オーダーメイド作品【Crystal Lamp-- Ｈydrangea of Dusk -夕焼けの紫陽花】

市販の鳥かごオブジェ

ガラスパーツ
バロック
ドロップカット
紫色6mmカット丸玉
八角形ガラスパーツ
サンキャッチャー円錐型30mm

クラックアメジスト（12mm丸玉）
パープルカラークラッククリスタル（8mm丸玉＋4mm丸玉）
イエローカラークラッククリスタル（8mm丸玉）
カーネリアン（10mm丸玉）
水晶（さざれ）
クラック水晶（6mm丸玉）
ルナフラッシュ
アクアブルールナフラッシュ（10mm丸玉）
ローズアメジスト（さざれ）
シトリン（さざれ）
マイカサンストーン（さざれ）
ブルーベリークォーツ（6mm丸玉）
アメジスト×スモーキー（フラワーカット）


久しぶりのオーダーメイド作品です！！
ありがとうございます〜！！(つ∀｀*)

なんとなんと、初の鳥かご型のLEDランプをオーダー頂きましたぁぁ！
（≧∇≦）

ということで、オーダー内容はこちらです。


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オーダーでお願いしたいのは、鳥かごタイプのLEDランプ
石の指定はないのですが・・・好きな色は紫とピンクの中間色・アクアブルーで、紫陽花・夕日が好きな方なのでそのイメージでお願いいたします。

※１２月７日がお誕生日とのこと。

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ということで、なんと、初のLEDランプで、お誕生日プレゼントとしてご注文頂きまして。

使用する石など細かい打ち合わせをして確認しました所、私に全ておまかせということで、↑のオーダー内容の夕日と紫陽花というテーマで石を選んで制作させて頂きました！


今回はおまかせ度合いが大きかったので、鳥かごの色は夕日や夕暮れ時を思わせるこげ茶色のものをセレクト。

中央のサンキャッチャーは普通の丸いタイプではなく、円錐形の形のものをシンプルひひとつだけぶら下げまして。
氷型LEDも入れられるタイプで作ってみることにしました。


出来上がってみると。






夕焼けの紫陽花


夕日と紫陽花をテーマに石を飾り付けていったこのLED卓上ランプ。

鳥かごオブジェに、円錐形のサンキャッチャーをぶら下げた途端に。
まるで、ファンタジー系RPGゲームなどにありがちな巨大クリスタルから、思い出の光景や、景色の映像が映し出され。
ホログラムのように浮かび上がってくるような、そんな気持ちになりました。

紫陽花の花が咲き乱れる場所をイメージして。
アメジスト×スモーキーのフラワーカットやさざれ、クラックアメジストの12mmの大粒の淡い紫色など、天然石の紫色を彩りながら。
パープルカラークラッククリスタルなどの人工石、ガラスの紫色の6mmカット丸玉など、様々な紫色の石を重ね合わせていきまして。

遠くから、近くから、視界いっぱいの紫陽花の花をモチーフに、紫色の石を飾り付けていきました。

そんな感じで、鳥かごの下の部分は、ほとんど紫色に統一してるんですが、要所、要所でアクアブルールナフラッシュや、ブルーベリークォーツなどの青色の人工ガラスを配置しまして。

今は冬で時期外れではありますが。

梅雨時に咲く、紫陽花。
降り続く雨の恵みを受けて咲き誇る花と、夕暮れのオレンジの光が重なる。

夕暮の時の僅かな時間に
降り止んだ雨と。
雲間から広がりはじめる空と太陽。

紫陽花の葉や、花に降り注いでいた雨の滴が。
夕日に照らされてキラキラと光り輝いてゆく。

雨上がりの夕焼け。

まるで、オレンジ色に染まる直前の青空が、紫陽花の紫色に隠れているように。

ほんのわずか。

雨の滴に、青空が閉じ込められている。






そして鳥かごの上の部分は、夕日や夕暮れをイメージして石を配置したんですが、

イエローカラークラッククリスタルや、マイカサンストーンのさざれ、黄色のガラスパーツなどを組み合わせていきまして。

そこに、夕日を思わせるカーネリアンの10mm丸玉。

よく、写真や映像などで太陽を映し出すと、光の輪や、光線が映し出されることがありますが。
今回の石の配置もそのイメージにとても近くて。

カーネリアンの太陽自体は、柔らかなオレンジ色なんだけど。
その夕焼けの光は、金色に煌めいて、直線的に、紫陽花を照らしてゆく。

きっと、この夕日を背にしたのなら、美しい虹が見られる事だろう。

だけども、後ろを振り返ろうとも思えないくらいに。

目の前には、美しい紫陽花の花と、夕焼けの空が視界いっぱいに広がり。

その美しさに心を奪われたまま、立ち尽くしている。

夕日を見つめた私の頬を照らす、暖かな光。

夕暮れ時や、夕焼けは、空がオレンジや金色に輝く時もありますが。
まれに、うっすらと紫色に変化することもあるんですよね。

なので、紫陽花と思っていた紫色は、少し視点を変えるだけで、夕暮れ時の空そのものの色彩にも感じられる。

美しい、空の色彩のグラデーション。


どうしてだろう。

不思議と......黄昏時の暗さや、物悲しさ、寂しさは、ここには存在しない。



それは、ほんの僅かな刻、僅かな瞬間にしか見られない景色を、閉じ込めてしまった、小さな庭。

懐かしい、思い出を覗き込むように。
ホログラムや、映像が目の前に映し出されるように。

あの時の美しい夕焼けの景色が、視界に広がってゆく......。


このランプを作った時に。







こちらの方向から見ると、緑のドロップカットのガラスパーツと、紫色のガラスやアメジストを個別により線にして、ふわっとした立体感のある紫陽花のモチーフを作って配置しましたので。

まるで、夕焼けの紫陽花の庭に続く、の入り口のようだなと思ったんですよ。

その場所では、いつも夕焼けの太陽が輝き。
どの季節であっても、紫陽花が咲き乱れている。

時が止まったままの場所

だけども、これほどに美しい場所があったのだろうかと思えるくらい。

自分の中だけの、特別な場所。

あくまで、これは私のイメージですので。

夕日や、紫陽花がお好きというオーダー内容を受けて、イメージを膨らませて作った作品なんですが。

もしかしたら、心の中に、そういう美しい場所というのがあるのかもしれないですし、こういうものがあると素敵だなぁーという理想の場所だったりするのかもしれません。


私は、個人的には夕暮れや、夕日には妙な寂しさ、物悲しさや、切なさを感じてしまう事が多いんですけども。


この作品には、それは全く感じられず。

ただ、ただ、
ため息をつくような光景。

憧れや、大好きな場所であると同時に。
我が家や、馴染みのある1番懐かしい場所に帰ってきたような。

故郷にある、1番美しい場所の思い出のような雰囲気で。

それはまるで。

自分の中で最も身近で。
最も、誇らしい場所。






ですので、ランプを眺める度に、そういう場所へ思いを馳せて。
なんだかホッとしたり、安心したりとか。自分の中にある、自信を取り戻すような。
そういう気持ちになるものなのかなーと思いました。


そして、LEDコースターに乗せると、ガラッと雰囲気が変わって、いつもの光のイルミネーションに早変わり。笑






夕焼けや、紫陽花の花は、強いライトの光で見えにくくなるけれど。
それら全てが7色に変化して、光り輝いてゆく。


氷型LEDを使えば、不思議なランタンに早変わり。笑






暗い夜の中であろうとも。

いつでも、時間を巻き戻して。

あの日の光景。
あの時の場所。

あの時の、世界の中で。



両手いっぱいに、紫陽花の花を抱えながら。

美しい夕日の中を、これからも歩いてゆけるように。


- Ｈydrangea of Dusk -
夕焼けの紫陽花