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【Śiva-氷の微笑-】Pendant Top

2013年11月22日金曜日

ショップ販売用作品-ペンダント-

t f B! P L












タンザナイト (穴あき 19×13×8mm )
レインボームーンストーン(オニオンカット)
(ホワイトラブラドライト)
ラブラドライト(5mm丸玉)
スカイブルートパーズ(4mm丸玉)
タンザナイト(さざれ)
ホワイトトパーズ(ミニボタンカット)


委託用作品No.89号!


ということで、季節はそろそろ冬なので。

一ヶ月ほどタイムラグがありますが、今回は時期にピッタリ合うように、冬のイメージの作品を作っていたのですけども。

最近、メインの石などかなり、良い石が仕入れられるようになってきまして。この作品のメインのタンザナイトも、いつも使用している作品よりも高めの石で。
そのぶん、大粒で、ちょっとスペシャル。

これからは角線も多用していこうと思ってますので、せっかく角線で巻くなら、ちょっと良い石を....。

ということで、少しずつ色んな石を仕入れてますので。
もりっと母さまコラボとはまた違う感じで、月に1つか2つはこんなスペシャルな石で作ってみようかなと思っとります!!((*´∀`*))

そんで、今回の、タンザナイト。

タンザナイト自体が希少な石だそうで。これは、原石を磨いたビーズだそうで、形は不揃いなのですが。

一部、透明感があって、とてもキラキラしている部分があるものを仕入れたんですよね。

確か、これを仕入れたのは、夏ごろだったのですが。
実物を見たとき、これは、冬の寒さ、そのもののような青さだ!
絶対冬に作るのだ!!w

と思いまして。
ガンメタシリーズが終わったくらいに、作ってみました。

今回は全て角線を使用しまして。
タンザナイトは穴あきだったのですが、実はキラキラしている部分は、平らな部分ではなく、角の部分。
そこを正面にするのがすごく難しくてですね。(; ̄Д ̄)
わりと、苦労しながら土台作っていきました。







こんな感じです。










横から見るとタンザナイトの厚みの違いがわかりますかね。


それから、石を盛っていきました。






出来上がってみると。

氷の微笑。

パキパキと、空気さえも凍りついてしまいそうなほどの、絶対零度。
タンザナイトのビーズの中でも、透明感のある部分を正面に据えた事で、その輝きや、冷たさはさらに増して。

青く深いその色の奥深くに、冷たく美しい、氷と結晶の洞窟が広っているような気がしました。

レインボームーンストーン(ホワイトラブラドライト)のオニオンカットと、ホワイトトパーズが、ドライアイスのように、氷の結晶のように、さらに気温を下げていき。踏み込む度に、呼吸さえも凍りついてしまいそう。

スカイブルートパーズと、タンザナイトは、氷の洞窟の中に僅かに残る、空気中の水分のようで。w

ラブラドライトの地面を踏みしめながら、ゆっくり、ゆっくりと、その洞窟を進んでゆく。

なぜ、それほどの寒さの中をわざわざ進んでゆくのか。
私は、寒いのが苦手なので、そんな洞窟を進むのは絶対、嫌ですけども。爆

だけど、寒さと同時に、この洞窟は美しさに満ちていて。
氷の結晶が作り出す芸術。
光り輝くような、美しいものが、進むたびに見えてきて。
思わず寒さを忘れて、好奇心に押され、その奥にあるものを確かめたくなるような。

そんな気がしました。






極寒の洞窟の奥に眠る、光り輝くもの。

私の中でのイメージは、ゲームFFシリーズの召喚獣のシヴァそのものだったんですけども。w
ヒンドゥー教のシヴァも混ざってるかもしれんですけども、私は詳しくないのでなんとも言えませんので。w
あくまでゲームの中に出てくるシヴァのイメージなんですけど。

氷の洞窟を進んでいった先に見えた、美しい女神の横顔。
氷の微笑。

それは、美しい氷の彫像を見つけるような。
クリスタルで作った女神の像を眺めるような。

凍りついた洞窟の中。
凍えるような寒さの中。

その、あまりに透明で、冷たい美しさに心を奪われる。

暖かさなんてものは微塵もない。
近づけば肌が切れる様な冷たさが。
触れれば手のひらが凍りつくような、冷たさが。

近づく事を阻んでいるのだとしても。






それでも。確かめずにはいられない。
近づかずには、いられない。

タンザナイトの中に輝く、強烈な青い煌めき。
それを見る度に。
何度でもここに、呼び戻される。

夏の海のような、空の青さのような、涼やかな青色とは全く違う。
冷たいのに、美しい色。
目が離せなくなるような、深い色。

全体を眺めれば、それは氷の女神のような、美しい女性の横顔や、姿を形どったものにも見えました。

これは私の勝手な解釈なんですけども。

不思議な感覚なんですよねー。

もしも、この冷たさを。
この、極寒の寒さの中で佇む女神を味方につけられるのなら。
そりゃあもう、最強だよね(爆

て感じもありまして。www

でも、それってすごく難しい事でもあるかなと思います。
エヴァンゲリオンでいえば、綾波レイと友達になるくらいは難しそうな感じw

凍りついた心を溶かそうとするのではなく、そのまま受け入れる事で、その氷の核心に近づけてしまうような感覚。
自らが凍りつく事さえも、覚悟して。
近づいていく瞬間、見えてくるもの。

それを、自分の内側、内面をフォーカスした感覚で見るのなら、

その冷たさを洞窟に閉じ込め、封印するのではなく。

その中に輝く、美しいものを見つけ出して、そのまま、冷たいまま、外へ出してゆくような。

そんな感じがしました。






冷たさとは、普通にみれば、歓迎されるものではないと思うのですが。
私の中でそれは、その冷たさがあるからこそ、強烈に美しく見えるのです。

雪まつりなどで、雪を固めたり、氷を削って彫刻をするお祭りとかありますけども。
それを見るために大勢のお客さんが来るような感覚と似ていて。
寒かろうが何だろうが、

その美しさを見たい。
自分の目で、確かめたい。

そんな感覚なのだと思います。


氷の洞窟の奥深くに眠る。

美しき女神。

進むべき道は寒さで閉ざされながらも。

同時に。

美しき氷の結晶の連なる道が、私の心を離さない。

自らが凍りつく事も辞さない。

その覚悟を持つ者のみが、進む事のできる、美しき氷の洞窟。

その強烈な冷たさを、受け入れる者のみが見られる。

女神の微笑み。






そんなイメージの作品なのかなーと思います。







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