【Sword of flower bow-花弓の剣-】※SOLD OUT

水晶ポイント
ピンクカルセドニー（枠留ファセットカット）
モルガナイト（8mm丸玉＋大粒タンブル）
トルマリン（さざれ）
ローズクォーツ（カットビーズ）
フラッシュローズクォーツ（4mm丸玉）
ガーネット（ミニボタンカット）




えー、諸事情ありまして、なんだかんだと全然、更新できなかったんですが。（汗
ということで、春らしい作品シリーズラスト！は、久々に剣を作ってみようかなと思いまして。
大作ではなく、普通サイズ（？）くらいで、春のイメージの剣になるといいなぁーと思いながら、水晶ポイントを使って作ってみました。


土台はこんな感じです。



金色のシンプルな剣に、羽のような軽やかな弓が重なっているような。
そんな感じがしまして。
そこから、桜の花や、春の花を咲かせてゆくようなイメージで、石を盛っていきました。

出来上がってみると。




花弓の剣

水晶ポイントを刀身に、ガーネットと、ピンクカルセドニーの枠留めファセットカットを取り付けた、金色のシンプルな剣と。

その上から、翼の装飾と共に、花が咲き乱れるように、ピンク色の石で彩られた、弓が重なる。

中央あたりに配置した大きな8mmのモルガナイトや、ビーズカットのローズクォーツ。
上品な色合いのフラッシュローズクォーツに、赤色のトルマリン。と、様々な濃淡のあるピンク色を散りばめまして。
それは、時に桜の花のように。
時に、梅の花や、桃の花のようにも思える。

春に咲き乱れる花々が、弓の周りに咲き誇り、香ってゆく。

剣と、弓。

今回と作品は、その二つのモチーフが重なって、合わさっていますが。この二つの武器から感じるものは、誰かや何かと戦う為だけ、のものではないような気がします。

例えるのなら。
卒業や、入学などで、必要になる何かを一式揃えた時のように。

沢山の花束を弓矢にして、周りに沢山、飛ばしてゆくような。
心に大きな花束を受け止めて抱えて、情熱的に、前進することを決めてゆくような。

そんなイメージで。

剣という形をしている部分は、これから切り開いてゆく、強く前進する。
そういう決意や情熱に満ちていて。
まるで、消えない炎を宿しているように。
行くぞ！と熱意を燃やし続けている。


弓も同じで、こちらはなんだか魔法の弓のような感覚で。
放つ矢は作って無いんですが、まどマギのまどかちゃんの弓っぽい感じで、引いたら自然に魔法の矢が出てくるような、イメージでした。笑

ただ、その矢から放たれるもの、は。

攻撃が目的のものばかりでは無いんだと思います。

その弓を使い、矢を放つたびに。
遥か彼方へと、美しい花のアーチが彩られて舞ってゆく。

学校の卒業式などで、花のアーチをくぐったりしますが。
矢を放つ度に、ああいう花のアーチができそうな感覚でして。

新しい世界への扉。
新しい場所へと誘うもの。

方向と、狙いを定め。
放つ矢は、遥か遠く、遠く。
青空にアーチを描きながら。

私の進みゆく、花の道となる。


それは、まるで。
新しい冒険へと進む為のアイテムのように。





まだ真新しく、新品で。
誰も手にとってない、装備を手に入れ。
ワクワクとした冒険へと進み出そうとする瞬間。

剣と弓も、その冒険へと進む事を心待ちにして。
持ち主から手にとってもらえる事を、ひたすらに待って。


ワクワクしながら、まどろみの中で目覚める時を待ってる。



今回は、私の作品には珍しいかなと思うんですが。

これは物語のはじまる前だったり、
設定の段階。

という感覚が強い剣なんですよね。


いつもの作品の、剣とか、武器のモチーフからは、物語は既に中盤。と言うようなイメージの方が浮かぶことが多いんですが。

この二つの武器は、まだまだ、新品でピカピカしていて。一度も使ったことがなくて。
ひよっこ、新米、冒険をはじめたばかり。

なので、特徴的なシーンなどはあまり浮かばず、むしろ、手に取った方が、これから新しく物語を作っていくものだ。

という感じがするんですけどね。

それでも、唯一。

強く、強く感じるのは。

重なり合う、剣と弓の絆です。

もしかしたら、剣の使い手、弓の使い手、二人のキャラクターがいるのかもしれないですし。
ドラクエで職業を変えるように、二つの職をうまく切り替えて進めていくように、
一人で二つの武器を使うのかもしれないですが。

こちらの作品のテーマ的には、どうしても、剣だけ、弓だけ、ではダメなのかもしれないなと思いました。


二つをうまく使って、踏み出してゆこうとする世界。





剣と、弓を重ね合わせ。
まるで、円陣を組むようなチームワークで。

これから、頑張っていこう！
これから、よろしくね！

と、お互いパートナーのように。
仲良く二つの武器が協力し合うようなイメージ。

剣と弓を重ねて置いた上から、桜の花びらが舞い落ちて。

そんなシーンの後に、持ち主が武器を握って、歩き始めるような。そんな感覚。

ハリーポッターで、魔法学校に入学前に、初めて杖を買うシーンにも少し似ているような。
または、学校を卒業して、初めて新しい場所に踏み出して、冒険を始めるような。

そんな、ドキドキ感。

自分で決めた筈なのに。
やっぱり躊躇してしまいそうになる。
期待と、不安。


大丈夫さ。僕たちがついてる。


緊張に慄きながらも。
胸の奥から、強く。熱く。
前進する想いが湧き上がる。

空の彼方から。新しい道が描かれ。
舞い散る桜の花びらと共に、
絨毯が敷かれてゆく。


Sword of flower bow
-花弓の剣-


これから歩みゆく。
君の物語に、幸あれ。


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