皆様、
お世話になっております。
Stone shop Blue Whale、店長の翠です。
12月の閉店セールにはたくさんのご来店をいただき、ありがとうございました。
びっくりするくらいアクセスがあり、花さんも私も何度もびっくりしたり喜んだり。
お買上くださった方、見にきてくださった方、メッセージをくださった方、
すべての方に感謝いたします。
ご案内いたしました通り、当店は2023年1月31日(火)をもって閉店させていただきます。
前のメルマガで十分ご挨拶させていただいたのですが、最後のセールでもまた色々な出来事があり、
そのお話を最後のご挨拶にさせていただきたく、もう一度メルマガを送らせていただきます。
また長文です。
お忙しい方は読み飛ばしてください。
まず、お詫びがございます。
昨年の春ごろ、私のうっかり勘違いでお店の契約更新がとまり、閲覧禁止になっていた時期がありました。
発覚後も手続きがスムーズに進まず再開に時間がかかってしまったのですが、
その間に来店くださっていた方がたくさんいらっしゃったようで、
「あの時は心配しました。」と何人もの方からお聞きしました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
そして、この店のことを忘れずに見に来てくださっていた方がそんなにいらっしゃったことがうれしかったです。
ありがとうございました。
お詫びがもう一つあって、
「こういう石が欲しい」「探してほしい」とご依頼を受け、「おまかせください!」とお返事したにも関わらず、
ずっと覚えて探し続けてはいたのですが「これ」と思うものが見つけられないまま、
ご希望にこたえられなかった件が複数あります。
本来なら個々にお詫びすべきところなのですが、パソコンが壊れた時にお客様とのメールが消失してしまい、
お名前もご連絡先もわからなくなってしまいました。
もしこのメルマガがその方のところに届いたら、心よりお詫びいたします。
楽しみにしていただいたのに、本当に申し訳ございませんでした。
今回のセールでお買い物くださった方から到着のご連絡や感想をいただいたのですが、
多くの方から、
「選べずに迷っていたが、買う時まで欲しいものが残っていました」
「花さんのペンデュラムで選ばれたものは、自分が買うタイミングまで残っていました」
「臨時収入があったので、欲しいものが買えました」
「他に欲しい人がいらっしゃるのではないかと「謎の遠慮」をしつつ、
最後まで残っていたら買おう、と思っていたら買えました!」
というお話が。
花さんの星座アイテムを購入された方からは、
「自分の星座ではないけど、自分にとって大切なことがあった時の配置の星座を選びました」
「新天地でがんばる大切な人へのお守りに、その人の星座を」
「好きな星が入っている星座だから」
というお話も。
今は黄道十二宮以外の星座の読み方も増えてきて、自分に関わる星座は一つではなくなっていますが、
色々な楽しみ方に気づかされました。
商品の到着報告や感想とともに近況をお知らせいただき、
皆さんがそれぞれの場所で前を向いて進んでいらっしゃることを知り、
「私もがんばらなきゃ!」と思うこともできました。
ありがとうございました。
心に染みるお話をたくさん伺ったのですが、その中から一つご紹介を。
それは2014年の夏に「虹のトライデント」という作品をオーダーしてくださったF様とのやり取り。
この作品に添えられた物語に出てくるお店が、
「これ、うちの店のことだったのかも?」
というエピソードがありました。
「虹のトライデント」
(※Blue whaleショップの商品ページは消えてしまうのでリンクはブログ記事の方に変更してます☆)
https://shopnijiironohana.blogspot.com/2014/09/trident-of-rainbow.html
虹色の花さんは魔法空間から魔法道具を取り出して具現化させたり、
違う次元にいる存在の思いを受け止めて形にする「最強魔法道具職人」に違いないのですが、
そこに添えられる物語がまた素晴らしく、異次元からの伝達事項を自動筆記する「魔法小説家」でもありそうです。
「虹のトライデント」に添えられた物語を抜粋すると、
誰も見向きもしないような、古い骨董品ばかりを扱うような小さなお店で、
埃をかぶりそうなほどに長く、ずっとそのお店にあって、
どれほど美しくても、今まで見向きもされなかった槍。
誰にも扱う事ができずずっと、持ち主が現れてくれるのを、待ち続けながらただ、
ショーウィンドウに飾られ続けていた虹色の槍が、
夕陽射す黄昏時に、持ち主と出会う物語。
いつか、自分を使ってくれる持主など、現れるのだろうか。
どれほど、待ち続ければ良いのだろうと。
長い長い時をかけ。
己の存在価値を見失いそうになりながら。
それでも、必ず出逢えると信じていた槍の物語でもあり、
その槍と出会った持主の物語でもあります。
そこから始まる二人の物語は想像するしかありませんが、
静かに、でも確かに、お互いの命に虹色の光を灯しあいながら、
その先を進んでゆくのだろうと思います。
F様から、
「この「Blue Whale」というお店そのものも、あの「虹のトライデント」のオーダーの物語に出てくる
不思議な道具のお店みたいな感じに思えて。」
「花さんが、お店の奥の工房かなんかで、魔法を使って作品を呼び寄せているところに、
翠さんは、カウンターで出来るのを待っている私に、楽しい雑談をして一緒に完成を待ってくれてる、
優しくて楽しいお姉さん的な方というか……」
とおっしゃっていただきました。
それを拝見し「そういうこと?!」と、色々パチンとはまった気がしました。
花さん、flour de nonnonさん、Blow A Kissのhanaさん、クララさん。
職人さんたちの商品をお預かりしてお店に並べ、お客様といろいろなお話をしながら、
休み休みしつつも、お預かりしたものを必要な誰かに届けることをやってきたこの店は、
言われてみればまさにその通りでした。
職人の皆様、本当にありがとうございました。
私が石を仕入れてきて並べるだけでは触れられなかったであろう奥深い世界に、
職人さんたちのおかげで触れることができていたのだと思います。
お客様とのやり取りの中に現れる魔法や奇跡のようなエピソード、
もちろんその度に「すごい!」と思ってきましたが、
その肝のようなところに、お客様とお話しすることで、今このタイミングで気づけたのは、
この店にかかっていた魔法と奇跡の一環、気づきのための種明かしをしてもらったのだなと思いました。
それは、職人さんと店主の私だけでは起こすことができなかったもの。
そこに「お客様」があったからこその魔法と奇跡でした。
私はまったく覚えていなかったのですが、F様が8年前のオーダー時の受注メールのコメント欄に私の言葉を書いてくださっていて、
それが受注データとして残っていました。
それは、
「こんな素晴らしい作品が生まれたのは、F様がオーダーしてくださったからです」
お客様がいらっしゃって、オーダーしてくださったり求めてくださったからこそ
職人さんたちから作品が生まれ、私は商品を仕入れてきました。
オーダー以外の作品も、職人さんたちは「自分が作りたいものを作っている」つもりでも、
「何かを作り出すこと」「文章を書くこと」「絵を描くこと」などなど、
何かを組み合わせて新しい形をうみだしたり、何もないところから何かを編み出す作業というのは、
実はどれも、自分を、含め誰かのために、異次元から取り出してこちらに出現させる魔法の一種なのだと思いました。
そうやって作り出されたものがちゃんと届いていくこと。
「求めよ、さらば与えられん」
お客様と職人さんと店主と、三拍子そろっての「奇跡魔法発動」でした。
見えない世界にとらわれすぎると、地に足のつかない糸の切れたフワフワ凧になってしまいますし、
日常をがっつり送っていると感度が鈍ります。
塩梅が実に難しい。
それでも、これは別のお客様からいただいた言葉ですが、
「無いものは無いように、在るものは在ること」、
「自分の感覚をもっと信じて良いこと」
「自分自身を大切にすること」が如何に重要であるのか
みえなくても、在るものは在ることを心の芯にもって忘れず、自分を信じて大切にしながら、思うようにいかないときも、腐らずいきたいと思います。
魔法と奇跡について考えていた時に、もう長い付き合いのセラピストのあさひさんが、
ゲーム「ファイナルファンタジー10」のヒロイン、ユウナが召喚士になった時のセリフのごとく、
「私、魔法使いになりました!」とお知らせくださいました(驚)
その後、娘と私が大ファンのゲーム走者さんが年末のゲームイベントでこのFF10を走っていて「これは確認のサイン?」と。
「最強魔法道具職人兼魔法小説家」に続き、とうとう「魔法使い」までご近所で爆誕したのですからもう、ね!!
いつもならエンディングまでみないのに、たまたまみていたらエンディング歌のタイトルが「魔法をかけて」だったり(笑)
どうやら私に魔法ブーム到来中のようです。
セラピスト歴四半世紀のあさひさん、
「何か一緒にできたらいいね」とお話ししています。
まだまだふわっとした願望状態ですが、実現できたらあさひさんのところでも告知があると思います。
よろしければこちらもチェックしてみてください。
「SunTreeと碧の月」
https://suntree.amebaownd.com/
ただいま「無料!願い事へ加速する魔法の100人チャレンジ実施中」のあさひさん、
https://ameblo.jp/suntree-koko/entry-12779874747.html
残り枠30人程のようです。
魔法ブームに乗りたい方、ぜひお早めに!!
さてさてさて、
私の長文癖は直りませんでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
お預かりしているお客様のデータは、責任をもって削除いたしますのでご安心ください。
皆様からいただいた奇跡と魔法が、皆様のところへ倍返しになって帰っていくよう感謝を込めて祈りながら、
閉店のご挨拶とさせていただきます。
皆様、いつまでもお元気で!
ありがとうございました。
最後の最後に、
お店を開くきっかけになったスピと石の世界に出会わせてくれ、たくさんのご縁をつないでくれたじぇいど♪さん、
「もりっと母さん、石屋さんをやればいいのに」と言ってくれたチャチャさんに、Special Thanks!
店長 翠
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