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※オーダー作品※【Wand - Story for you -アンデルセンの魔法のペン】

2015年3月2日月曜日

オーダー作品

t f B! P L





エレスチャル水晶
ヒマラヤガーデン水晶
クリソコラ(カボション)
シュンガイト(6mm丸玉)
スカイブルートパーズ(オニオンカット+4mm丸玉)
淡水パール(ブラックカラー+ネイビーグリーン)
ブラックダイヤモンド(原石さざれ)


久しぶりのオーダーメイド作品です!ご注文ありがとうございますー!

ということで、今回のオーダー内容ご希望はこちらでした。
以下抜粋
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

作品のテーマやイメージですが、「普通なら捨ててしまうような思い出やアイテムを生まれ変わらせてアッと驚かせるのが大好きな存在、もしくはその人の工房」です。灰の中から宝石を見つけるように、灰で服が汚れてもまた洗えばいいし、素材の傷も良さだと認めてそれを活かせるようなイメージであればいいかなと思います。

この文章を書いている今、とあるゲームに出てくる作家の要素を入れてもらおうか迷っていますが、石の形、もしくはたたずまいが「ちょっと癖のある石」だと嬉しいかもしれません(その作家のキャラクターも癖がありながらも心根のまっすぐな性格なので)。


送信した後にペンダント指定やソード指定って書き忘れたことを思い出し一人で焦っていましたが、実は特に決まっていません。ただ、身に付けられると嬉しいのでペンダントに気持ちが寄っていますが、ワンドも捨てがたく思っています。私自身が物語を書いたりものを作ったりするのが好きなので、自分の思いを形にする際に一緒にいられればと思います。また、私が人生の仕切り直しをすることを決めたので余計に『周りからしたら拒まれそうなものを輝かせて、驚かせる』というテーマなのかもしれません。

石に関しては『一癖ある石』ということで手持ちの石達の中にあるかどうかわからないのですが、いびつな石、もしくは不思議な形、不思議な模様をした石はありませんか?無ければ水晶に内包物のあるものを使っていただけると嬉しいです

やたら出てくるキャラクターのイメージなのですが、Fate/EXTRA-CCCのアンデルセンです。名前の通り、かの有名な童話作家であり魔術師のポジションですが、相手を傷付ける技は何一つ無く、大技が「対象一人を主人公にして物語を書くと、その物語の通りの姿や力を持つ」という内容であるところから妙に出てくるのかな、と。


*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*


こちらのお客様とは、その後に何度もやりとりさせて頂きまして。

ワンドにするか、ペンダントにするのか。使用する石の候補をこちらからご提案いたしまして、
最終的には、魔法のペンをイメージしたワンドをお作りすることになりました。

その際には、淡水パールを使用して欲しい。というご希望と共に、魔法のペンに対する具体的なイメージなどを伺ったり、こちらからも浮かんでくるアイディアを出しながら。

さらに、fateのゲームに出てくるアンデルセンについても、私は知らなかったもので、少しお時間を頂いて、どんなキャラクターなのか、お客様との打ち合わせしながら同時進行で、ゲーム実況動画を見て色々と調べまして。笑

今回は、かなり、細かな部分までこだわったオーダーメイドになりました。


ということで、まずは土台作り。


今回は、打ち合わせの段階で、既に
エレスチャル水晶と、ヒマラヤガーデン水晶を、両側の先端に付けようと思ってました、が。

これが、両方とも穴あきでもない、原石で、しかも太さが全然違いますんで。笑
ワイヤーで綺麗に固定するのに先ず苦労しました。
二つの石を繋いで直線になるようにカチッと作った後に、クリソコラのカボションを取り付けまして。

土台はこんな感じになりました。




土台なのにも関わらず、この時点でもう、かなり雰囲気が出てると思います。笑
今回は石を沢山盛り込むよりも、なるべく土台部分の雰囲気を重視しようと思ってましたので、
ここまでくるのに、すごく時間と手間をかけました。

それから、石を盛っていきました。


出来上がってみると。








Wand - Story for you -


そうだな、君の話をしよう。

俺が、どのような暗闇の中でも。
あらゆる汚泥の中であっても。
例え、灰にまみれた世界の中でも。

美しい原石のカケラを見つけ出し。
輝く宝石に変えられる事を。

君はもう既に、知っているだろう?

だから、目を閉じて。
深呼吸して。

そう、俺に委ねて。



これは。

君の為の物語だ。




今回のオーダーでは、かなり細かな部分まで最初に決めて作り始めた作品なのですが。
作り始めてから、どんどんとその形やイメージ、は変わってゆきました。

アンデルセンをモチーフにした、魔法のペン。

まるで、インクカートリッジのような、エレスチャル水晶をメインにしまして。
最初に、お客様からオーダー頂いた時に真っ先に浮かんだのがこの石で。
内側のインクルージョンの黒い靄のようなものが、私の中ではまさに、灰のようなイメージでした。

灰の中から、宝石を見つける。

お客様の、その言葉をイメージして。

エレスチャル水晶のインクカートリッジの中にある灰の中身は、きっと、

普通なら捨ててしまうような、思い出やアイテム。

その、捨ててしまうような思い出やアイテムをそのままインクにするのではなく、それをあっと驚く宝石に変えられるような、不思議な変換器付きの魔法のペン。

それを表すように。

ぱっと見ではわかりにくいかもしれませんが、小さな原石タイプのブラックダイヤモンドや、黒い淡水パール、ネイビーグリーンの淡水パールなどを、装飾として散りばめて。
統一感を出してみました。

それは、一見すると灰の色と同じに見えるのだけど、すでにその中には宝石の原石や、輝かしいものに変わった姿の石が、インクに混じって流れてゆく。

その中で、宝石とは言えない、シュンガイトの6mm丸玉。
これは、調べてみると、炭素の合成鉱物ということだったので。
文字を書き出せるような感覚で。
インクそのもの、な感じで配置してみました。


そしてさらに、今回はなんといっても、魔法のペンをイメージしたもの、ということで。

やはり、ペン先はとても重要!

だと思いましたので、今回は特にその部分に力を注ぎました。笑

ペン先になる細いヒマラヤガーデン水晶を取り付け、角線ワイヤーを使って、万年筆の先端を意識しながら、形を整えていきまして。
ペン先でありながらも、魔法陣のような感じに見えるように。
ワイヤーのラインが綺麗に見えるように、あえて先端に石はあまり盛ってないですが。
その分、インクが滲み出て、本当に文字を書けそうな感じを目指してみました。

全体的に見れば、華やかさこそないけれど、立体感を感じる。
少し怪しげな作り。






ここまでは、魔法のペンの基本、基礎部分といいますか。

キャラクターの個性や性格などはほとんど出てこない、道具としての側面の解説なのですが。





中央にとりつけた、クリソコラのカボション。
これは、私の中では、アンデルセンのイメージの石に思えまして。
お客様のご希望にもあった、一癖ある石の象徴が、実はこの石だったんですよね。

青いインクや絵の具をぶちまけて混ぜるような、不思議な模様。
まるで、それは個性的な芸術家のよう。

例えば。

黒の灰の中から、美しい宝石を見つけ出す。

これだけの言葉や表現であれば、なんだかその人は好青年で、好い人っぽい感じの性格に感じられて、一癖ある人には思えませんけどもwww

この魔法のペンの全体的な見た目の怪しさと、そしてこのクリソコラが、一筋縄ではいかない、個性や、捻くれた感じ、一癖も二癖もあるような部分を表している。


だから。
これは、誰でも扱えるようなペンではない。
友人や愛する人に手紙を書くように気軽に、手軽には扱えない。

何故ならば。

灰の中から宝石を見つける。
普通なら捨ててしまうような思い出やアイテムを、あっと驚かせるのが大好きな存在。

ということは、見方を変えれば、

普通の人なら見向きもしないものを見て。興味の無いものに興味を持ち、そんな中から、極上の宝石に変わる何かを見つけ出す。

ということになるじゃないですか。

ならば、おそらく。
普通の人の視点や感性でいることは、自分の中で許されない。
いや、むしろ嬉々としてそんな自分を受け入れ、突き進んでしまう。

それこそが、まさに。

自分の中にある喜びだと。

それが、一癖ある風に感じてしまう部分なのかなと思いました。

しかし、そういう側面は、場合によってはちょっと危ういですし。突き進んでしまえば、変人一直線ですのでwww
さらに広がりを持たせられるように。

唯一、灰の中に隠された原石ではなく、輝く宝石をイメージして。
スカイブルートパーズをとりつけました。

今までの解説では、どこか鬱々として、内側に篭り、自分の中だけで物語は完結してしまいそうなんですが。

それで終わらないように、この魔法のペンは、空と繋がっている。

果てし無く続く、空。
終わりのない、空。

空っぽで何もないようにみえて。
実は有り余るほどにたくさんのものが存在し、眠っている。
広大な世界の象徴。

そこへ、魔法のペン先を向けて。
青空を原稿に。

物語を綴り。
書き進めてゆくのだ。





そして実は、ゴールドカラーワイヤー、ブラックワイヤー、そして濃いめの青色のワイヤーを三種類、より線にして。ペンの装飾に使ってまして。

今回の作品は、石の色は華やかではないですし、沢山の種類の石を使ってる訳でもないですので、なるべく、高級感のある感じを出そうと思い、ワイヤーだけを多色使いにしてみました。

そうすると。

光り輝く、極上の宝石が。
見つけ出したばかりの、原石が。
一癖ある個性や、芸術性や、その人柄が。

灰の中で混じり。

別々な筈だった、
全てが合わさり。

インクへと、全てが変換され。
魔法のペン先へと滲み。

先端へと、エネルギーが凝縮されてゆく。

書き出す文字は、きっと眩い宝石のように輝きを帯びて。

一度でもペンを持ち。
文字を書き始め。
そして読み進めれば、たちまち夢中になることだろう。

目の前に、ありありと浮かび上がる、物語の世界と登場人物。
それはまるで、飛び出す絵本を開いた時のように、私の目の前に現れ。
手を伸ばせば、掴めそうな気すらしてくる。

その世界が。
その物語が。
その登場人物が。

私の中では既に、存在しているかのよう.......。


――当たり前だ。
だって、これは君の為の物語だ。


ならば、早く読み進めたい。
結末が知りたい!

と、はやる気持ちを抑えて。
ページをめくる。

と、同時に。
終わってほしくない。
ずっと読み続けていたいという願いが、大きくなる。

でも。でも.......!
待って、だとしたら。

この不思議な魔法のペンから
書き綴られてゆくのは、何?

書いている、貴方は誰?

私とは、一体、
どんな物語なのだろう。






私は、作品の解説には、物語的なイメージなども書きますが。
そんな断片的なものでさえ、言葉で表すのは少し苦手で、ヒーヒー言いながら書いてるんですけどもww

これが、小説などの長文になるとどれだけ大変か。(汗)と思うんですよね。

でも、この魔法のペンは。
上手い文章を書くためのもの。
万人受けするような物語を書いたり、表現する為のものというよりは。

物語を描く為の、アイディア的な要素が沢山詰まったペンなんですよね。

普通なら誰にも見向きもされないもの。
或いは、もう捨ててしまいたいくらいのものから。
宝石になる要素を取り出し、新しい形を与えてゆく。

新しい視点、物語の重要な要素、キャラクターの個性、様々なアイディアのカケラ。

それは自分の外側にあるものなのかもしれない。もしかしたら、内側にあるものなのかもしれない。

その、どちらであっても。

等しくこの魔法のペンは。
物語という形に変えて、新しい命を与え、吹き込んでゆくようなものなのかも。

沢山のアイディアと、極上の宝石が埋もれている。

好奇心に後押しされ。
汚く見える灰の中に、その手を入れた。

他人はその光景を、滑稽だと笑うだろう。
他人は、その姿を、哀れだと蔑むだろう。

だけど、君はもう知っているんだ。
その中に光り輝くもの。

そのものの、本当の価値を。

言葉にならない、喜びを――。


今回はアンデルセンをモチーフにしましたので。
魔法のペンも一癖も二癖もありそうな見た目になり、悪魔的なものに見られてしまいそうですが。
実は内面は真っ直ぐで、とても純粋です。


この魔法のペンは、その性質故に。
とっつきにくい部分は、外見だけでして。

それは、外見や、見た目の怪しさに惑わされずに、正しく自分を見てくれて、使ってくれる人を、ずっと探し、求めていたのかなと思いました。

そういう意味では、やはり誰でも使える万人受けする道具ではなく、非常に個性的で、持ち主を選ぶ感覚が強いんだと思います。
この辺は、オーダーならではかなと思いました。(笑)





そして。

君の為の物語。

そう書くと、作者本人とか、特定の個人や、一人にしか当てはまらないのかと思われそうですが。
それは、読み手である、読者の中にも、存在する感覚なんじゃないかなと思うんです。

好きな漫画、好きな小説や、好きな物語。
その好きな何かには、自分自身の何かが形を変えて投影されている。

だからこそ。

物語には意味があり。
その世界は自分の中に、存在し。
感じることができる。


そして。さらに。
実は予想外に、このペンを作り始めてから、小さな龍というか、ドラゴンの姿が同時に浮かび上がってきまして。
ペンの先端が、魔方陣や、万年筆のペン先だけでなく、ドラゴンの頭のようにも見えていたんですね。
クリソコラのまわりのトゲトゲした装飾も少しドラゴンぽいですし。
魔法のペンに絡みつくように、小さなドラゴンが見えてくる。

使い魔のように、ちょっとお手伝いしてます。
みたいな感じに近いと思うんですがwww

魔法のペンだけありまして、小さなドラゴンさんも宿っている気がしました。笑

もしかしたら、物語を書く時に、ちょいっとヒョイっと出てきて、極上の宝石を見つけ出すお手伝いしてくれるのかもしれません。
やはり、物語の癒しの側面として。笑
可愛らしいマスコット的なキャラクターも必要だからなのか。なんなのか。笑

少し孤独にも思える、個性的な芸術家。ちょっと捻くれた、一癖ある彼とも、そのドラゴンはとても仲が良くて。
冗談交じりに会話しながら。
筆をすすめ、物語が浮かび上がってゆく。
小さな、小さな。ドラゴンの友人。
彼の変わった工房の中で、いつも彼の側に居る。

そう想像すると、不思議と。
きっと独特なのであろう、彼の工房や住まいが、浮かび上がってきそうな気がします。

様々な要素を、ギュギュっと一つに閉じ込めて。
解説していない部分でも、きっと、まだまだ様々な解釈ができそうな。

不思議な、アンデルセンの魔法のペン。

まるで、飛び出す魔法の絵本のように。心の中に描き出される世界。







――なに?続きを早く書け?
結末を早く知りたいだと?

......実はな。
俺も今、探しているところなんだ。
内緒だぞ。


......そんなに笑わなくてもいいだろう。

だからな。
誰より早く、続きを知りたいというのなら、俺と一緒に......探してみるか?

君となら、今まで探したどんな美しい宝石よりも。

もっと面白いものが

見つけられる気がするんだ。


Wand - Story for you -

アンデルセンの魔法のペン。







※以前、Blue Whale店に委託していた際にお受けしたオーダーメイドになります。














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