークなイメージが強いので、そのままのダークさに引っ張られてしまいそうなんですが。(笑)

最終的には、自らの手で、望みの色を取り出す度に、少しずつ気持ちも心も、軽くなって、視野が広がってゆくような感じがしたんですね。


これは、苦手なものに、あえて果敢に踏み込んで、間合いを詰めてみることで、ひとつひとつ克服する。

ということに似ているのかなと思いました。

距離を取るだけではわからなかったこと。怖い怖いと思っていたけど、近づいて慣れてしまえばそうでもないこと。

虫が苦手な人は、虫が何も攻撃しなくても、近づくだけでも怖い!!と怯えてしまいますが。
それを克服するには、あえて、虫に近づいて、その存在に慣れてしまうしかないんですよね。(汗)

そこが、スパルタだなぁ。(汗
と思った部分でもあったんですが。


この扉もそんなイメージで。

影や闇の象徴とはいえ、

それは、

自分自身で克服したいものを表してもいまして。

そこに、勇気を持って飛び込んだり。
懐深くまで入ってみて。

新しい色彩をぐっと掴んで、元に戻ってくるんじゃないかなと思いました。

そうして、苦手なことや怖いことが一つ無くなって、心が軽くなると同時に。

もう、その対象を怖れることがなくなる。








ずっしりと重たい。
まるで鉛のように鈍い暗黒が渦巻く闇の扉。

己の影の中を進み。

月明かりの中。星の瞬きの中。
その翼で、宇宙を飛び立ち。

その手に、美しい虹を掴んでゆく。


Dark of the rainbow
-暗黒の虹-




そんなイメージの作品なのかなーと思います。












虹色の花shop【ネットショップ】
http://nijiironohana.com/ 

ルースセレクトオーダーもはじめてみました!

まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^










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