スカイブルートパーズ(オニオンカット)
新館用作品!
今回はミニ十字架ペンダントシリーズに、羽をプラスしたデザインのものを作りたいなーと思ってチャレンジしてみました!(つ∀`*)
今回も角線を使用しまして、少し大きめ、オニオンカットのスカイブルートパーズを中央につけて、羽をつけつつ、石を盛らずに制作してみました。
出来上がってみると。
Cross of Angel
-ジブリール-
大天使ガブリエルではなく、あえて、ジブリールというアラビア語の別名が浮かんだので、その名前をつけたのですが。
実は、元ネタは、天使禁猟区に出てくるキャラクターがふと浮かんだから。でした。
しかし、もう随分と前に読んだ漫画なもので、ストーリーも登場人物も、完全にうろ覚え。爆
なのに、この作品を作った時に。
ジブリールというキャラクターの姿だけが、妙にくっきりと浮かび上がってきました。
アーティスティックワイヤーの角線を使用して。
十字架の形に仕上げ、24号の細めのワイヤーで、繊細な翼を作り上げてゆく。
十字架に重なる、翼。
広げられた翼は、自由の象徴の筈なのに。
そこから、動くこともままならない。
と訴えかけてくる。
鳥籠の中に閉じ込められた小鳥のように、儚げに佇むその姿。
中央につけたスカイブルートパーズは、何処までも澄み切っていて。
透き通っている湧き水のよう。
純粋で、純水な。
穢れなき姿。
ガブリエルや、ジブリールは水のエレメントですし。
流れる水のようなイメージの、ワイヤーの装飾になりました。
できあがってから強烈に、天使禁猟区のジブリールというキャラクターがくっきりと浮かんだものの。
その漫画に関しては、それ以上あんまり覚えていないので、なんとも言えないんですが。←
後からwikiの解説を読むと、わりと、ずーっと監禁されていた重要キャラクターでしたので。←w(昔読んだのに本当にうろ覚え爆)
何かを、誰かを。
......救い出しに行くような。
または、救い出されるのを
信じてじっと待っているような。
そんなテーマなのかなと思いました。
委ねること。
信じること。
運命に翻弄され、どうしようもないと諦めてしまいそうな、閉塞感。
いくら、私の背中に翼があり。
自由に空を飛べることを知っていても。
鳥籠の中に閉じ込められてしまっては。あの空も、貴方も。
永遠に、届かない。
まるで、見果てぬ夢を見ているようだと。
今日も鳥籠の中で眠りに落ちる。
誰か、この鳥籠の鍵を。
誰か、この扉を開けて。
私を、外へ。
連れ出して欲しい。
美しくも残酷な。
水の牢獄。
キャラクターイメージとしては、天使禁猟区のジブリールでしたが。
最遊記で、玄奘三蔵が迎えに来るまでの悟空とか。
ソードアートオンライン2で、ヒロインのアスナがひとり、ゲームの中で鳥籠のような場所に閉じ込められていて、自分からはログアウトできない。
というような状況に近いのかなと思いました。
飼い殺されているかのような感覚。
閉じ込められて、自分では出ることのできない状況。
そんな中で。
誰か、助けて。
幾度も不安がこみ上げ、心の中で
叫んでいる。
諦めざるを得ない絶望的な状況。
なのに。どうしてだろう。
なんの根拠も無く。
こんな状況下で。
同時に、絶対的に。
信じてもいる。
必ず、貴方が、来てくれる。
必ず、誰かが、助け出してくれる。
心が叫んでいるのは。
本当は。
まだ、諦めてはいないから。
普通、信じてる。
というと、揺るぎなかったりとか。
感情的に全く動じない方が、より、信じてる感が増すかなと思うんですが。www
この作品のイメージでは、閉じ込められた状況下では、感情は揺れに揺れて、不安は募るし、怖いし、どうしようもない。という気持ちにもなるんですね。
それでも、どんなに表面的に感情が揺れて、不安になったとしても。
心の奥底で。
やっぱり、どうしようもなく。
信じてる。
それは、知ってるという感覚にも近いのかもしれない。
何時になるのか、というのはわからない。
だけども、必ず。
貴方が、来てくれることを。
再び会えることを。
深い、深い、こころの奥底で。
私は、知っている。
人によって色んな解釈があると思うんですが。
もしかしたら、自分自身の閉じ込めてしまった側面だったりとか。
無意識の中に在るような、心の奥底に居るような自分を見つけるコトがテーマだったりするのかもしれないなーと思いました。
自分で自分を助けにゆくような感覚。
穢れなき、純粋さ。
それ故に。
なによりも大切だったのに、
切り捨ててしまったもの。
逃げ出してしまったもの。
後悔と罪悪感。
心を縛る、あらゆる感情。
だけどもう一度。
勇気を振り絞り。
君を、助けに行こう。
そして。
なんとなく、この十字架の形は。
鍵のようにも見えまして。
大切な人が閉じ込められている
鳥籠の鍵だったりするかもしれないなーと思いました。
ジブリールの水の導き。
胸に光る、十字架。
中央のスカイブルートパーズから、まるで美しい涙の雫のような。
透明で純粋な水が、後から、後から溢れ出してくる。
勇気を振り絞り、
思い切ってその中へ飛び込むんだ。
待ってて。
必ず、助けに行くから。
まるで、感情の海を泳ぐように。
翻弄され、何度も溺れそうになりながら。
それでも。
諦めないと心に決めていた。
もう一度、会いたい。
微かなヒントと、声を頼りに。
水の流れに、身体と心を委ねてゆく。
用意された、道標を辿れ。
----
閉じ込められてしまった、
大切な人を、探している。
大切な人に、助けられるのを
待っている。
どれほど長い間
離れ離れになってしまっても。
いつか、再会できると。
お互いが、信じ続けている。
この作品は、不思議と。
片方だけの視点ではなく。
どちらの見方もできるものなんじゃ、ないかなーと思いました。
胸に青く光る、十字架。
自分は、今。
どちらの視点で、この物語を見ているのだろう。
そんな風に考えると。
読者や、両方の視点を俯瞰で見られる人には、わかる。
鳥籠の鍵が開けられ
二人が再び、出会う瞬間は。
いつの日か、
必ず訪れるのだということ。
それは、もしかしたら。
既に決められているコトなのかもしれない。
シナリオ通り、台本通り。
だけども。
決まっているのなら、二人は何もしなくても良い。
て訳じゃ無いんですよね。
試行錯誤を重ね、本当にその道が正しいのか、迷いながら。
少しずつ、距離を縮めてゆく。
諦めない。だって。
片方は、待ち続け。
片方は、探し続けているのだから。
だからどうか。
ジブリールの導きを、信じて。
流れる水に心を委ねる。
水の牢獄。
自由の翼。
鳥籠の扉に鍵を差し込んで
ゆっくりと回した音は。
ずっと止まっていた二人の時間を
刻み始める。
祝福の音にも聞こえた。
Cross of Angel
-ジブリール-
※SOLD OUT
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ルースセレクトオーダーもはじめてみました!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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