シーブルーカルセドニー(カボション
ピンクカルセドニー(カボション
アパタイト(ミニボタンカット+さざれ)
アイオライト(ミニボタンカット)
ブルークォーツ(ミニボタンカット
タンザナイト(さざれ
マルチカラースピネル(ミニボタンカット
レッドアゲート(2mm丸玉)
トルマリン(さざれ)
新館用作品!
ということで、久しぶりの新館用作品!
こちらは、現在オーダー頂いたお客様から、リバーシブルのクロスというのは作れないか。
とご提案がありまして。
全く今まで作ったことの無い作品は、だいたい、まず試作してみたくなりますので。(笑
オーダーとはまた別で、リバーシブルタイプのクロスを制作してみました。
丁度、手持ちに、同じサイズのシーブルーカルセドニーと、ピンクカルセドニーのカボションがありましたので。
これを使用し、少し太めの角線のゴールドカラーワイヤーで十字架の形を作っていきました。
今回、なにが難しい!って、
裏側が無い!ということ。
いつもなら、裏側はある程度、ごちゃっ!となるものなんですよ。
だけど今回はどちらも見栄えするように気をつけてワイヤーを巻いていく。
クロスだから作りやすかった、というのもありますが。
正直、これにカボションを両方留めるのに苦労しました。www
厚みは出てしまいますが、身につけてみるとあまり気にならないくらいでした。
土台はこんな感じです。
意外にも、石を盛らなくてもシンプルで良いなぁー。両方使えるなぁー!
という風にできまして。
偶然?ながら、両方のカボションも上手く中央に留めつけが出来て。
双子や姉妹で性格の違う、
女神様のような印象に思えてました。
今回は石を盛らずにこのままで行こうかなと思ったんですが。
その直後、伊勢神宮へ旅行に行きまして、帰ったら、石を盛りたくなったんですね。(笑)
なので珍しく、土台を作ったのは旅行前で。旅行後に日数が経ってから石を盛ってみました。
出来上がってみると。
運命の女神。
まるで、ゲームのタイトルのような作品名になりましたので。
画像もゲームのタイトルっぽく加工してみたんですが。(笑
今までの作品と明らかな違いは、裏側がありません。
リバーシブルに、裏表、どちらも使えるクロス。
その十字架の、
裏表で現れてくる二面性。
一人の女神は、未来を見つめ。
一人の女神は、過去を見つめている。
片方のシーブルーカルセドニーのカボションをメインにした方は、非常にクールなお姉さん。
クロスに散りばめられているのは、アパタイトと、アイオライト、タンザナイトの青色。
まるで法衣を纏った、魔法使いや賢者のような印象で。
それは静かに未来を見据える女神の姿。
この女神様は、常に冷静に状況を分析し、何事にも感情的にならない性格なのかなーと思ったんですが。
しかし、その冷静な性格とは反するように、この女神様には、ものすごい"広がり"や、"可能性"を感じました。
目標や目的を見据えていながらも。
うねるような流れに身を任せられる。
未来は常に変動し、不確定だ。
それは君の頭の中にしか存在しない。
どんなに、頭の中でリアルに未来を思い描いたとしても。
現実は、その予想を遥かに超えてくる。
想定外なんて当たり前。
予想を裏切られ。
期待に反して。
唐突に、突然に揺さぶられる。
嬉しいコトも。
悲しいコトも。
いつも通りの日常さえも。
想像でしかなかった未来は。
確実に今へと形を変えてゆく。
不思議と、未来に起こるであろう様々な出来事の全てを。
この女神様は、感情的にならずに全て包み込んで、見つめているような気がしまして。
自分の選択はこれで正しいのだろうか。
自分の行く道はこれで良いのだろうか。
小さな選択も、大きな選択も。
見えない未来の前では、常に正しい方や、正解があるような気がしてしまう。
選ぶことそのものが、大きな恐れへと変わってしまうこともあるけれど。
この女神様は、どこかゆったりとしていて。なのにものすごく冷静で。
何が起こったとしても。
どんな選択肢を選んだとしても。
成功しても。失敗しても。
大きな流れの中では"間違い"なんてないことを教えてくれるような気がしました。
貴方が望む道は。
流れのままに。
ビートルズのLet It Beがテーマソングにピッタリかなと思うんですが。笑
先の見えない未来への不安や恐れを、この女神様は、和らげてくれてるんじゃないかなと思いました。
そして、その反対側
ピンクカルセドニーのカボションを使用した方は。
非常に素直でストレート。
愛する想いが常に溢れ、それを常に惜しみなく表現している女神様。
だけども、その熱い強い想いはぐぐぐっっ!!と内へ、内へと秘めている印象で。
外側に、ではなく。
常に内側に向け続けている。
それは未来や、
自分の外へ向ける想いではなく。
既に過ぎ去ってしまったもの。
過去の自分へ向ける、愛の気持ちなんだろうなぁと思いました。
なのでこの女神様は、常に過去を見つめ。過去を抱きしめているんじゃないかなと思いました。
既に過ぎ去ってしまったもの。
もう、変えようがないもの。
出来事としては既に終わってしまったものを。
いつまでも記憶に残し、嫌な記憶ほど薄れることなく何度も思い出しては、引きずってしまう。
何故悔やむのか。何故嫌な気持ちになるのかと言えば、過去は変えることができないから。
未来と同じく、過去もまた。
頭の中の、記憶にしか存在しない。
しかし、この女神様は過去を嘆いて、自分を切り捨てていくような冷たい印象ではないんですよね。
むしろ、どんな自分も。
どんな出来事も。
暖かく迎え入れてくれている。
マルチカラースピネルの中でも、赤色の石を選んで配置しまして。
中央には2mmサイズの小さな一粒のレッドアゲート。
十字を切る祈りは。
誓いの想いにも似て。
覚悟の証にも似て。
トルマリンのさざれは、内側に秘めた、暖かく、熱い想いのように見えました。
アニメに例えるのなら、
まどマギでの、まどかちゃんのようなポジションで。
今だけでなく、過去の全ての魔法少女を救うために。
自ら、過去そのものを改変してしまうような感覚。
過去の貴方を、
置き去りにしたままにはしない。
切り捨てたままには、しない。
過去に泣いている貴方を、
苦しんでいるままの貴方を。
抱きしめに行くから。
こちらのテーマソングは、
まどマギのop曲のコネクトなのかなーとか思うんですが。w
この女神様の愛に触れた時。
過去の出来事から生じていた気持ち、変えられないと嘆いていた気持ちにさえも、不思議な変化が起こるのかもしれません。
ネガティブな想いや、苦しい気持ちにずっと悩まされていた筈なのに。
ふと、その愛に触れ。
こだわり続けていた何かが取り外され。
抱きしめられ。受け入れられて。
少しだけ、自由に。
微笑んでいる昔の自分がいる。
過去は変えられなくても。
あれから時が経って。
笑っている自分が。
今、ここに居るのだから。
そして、こちら側のペンダントは。
正面を見据えた時に、裏側の装飾に使ったアパタイトが、ちらりと見えるようにもなっていまして。
それが、トルマリンのさざれの、赤色の過去の流れと。
未来であるアパタイトの青色の流れの繋がりを表しているように思えました。
それぞれは、別々に見えるのかもしれないけれど。
この過去が無ければ。
この未来も存在しないのだ。
過去と、未来。
その二つの象徴が、裏表に配置されたクロス。
まるで、背中合わせのように、二人の女神様はいつも、過去と未来の両方を見ていて。
そのペンダントを身につけている自分は。
常に、現在に。今に生きている。
二人の女神様に過去と、未来を預け。
今、前を向いている自分。
北欧神話には、運命の3女神というのがいるそうで。それぞれ、過去と現在と未来を象徴しているそうですが。
この作品の中に存在しない、現在を表す女神様とは、ペンダントを身につけている貴方なんじゃないかなーなんて思いました。
過去の女神と、未来の女神が背中合わせになって。貴方の中に存在している。
3人はバラバラのようで。
本当はひとつ。
表も裏もなく。
未来も過去もなく。
本当は今しか無いのだとしてもーー
初の、リバーシブルに使えるペンダント。
過去と、未来は。
コインの裏と表のようにクルクルと変化し。
運命が回り、巡ってゆく。
裏側なんてない。
だから、どちらの象徴を表にして身につけるかは、自分で選択するんだ。
過去も未来も、君の手の中に在る。
そして今は、常に君と共に在るのだから。
どちらを表にするかで。
その時の気分や心持ちは違ってくるのかもしれません。(笑)
一粒で2度美味しいペンダント。w
変えられない過去を抱きしめ。
見えることのない未来を、受け止め続ける。
どちらの女神様も。
きっと貴方の力になってくれるだろう。
運命の女神と共に。
貴方は今ここで。
どちらのペンダントを表にしますか?
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
ルースセレクトオーダーもはじめてみました!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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