タイトルのテキスト
タイトルのテキスト

オーダーメイド作品【Gate:Avalon*アヴァロンへと至る道*】

2016年11月21日月曜日

オーダー作品

t f B! P L


グリーンファントム(原石)
京都オパール(カボション)
クリソコラ(14mm丸玉)
スーパーセブン(ドロップ)
ホワイトシェル 立体フラワー(6mm)+(8mm)
マザーオブパール(薔薇)
グリーンアベンチュリン(リーフ)
ソーシュライト(2mm丸玉)
ガーデンクォーツ(6mm丸玉)
ビルマ翡翠(3mm丸玉)
プレナイト(3mmカット丸玉)
イエローグリーンジェード(4mm丸玉)
グリーンドラゴンブラッドジャスパー(6mm丸玉)
水晶(ドロップ大)+(ドロップ中)+(ドロップ小)
フローライト(さざれ)
ペリドット(さざれ)
グリーンアパタイト(さざれ)

オーダーメイド作品!
久々にご注文頂きましたー!
ありがとうございます。(*^^*)
お客様からのオーダー内容はこちらでした。
※一部抜粋
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 

初めまして、いつかオーダーしたいと
以前から思っていたのですが…
急に今、申込みを始めている自分に多少変な気持ちでおります(自動操縦的な感じと言いますか;)。
それで、制作していただきたいのは
「アヴァロン」と「ドラゴン」がテーマ?なモノでお願いしたいのです。
テーマ?は決まっているのですが形はテーマに沿う物で何でもかまいません…って、こんな注文でもよろしいでしょうか?

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 

ということで、今回のお客様はオーダーで作って欲しいテーマはがっちりと決まっていたんですが。
【どんな形のものを作るか】というのが決まっていませんでした。
ですので、まずは私ができる形などをご提案させて頂き、何度かやりとりを致しまして。
形としては、
壁掛けや吊るすことができる、リースのようなもの。
ということになりました。


お客様からのオーダー内容、以下一部抜粋です。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 
さっそくカタチについてなのですが
お返事いただいた中にありました「お守り的なもの~」の辺りで
「ゲート」という言葉が頭に浮かんで来ました・・・
ゲートってどんなのか?と思考してみましたが先ほどの浮かんでくる系
応答はありませんでしたので思い付いた物としては「潜り抜ける」と言う事で
チャリスの井戸のあの蓋とか神社の茅の輪とか花環的な物(またその形)を
思い浮かべました・・・リースとか籠目蓋っぽい飾りものとった方向の物は
いかがでしょうか?掛けたり吊るしたりできるようなもの

※使用したい石
クリソコラ・プレナイト・エピドート・オーロヴェルデ・ガーデンクォーツやスーパー
セブンみたいな?内包系の石…何かの足し位になれば程度の内容と思っていただければ

(あ、私が考えていた緑の石はペリドット・モスアゲード・ヒスイ・メノウ・アマゾナイトとかでした
アヴァロンは海に浮かぶ島で湖があります、手に取れる位置にある植物は黄緑が多いのです;
ドラゴンは純白にキラキラしています…でも基本自由で構いません、よろしくお願いいたします。

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 

ということで。
今回のオーダーは、剣でもワンドてもアクセサリーでもない。

強いて言うのなら、壁掛けできる飾り。
しかもアヴァロンやドラゴンをモチーフとした【ゲート】のイメージのもの。

なんともオーダーメイドらしい(笑)初の試みで制作させて頂くことになりました。
ということで、
まず、お客様からメインの水晶選びと、形の細かい打ち合わせ。
形はリースのようなもの、という風に最初はふわっとしていたんですが。
お客様のやりとりの中で私が
ふと強烈に浮かんできた形がありまして、
それが、以前に作った
この作品だったものですから。

水晶を立てた作りをご提案いたしました。
さらに、使用したい石や、アヴァロンのイメージ、ドラゴンのイメージなどなど。
お客様のやりとりの中で色々と伺うことができましたので、私の中でどんどんと、こんな形、こんなものはどうでしょう?とご提案や、盛り込んでいくことができまして。
何度か細かな打ち合わせをしてから制作させて頂きました!

てことでまずは土台作り。
今回は、壁掛けもできるサイズでしたので、大きめの空枠のようなものを先に作る予定でした。
18号の太めのワイヤーと、22号のガンメタで石を留めつつ、全体的な枠組みをまず作りまして。
こんな感じになりました。

それから、他のワイヤーを足していって、
土台として最終的にこうなりました。



この辺は、がっちりイメージを決めていたわけではなく、要所要所、ポイントで浮かんでいたイメージを繋ぎ合わせていった結果こんな形になり。
ここから、石を盛っていきました。

出来上がってみると。



Gate:Avalon

メインのグリーンファントムを、真ん中にがっちりと杭を打つように打ち立てた時から。
私の中でアヴァロンの世界がゆっくりと、確かに広がり始めました。
それはまるで、遠くの無人島を見ているかのように。
はたまた、緑の丘を登り、草原を駆け抜け、鬱蒼と生い茂る密林を探索するかのように。

グリーンアベンチュリンのリーフを盛り付け、そこから、フローライト、ペリドットのさざれ、グリーンドラゴンブラッドジャスパーやガーデンクォーツの6mm丸玉、ソーシュライトの2mm丸玉やイエローグリーンジェードの4mm丸玉などなど。
明るめな緑の石を多めにして、太陽に照らされてる植物のようなグリーンを意識しつつも。
要所要所に暗めの緑の石も配置することで、立体感をもたせてみました。



石のサイズも、今回はかなり大小様々なものを使いましたので。
ぐっと顔を寄せて近くでみると、鬱蒼とした森の中を覗いてるような感覚になりますし。

少し顔を離して見ると、切り立った崖や、緑の丘のようなイメージとか。
なだらかな草原のようにも見えてきて。

そしてさらに、全体を眺めてみると。
まるで天空の城ラピュタのような、空に浮かぶ島のようにも。
無人島のような島の景色を切り取ったように見えるように、頑張ってみました。

メインの石の中央のグリーンファントムのポイントは、写真ではわかりにくいですが、真ん中に微かな緑色を内包しておりまして。
この緑が、癒し系でとっても爽やかな緑なんですよ。
なので、ワイヤーや石でその部分を隠してしまうのは勿体無い!と思ったので、なるべくポイント全体が見えるように、あえて、スカスカな空間部分を作って留め付けております。

それがまた、崖や、吊り橋などにも見えてきて。あえて空間を作ることで、より世界が広がったような感じで、色んな解釈ができて面白くなったかなと思います。
本当は、このスカスカな部分に、海や水を思わせるアクアマリンなどの青色の石も盛り込もうと思ったんですが。
いざ石を合わせてみると、どうもしっくりこないというか。なんだか合わない感じがしましたので、今回は青色の石は盛り込みませんでした。



緑の森や、丘を越えて。
グリーンファントムのポイントから張り巡らされたワイヤーの吊り橋を渡るように、左側へと視線を移すと。
小さな白い花が、風に揺れるように。
白い薔薇のマザーオブパールと、ホワイトシェルのフラワーカット。細かい所では、その中の5枚の花弁のビーズには、雌しべのようなソーシュライトの2mm丸玉。
そして、花の蕾のようなイメージでビルマ翡翠を散りばめています。

まるで、小さな花々が

こっちだよ。

と囁いてるかのように。

見上げれば、上からロープが垂らされていて、行き先を示しているみたいに。

或いは、誰かの足跡や、目印の為に置かれた小さな花のように。

小さな白い花が、上から下に向かってツルを伸ばすように咲いてゆきました。

今回は珍しく、フワラーモチーフの形の違う石を3種類も使ってまして。
百合の花のような形のものと、5枚の花びらの形のものと、薔薇カットのもの。
同じ白い花でも、種類を変えることで、より自然に咲いてるような感じを目指してみました。



緑のフローライトのさざれをほんのちょこっと盛っていますが。この部分はとにかく、白い花が咲き誇る光景が浮きたつように意識しています。

この"白い花"とは、ざっくり言いますと、
お客様の中ではドラゴンと関係しているもの。メッセージのひとつ。

ということでしたので、組み込むことにしまして。
あとから気がついたんですが、5枚の小さな花はリンゴの花のようにも見えました。w
そんな白い花びらが導く先を上へ、上へと辿って視線を移して進んでゆくと。




ひときわ大きなクリソコラの14mm丸玉。
これがまた、仕入れた粒の中でも、まるで地球儀のような色合いのものを選びまして。
完全に固定していても、手でゆっくりと回して回転することもできるんですけども。

私の中ではこのクリソコラは、世界地図や地球儀のようなものの象徴であり。
アヴァロンの場所を常に示しているもの。

というような感覚でした。 

世界中のどこに居たとしても、迷う事なく、必ず、目的のアヴァロンへたどり着くことができるようなナビゲーションシステム。
ワンピースのログポースに近いイメージで、特定の場所だけを常に指し示すもの。

その大粒のクリソコラの下には、白い薔薇の花と共に、フラワーモチーフのジョイントパーツを仕入れて取り付けておりまして。
これはなんだか紋章のような気がして仕入れてみたんですが。
その下に、大きめの五芒星のチャームをぶら下げてみると、なんと大きさが丁度バッチリ!

下に立ててあるグリーンファントムとうまく重なり、魔法陣のような配置になりまして。笑
アヴァロンのイメージを表すだけでなく、より、ゲートの雰囲気が出たかなと思いました。

そんな感じで、ここまでは、ゲートやアヴァロンのイメージで石を盛り込んで制作していましたが。
実は、クリソコラの横には、ワイヤーでドラゴンの翼みたいな形が出来上がっておりまして。


逆さまにしたらわかるかな?と思うのですが。
今回は偶然にも、逆さまに飾ってもいいじゃん!素敵に見える!形になりましてね。
それが、ドラゴンの片翼のような形になっていきました。

ゲートの世界を反転させて。

丘や島に見えていた緑や、白い小さな花々は、まるで大きな洞窟の入り口や、洞窟の内側のようにも見えて。
その下にくっきりと浮かび上がるのは

ドラゴンの片翼。

制作前は、"アヴァロンのゲート"がメインテーマでしたので、ドラゴンの要素を入れるつもりは無かったといいますか。←
多分、アヴァロンを表すだけで精一杯だろうと思ってたんですが。笑

何故か、石を仕入れる段階から、プレシャスオパールがなんども浮かぶんですよw
でも、流石にそれ組み込んでしまうと、かなりの予算オーバー!
しかも、お客様が使用して欲しい石にも入ってないので提案しにくい。 
どうしたものか。。。と思った時に、丁度、予算に収まりそうな京都オパールのカボションがありましたのでね。
これか?!
と一緒に仕入れておりました。

お客様の中では、ドラゴンとは白い(白銀?)色だと聞いておりましたので。
この京都オパールはドラゴン的な要素なのかなー?と思っていたんですが。
いざ、ワイヤーで枠組みを作ると、翼がわさわさと生えてしまいました。笑



ドラゴンの片翼



白さと透明感と、ドラゴンの鱗っぽさが出るように、水晶のドロップカットの大小を織り交ぜてて盛り込みつつ。

クリソコラの上に、京都オパールを、24号の細めのワイヤーで留め付けてみました。
そのさらに上には、スーパーセブンのドロップを一粒だけ。

これはお客様のリクエストに入っていたので組み込んだのですが、感度を上げる為というか。バランス調整の為に一粒だけ入れたような感覚でした。

地球儀のようなクリソコラを包み込むように広げられている、ドラゴンの片翼。
それはアヴァロンと、現実世界を繋ぐ役割を担っているかのように。
白いドラゴンが、ゲートを潜り抜け、両方の世界を行き来している姿のように思えました。


例えば、ゲートや扉、という表現だと。
向こう側とこちら側というように、世界が仕切られて、それぞれがまるで別々で、隔絶された世界のように感じてしまうけれど。
自由に行き来できるということは、その境目が徐々に無くなってしまう事でもあるのかなと思いまして。

仕切られていた筈の世界が、どんどん曖昧になってくる。
だからこそ、向こう側にも、こちら側にも偏り過ぎないように。

この白いドラゴンが上手くバランスを取るように、役目や役割を果たしてくれている。
だから、安心して――

これはすごく個人的な感覚なんですが。
この作品を作り始めた時から、なにやら、物凄く、守られているんだな~!という気持ちや思い、愛情のような強い何かが浮かび上がっておりました。

この感覚を、言葉で例えるとしたら、
アヴァロンへと至る道。
そしてアヴァロンから今の世界へ戻る道。
ゲートを使い、世界を繋ぐ時にはいつも側に、自分を守ってくれているドラゴンがいる。
そう、確信するような気持ち。

信じるのではなく、知っている。

その翼を広げ、ドラゴンの背に乗り。
空からアヴァロンへと向かう時も。

陸地を旅して、遠回りしながら、船を使って海を渡る時も。

はたまた、どこでもドアのように、ゲートを潜り抜け一気に到達する時も。

例えどんなルートを選んだとしても。
どんな時も、あらゆる道に、あのドラゴンが側に居る。

ゲートと言うと、
普通は潜り抜けるもの、行き来に使うものなんですが。
この作品のゲートとは、単なる行き来の為のもの。という意味だけではない感じがします。
もっと幅広く、もっと広がりをもたせて。

あらゆるルートが、
アヴァロンへと至る道だ。


実は、今回のオーダーでは、お客様から、アヴァロンとドラゴンというがっちりしたテーマは最初から伺っていたのですが。

肝心の、アヴァロンはどんな場所なのか。
ドラゴンとはお客様にとってどんなものなのか。

というのが、やりとりを重ねても、なかなか明確にわかりませんでした。
もちろん、普段のオーダーメイドでも、テーマだけ指定してあとはおまかせ!という場合もありますので、作ってみるとわかるかなー?なんて、のんびり構えていたんですが。

お客様との打ち合わせの、最終確認の時に。お客様のメッセージで、アヴァロンについて、ドラゴンについてのメッセージを読んだ途端。 

最初は、ヘリコプターや船の甲板で遠くの無人島を見ているかのように、ぼんやりと朧げに浮かんでいたイメージが。

突然、望遠鏡でぐっと島の内部を垣間見るかのような、まるでカメラのフォーカスがビビッと合うような感覚になりました。
そして、ドラゴンとの関係は、上手く言葉にできないけれど。
制作時に

ドラゴンの片翼の形が現れた時に、ふと。
見えないもう片方の、片翼を担う存在。
どんな時も側に居る相棒のようなもの。
という風に私には思えました。

このゲートを潜り抜け
世界を行き来する。

前よりももっと明確に。
前よりももっと、近くに。

遠くに在った筈のアヴァロンが
目の前にありありと広がってゆく。

その時には、常に、常に。
溢れるほどの愛情で、
自分を守ってくれるドラゴンが側に居る。

別々の世界から、手を繋ぐように。
ゲートから現れる片翼の翼



どちらの世界にも。 共に――


そんなイメージの作品なのかなと思いました。

壁に飾れるように、上の方はピンなどにもひっかけられるように、大き目の丸カンぽく作っております。
さらに、お客様の手で、お好きなサンキャッチャーや、パーツを組み合わせたり引っ掛けられるように、下にも小さな丸カンをつけております。
実際、制作してみると。
かなり細かい所をこだわって作っていたので、もしも、おまかせだったとしたらこんな風に作れなかったかもなーと思いました。
こういう所は、オーダーメイド特有の、お客様と一緒に作っている部分なんだなぁと改めて思いました。(*゚Д゚*)
ということで、ご注文ありがとうございました!!

ショップの商品ページはこちらです↓↓


オーダーメイド作品【Gate:Avalon*アヴァロンへと至る道*】 - 虹色の花




お客様のご感想はこちら↓↓


オーダーメイドのご感想【Gate:Avalon*アヴァロンへと至る道*】







虹色の花shop【ネットショップ】
http://nijiironohana.com/ 

ルースセレクトオーダーもはじめてみました!

まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^















このブログを検索

Youtube チャンネル

チャンネル登録や、いいね!して頂けたら嬉しいです。

X(旧Twitter)

作品の更新はXで一番ポストしてます。 nijiironohana7

instagram

ブログアーカイブ

ページビューの合計

QooQ