ラブラドライト
マルチカラームーンストーン
ブルーゴールドストーン
昨年の12月に開催しました、
購入者限定!感謝感謝のプレゼント企画2015!
レインボーオブシディアンのセミオーダー!に当選されました。
当選者 ゆかママ 様への作品です。
オーダーリクエストはこちらでした。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
全ておまかせします
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* @
ということで。
こちらの作品は全ておまかせ!
おまかせの場合はですね、最初にイメージが浮かぶものと、ぶっつけ本番の場合とあるんですが。
今回は、テーマ的なものが一つ浮かんでました。
どことなくルシフェル系な天使の作品。
(なにそのおぼろげな感じ←)
これがね、完全な堕天使とは違うんですよ。
でも、キラキラの光あれ!な天使とも違うんですよ。
なんか......中間?←(爆)
てことでね。
なんじゃそりゃあ。(; ̄Д ̄)
とか思いつつ、土台はこんな感じでした。
土台の時点で、
私の中のイメージとしては、暗黒の扉が出現したぁぁ!!(笑
て感じでして。
予想以上に、
か、かなり。
個性的やぞこれは!!!?(□`;)
おまかせだが、大丈夫か?!
ていうのでね。
せめて最初はカラフルに、可愛らしく石を盛ろうとしましたら。
なんと、色の付いた石は(赤とか黄色とか)一切、ことごとく全拒否、
完全に却下されまして。www
まあね、拒否といっても石が喋る訳じゃないんでね。
私がそう感じただけの話なんですが。
色のついた石を乗せるだけで、物凄い違和感。
あーこれもう、色つけちゃダメってこと???(汗
全カラー拒否る感じ?w
こういう注文、珍しいなオイ!
てことで、私の作品にしては非常に珍しいんですが。
白か黒の石だけを選んで、石を盛っていきました。
出来上がってみると。
Dark of the rainbow
-暗黒の虹-
己の影の中を進む。
月明かりの中。星の瞬きの中。
その翼で、宇宙を飛び立ち。
闇と対面する。
あらゆる色が混ざった混沌の中で。
望みの色を取り出す為に――
メインのレインボーオブシディアンは、BWの翠店長(もりっと母さま)セレクトなだけありまして。
黒の中に、薄っすらと虹が溶け込んだような色彩が混ざり合う、絶妙な色合い。
そのルースを、シルバーカラーワイヤーで巻いてゆくと。
両側には天使の羽。
そして、魔法陣が浮き出てくるようなイメージで。
暗黒の扉が、目の前に出来上がってゆきました。
その扉を彩るのは
ラブラドライトの宇宙と。
ブルーゴールドストーンの煌めく星空。
そして、マルチカラームーンストーンの微かな月明かり。
セフィロトの樹を思わせる石の配置。
私の作品には珍しい、左右対称の形。
自身の影と闇を表した世界へ通じる、重たい扉。
不思議な紋様が描かれた、黒い仮面をつけた番人。
それはまさに、己の影の象徴で。
そこに現れる天使の案内人は......
もしかしたら、ルシフェル?
たぶん、厳密には、ルシフェルそのものは見えていないんですが。
何処と無く、その雰囲気を感じるといいますか。
プレゼント企画作品の、アフリカンサンストーンで製作した、太陽と月のマリアージュとは、全く真逆のイメージの作品となりました。
眩しい光にあえて背を向け。
浮き上がる己の闇を見つめる。
仮面をつけた自らの影と
魔法陣を描いて出現する扉は、
まるでブラックホールのように全てを飲み込んでしまいそうで。
思わず、後ずさりして。
目を逸らしたくなる。
――恐れるなかれ。
その闇も影も、己の中の一部。
――そこから、お前の望みの"色"を取り出せ
混沌とした暗黒の中に。
おぼろげながら、見えている虹。
翼を広げ、自ら、
扉の奥へと足を踏み込んでゆく。
実はこの作品は、プレゼントの4作品の中で、最もスパルタなイメージでして。
おまかせでこのダークさて。
大丈夫かなぁ。(汗)
と、作品名をつけるのも、ちょっと悩んだくらいでした。
しかし、暗黒の虹という名前からして、ダークな印象こそ強いですが。
ネガティブな作品では無いんですね。
自分自身、最も嫌で見たくない影や闇の部分を、直視する。
複雑に絡み合って、混ざり合って、黒にしか見えなくなった色彩の中から、望みの色を取り出す。
これは、絵の具とか、カラー粘土とかに例えるとわかりやすいかなと思うんですが、
色んな絵の具や、粘土を混ぜれば混ぜるほど、どんどんと黒色に近くなってしまうじゃないですか。
そして、混ぜることは簡単でも、そこから元の色だけを取り出すのは至難の技です。
この作品の天使は、この、既に様々な色が混ざってしまった暗黒の中に自ら飛び込んで、望みの色を掴んで戻ってくる。
というコトを使命にしてるような天使に感じられました。
闇や影と向かい合うとか。
受け入れる。
というテーマだけでなく。
そこから、さらに、望みの色を取り出すイメージ。
この部分が、今回の作品のとても特殊な部分だと思うんですが。
どんな色でも取り出せるようにと、作品自体に、色のある石を盛り込まなかったのかなとも思うんですね。
貴方が望むのなら。
赤でも、黄色でも、青色でも......
そう。
虹色でさえも掴めるのだ。
だけど、そうする為には、
己の影の部分、闇の部分に向かい合い。
さらに手を伸ばし、その対象に近づかなければならない。
怖れや、恐怖、自分自身との対峙。
混沌とした、暗黒の扉。
望みの色を一つ。
自らの手で取り出してゆく度に。
複雑に絡み合い、混乱していた何かが少しずつ、収まってゆくのかなと思いました。
そして、色を取り出すとは、何かしらの比喩なのかなと、思うんですが。
握りしめていた執着や、恐怖を手放すことかもしれないし。
自分の心の闇に押し込めて、否定し続けていた思いなのかもしれない。
様々な色が混ざり合い、収拾がつかなくなって、黒色にしか見えてなかったけど。
一つ一つを丹念に見つめ、取り出してみたら。
こんなにも、美しい色彩が溢れている。
最初こそ、ダークなイメージが強いので、そのままのダークさに引っ張られてしまいそうなんですが。(笑)
最終的には、自らの手で、望みの色を取り出す度に、少しずつ気持ちも心も、軽くなって、視野が広がってゆくような感じがしたんですね。
これは、苦手なものに、あえて果敢に踏み込んで、間合いを詰めてみることで、ひとつひとつ克服する。
ということに似ているのかなと思いました。
距離を取るだけではわからなかったこと。怖い怖いと思っていたけど、近づいて慣れてしまえばそうでもないこと。
虫が苦手な人は、虫が何も攻撃しなくても、近づくだけでも怖い!!と怯えてしまいますが。
それを克服するには、あえて、虫に近づいて、その存在に慣れてしまうしかないんですよね。(汗)
そこが、スパルタだなぁ。(汗
と思った部分でもあったんですが。
この扉もそんなイメージで。
影や闇の象徴とはいえ、
それは、
自分自身で克服したいものを表してもいまして。
そこに、勇気を持って飛び込んだり。
懐深くまで入ってみて。
新しい色彩をぐっと掴んで、元に戻ってくるんじゃないかなと思いました。
そうして、苦手なことや怖いことが一つ無くなって、心が軽くなると同時に。
もう、その対象を怖れることがなくなる。
ずっしりと重たい。
まるで鉛のように鈍い暗黒が渦巻く闇の扉。
己の影の中を進み。
月明かりの中。星の瞬きの中。
その翼で、宇宙を飛び立ち。
その手に、美しい虹を掴んでゆく。
Dark of the rainbow
-暗黒の虹-
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
ルースセレクトオーダーもはじめてみました!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
0 件のコメント:
コメントを投稿