水晶ポイント(大)
ブラックラブラドライト(大粒マロンカット)
ラブラドライト(高品質ロンデル)
黒蝶貝(ペアシェイプカット)
レインボーオブシディアン(リーフカット)
ブラックダイヤモンド(原石さざれ)
レインボークリスタル(6mm丸玉)
(アイリスクォーツ)
モリオン(6mm丸玉)
ラルビカイト(6mm丸玉)
アメジスト(大粒さざれ)
スギライト(大粒さざれ)
アイオライト(ミニボタンカット)
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お客様の石
アイオライトサンストーン
ペイソンレムリアダイアモンド
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オーダーメイド作品!
今回から、オーダーメイドは、ご注文フォームでの受付にて対応しております。
今回のお客様のご希望はこちらでした。
※一部抜粋
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私がイメージしているのはルシフェルの剣です。
具体的にいうとのんびりやさしくというブログをされているさつきのひかりさんがかいていらっしゃる天使夜話の、暁の星という物語にでてくるルシフェルがイメージなのですが、ご存知でしょうか。
あとは石は天然石でお願いいたします。
中心石に私がもっているアイオライトさんストーンという石を使いたいのですが、できますでしょうか。
不可能の場合はそちらで別の石を(アイオライトサンストーンが無理な場合はお任せの石で)お願いいたします。
デザインに天使の翼を入れていただけるとうれしいです。
あとは創造の翼を広げられ自由に製作してください。
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その後のやりとりにて、ルシフェルについてのイメージで他に何かありますか?
という風にお伺いしますと。
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曲があるのですが、残酷な天使のテーゼを歌っている高橋さんの曲です。
※その後、追加で、手持ちのペイソンレムリアンダイヤモンドも使用して欲しい。ということになりました。
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ということで。
今回のお客様のオーダーのご希望は、さつきのひかりさんの小説のルシフェルをイメージした剣ということでしたので。
作者様の許可を頂きまして、リンクを貼らせて頂きます。ありがとうございます!!(*'∀'*)
さつきのひかりさんのブログ
【のんびり、やさしく】
【天使夜話 ~暁の星~ 1】
【天使夜話 ~暁の星~ 2】
【天使夜話 ~暁の星~ 3】
【天使夜話 ~暁の星~ 4】
【天使夜話 ~暁の星~ 5】
さらに、
※お客様のお手持ちのアイオライトサンストーンと、ペイソンレムリアダイアモンドを使いたい。
ということでしたので、お客様から、 石のサイズと、写真を送って頂きまして、剣として組み込める石かどうか、確認した後に、私の所まで送って頂きました。
基本的に、お客様のお手持ちの石で制作する場合、注意点としては作り直し、リテイクは致しておりません。
これはですね、私の場合はどうしても、石を盛り込んでいく作品が多いので。作り直しになると、石を取り出して、さらにバラしてまた別の作品に作り直すのはかなり、大変なんですね。
ですので、もしも制作した後に、キャンセルになってしまった場合の取り決めといたしましては。
残念ですが、お預かりした石だけ取り外してご返送という形になることを先にご説明してから、石をお預かりするようにしております。
そしてその後、メインの刀身の水晶の候補をご提案して、お客様からお選び頂きまして。
石を仕入れた後、制作させて頂きました!(つ∀`*)
まずは、土台作り。
今回は、お預かりした石を、剣のメインに配置しようと思ってましたので。
ペイソンレムリアダイアモンドは、剣の柄の先端に。
ここまではシルバーカラーワイヤーのみで作ってます。
そこから、アイオライトサンストーンを黒いワイヤーで留めつけた後に、剣に取り付けます。
思わず写真撮ってしまったんですが。
何この、ワイヤーのうねり具合!!
召喚してるっぽい!
或いは、錬成中!!みたいな感じww
とテンション上がりましたw
そして、土台の出来上がりはこうなりました。
もう、これで完成でいいじゃないか。←(爆
て思ったくらいに、この剣は土台で相当、時間かかりましてね。
土台も石の盛り込みも、いつもの2倍くらいは時間かかってるんですが。
細部をこだわりつつ、相当丁寧にワイヤーを重ねていきまして。
そこに、石を盛り込んでいきました。
出来上がってみると。
Sword of Lucifer
-ルシフェルの剣-
誰一人、見捨てはしない。
傷つき、ひび割れ。
泣き喚き、打ちひしがれ。
苦痛に慄く魂を。
しっかりと抱きとめる。
その翼は、漆黒――
今回の作品は、さつきのひかりさんの小説ー天使夜話 ~暁の星~のルシフェルをイメージして制作してほしい。
ということで、石のセレクトや、形なども、小説の中のルシフェル、というのが表現できるように、細部に渡ってこだわってみました。
スモーキーがかった、大きめの水晶ポイントを刀身に、ルシフェルの漆黒の翼が、描かれてゆく。
今回は、お客様からは細かな指定は殆ど無かったので。
シルエットが最高にかっこいい、ダークなルシフェルの剣を作ろう。(笑)
そう思いまして。←
土台の時点では、途中までは白い剣(シルバーワイヤー)一色で制作していまして。これは、天上に居た頃の輝かしい姿だったルシフェルをイメージしてだと思うんですが。
何故か不思議と、黒いワイヤーを最初から入れ込む気になれませんでした。
剣の中心。
本当の芯の部分は常に、誰にも侵食されることのない、輝きを常に宿している。
だから、黒いワイヤーは最初から組み込まず、途中から少しずつ重ねるように増やしていきました。
少しずつ、少しずつ、積み重なるように漆黒の色彩が混じる。
輝かしい光を全て覆い尽くすような、黒い翼。
夜空を背景に、佇むルシフェル。
そして、お客様からお預かりした、アイオライトサンストーンと、ペイソンレムリアダイアモンド、柄の中央と、先端に取り付けまして。
そこから、鋭い闇の鍵爪のような羽をイメージして。レインボーオブシディアンのリーフカットを重ね合わせて盛り込んでいきました。
最初から、翼の部分は黒色の石を盛り込んでゆこうと思ってましたので。
翼はシルバーカラーワイヤーで枠組みを作りました。これで、黒い石を沢山盛り込んでも、羽のラインがわかりやすく出ていると思います。
そして、ただ単純に黒い羽というだけでなく、立体感や、深みを持たせる為に、スギライトとアメジストの暗い紫色を混ぜて盛り込んでゆきまして。
より深く、より複雑に。紫色ってのはとても不思議な色で、明るい紫色だと、高貴な色に感じられるんですが。
暗い紫になればなるほど、怪しく妖艶に感じられるんですよね。w
今回はわりと暗めの紫色をチョイスして、レインボーオブシディアンの黒と重ね合わせる。
その上から、さらに。
宇宙の煌めきを纏わせるような、高品質ラブラドライトに。
夜空を閉じ込めたような大粒ブラックラブラドライトのマロンカットと、アイオライトのミニボタンカット。
これらは、まるで、大きく広げた星空のマントのようで。
漆黒の羽の上から、夜色の翼が重ねられてゆく。
そして、小説に出てくる、黒い蝶という表現を表せるように、黒蝶貝のペアシェイプを仕入れておりまして。
この黒蝶貝は、天然石をご希望という事でしたので、使用しても良いか、わざわざお客様に確認したくらいビビっ!ときたんですけども。
私の中では、美しい虹色の輝きを宿したルシフェルの羽をイメージしていました。
小さなブラックダイヤモンドの原石は、小説に出てくる"礫"のイメージ。
段階的に層になるようにしつつ、羽部分には、それぞれ、別の意味合いを持たせてまして。
全体的に見ても、ぶわっと大きく広げられた翼は、様々な黒い羽根が層のように重なり合い、6枚羽のような立体感が出るように頑張ってみました。
今回の一番は、この漆黒の翼の装飾に最も力を入れていたんですが。
しかし、個人的には、
この剣のイメージで一番重要な石は、意外なコトにレインボークォーツ(アイリスクォーツ)でして。
レインボークォーツとは、天然にクラックが入った水晶のことなんですけども。
この丸玉が、私の中では、ひとつひとつが、傷ついた魂のようなイメージがありました。
それを剣に一粒だけ、ではなく。
要所、要所に羽と羽の隙間だったり、剣の中央だったりと、色んな場所に配置していまして。
透明な丸玉なので、黒い翼に重ね合わせると、黒く染まり。
シルバーワイヤーの上に重ね合わせると、白く輝いていている。
傷ついた魂をそっと抱きとめ。
また、前に進めるようになるまで、守ってくれている。
受け止め続けてくれている。
赦し続けていてくれている。
その傷を、その痛みを。
自らの手で、乗り越え、前に進む為に。
今回は、さつきのひかりさんの小説に出てくるルシフェルのイメージとして。
私の中では、やっぱり、最後の最後のこの部分。↓
※小説の一部抜粋です。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
「伝えておくれ。どこにいようとも、どんなに時が経とうとも、ずっと愛していると」
愛し子よ。
いつでも、おまえが必要とするときに。
その傷が癒えて光に変わるまで、私の翼に苦しみを預けよ。
おまえのすべてを赦し、すべてをこの翼で抱いていよう。
私はおまえを愛している。
私はおまえを愛している。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
これを、この部分を形にした剣にしたいなぁと強く思いました。
剣という形には、
戦いの象徴という側面もありますし。
黒い翼も、その意味も。
ルシフェルという存在も、
ダークなイメージにはなるのだけど。
愛してる。
そういう何かを感じられるものにしたいと思いまして。
だから、たくさんの傷を抱えた魂をイメージして、レインボークォーツを選んだんですが。
同時に、その傷や、クラックは、光にかざすと虹が浮かび上がったり、クラックがあるほどに綺麗に輝いてみえるんですよね。
闇の中に在っては、ただの傷跡でも。
光にかざせば、輝きに変わる。
一度、その漆黒の翼で受け止めてもらえたからこそ。
視点や、思い込みや、価値観などの切り替えができてゆく、というような感覚。
傷も、傷跡も何も変わってない。
だけど、それは私の中では痛みではなく、別の虹色の輝きに変わり始めている。
今回の剣の中で、レインボークォーツは唯一、ルシフェルそのものをイメージした石ではなく。
ルシフェルの懐の深さを表したような石という感じがしましてね。
散りばめられた、レインボークォーツは、それぞれ、ルシフェルの翼や胸で憩い。
誰一人見捨てることなく、全てうちに抱きとめ。
傷ついた魂が癒えるまで。
前に進めるまで、その漆黒の翼で受け止め続けてくれている。
頼もしく、しっかりした大きな包容力。
そして、やがて前に進めるようになった時には、星空の煌めきの下で、優しく送り出してくれそうで。
そしてまた。
辛くなったら、またいつでもおいで。と諭してもくれそうで。
なんとも......暖かい。
この暖かさは、
ミカエルなどの、光あれ!な天使の暖かさやポジティブさとは違うのだけど。
寒さで凍える夜に、毛布でそっと包んでもらえるような。
そんな、暖かさ。
今までは、ルシフェルのイメージの作品を作る時は、在る程度の重さや、暗闇を直視する怖さや、抵抗感のようなものを感じる事が多かったんですが。
この剣を作る時には、不思議と、それがありませんでした。
全体的な見た目こそ、
魔王のように漆黒の翼を広げ、
バッサバッサと暗黒の力を自分本位に使って、
我を邪魔するものは叩き切る!
みたいに見えるんですがwwww
この剣に宿ってる、その意味を知っているだけで。
優しく暖かな面影が、闇の中で重なってゆく。
この剣を持ち。
ルシフェルの前に立っている、少女の姿が、思わず浮かびました。
華奢な少女には似合わぬ、大きな黒い剣。
その重たい剣を振るい、果敢にもルシフェルに向かって何度も、何度も突進してゆく。
憎しみなのか。
悲しみなのか。
誰にも受け止めてもらえなかった。
苦しさ。傷ついた心。
華奢な少女には不釣り合いな、大きな黒い剣。
ルシフェルはそれを取り上げることもなく。
いつも軽くその剣をあしらい。
時に受け止め。
いつも愛しげに抱きしめられる。
――おまえがその剣を振るう必要がなくなるまで。私がいつでも相手をしよう。
もがいて抵抗しても、いつも、いつもそう。
最後は抱きしめられて、頭を優しく撫でられる。
――今日も私の、勝ちだ。
これは私が、この剣に対して浮かんだイメージですので、さつきのひかりさんの小説とはまた全く関係ない部分なんですが。
決して倒さず、しかし倒されず。(笑
なのに余裕の微笑みで勝ちだと言い張られるようなイメージがあったんですよ。(笑
くそ、悔しい!ww
本当の意味で手も足も出ない!!
と、手足をバタバタさせるくらいに、毎回ルシフェルに煽られつつも。w
でも、この少女は、気が済むまで暴れたり、泣いたり、ルシフェルに向かっていく事で。そういう関わりの中で。
自然と自分から、色んなことに気がつくような気がしたんですね。
やがて、その深い傷さえ、いつの間にか癒えていることに気がつくのかもしれない。
自分自身で、赦せてしまうようになるのかもしれない。
私には到底、計り知れない。
漆黒の翼。
誰一人、見捨てはしない。
その言葉を、本当の意味で体現してるんだろうな。と剣を作りながら思ったんです。
想像もつかないほどの深い闇を背負っていたとしても。
一番深い闇の渦中に居たとしても。
それでも、そう言い放てるような存在。
Sword of Lucifer
-ルシフェルの剣-
いつでもかかってきなさい。
いつでも、お前を受け止めてあげよう。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
今回は台座も特別製です。
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オーダーメイド作品【Sword of Lucifer-ルシフェルの剣-】 - 虹色の花
ルースセレクトオーダーもはじめてみました!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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