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オーダーメイド作品【Luna Wing -月の翼-】+【Wand of the Luna *心に咲く薔薇*】

2017年5月10日水曜日

オーダー作品

t f B! P L





お客様持ち込みの石
ラブラドライト


-----------------------------
リビアングラス(5mm丸玉)
カイヤナイト(ミニボタンカット)
ラブラドライト(6mm丸玉)
マルチカラームーンストーン(4mm丸玉)
ペリステライト(ボタンカット)
タンザナイト(ミニボタンカット+2mm丸玉)
プレナイト(3mmカット丸玉)
モルガナイト(4mm丸玉)
アクアクリスタル(ミニボタンカット)
ホワイトトパーズ(ミニボタンカット)





オーダーメイド作品【Wand of the Luna *心に咲く薔薇*】ワンド

お客様持ち込みの石
コハクローズ
コスモオーラ
-------------------------------------------
クンツァイト(原石)
モルガナイト(4mm丸玉+8mm丸玉)
ローズクォーツ(6mmカット丸玉)
ムーンストーン(6mm丸玉)
ペリステライト(ボタンカット)
リビアングラス(5mm丸玉)
アクアクリスタル(ミニボタンカット)
ガーネット(ミニボタンカット)
ペリドット(さざれ)
タンザナイト(さざれ+ミニボタンカット(3mm丸玉)
プレナイト(4mm丸玉)
ラブラドライト(6mm丸玉+ボタンカット+さざれ)
カイヤナイト(ミニボタンカット)
マルチカラームーンストーン(4mm丸玉)
-------------------------------


オーダーメイド作品!
こちらは、昨年の12月頃にオーダーのお問い合わせ頂きまして。
お客様の手持ちのラブラドライト、コハクローズ、コスモオーラを使っての作品になります。

お客様のオーダー内容はこちらです。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* @
ペンダントトップをイメージしているのですが、チェーンとなる物を外すとワンドやオブジェといったひとつの「魔法道具」になるものを想像しています。
例えとしては、カードキャプターさくらちゃんの杖(普段はペンダント、使うとき大きくなる)や、プリキュアの使う道具(普段はアクセサリー、本来の用途を隠して持ち歩く)のような感じです。

3.完成品のイメージ 用途

ペンダントトップ兼魔法道具ですが、できるだけ「攻撃に使わないもの」が良いなぁと思っております。
剣や銃や護身用、というよりは魔法の箒のようにただ楽しい場所に連れて行ってくれるような「楽しいことを極める」感じです。

4.完成品のイメージ 形

私はゲームのポケモンシリーズが初代からプレイしていてずっと好きなので、思い切って「伝説のポケモンのイメージ」でお願いさせて頂きたいです。
「ルナアーラ」というポケモンがいるのですが、全体的に宇宙のような色でコウモリのように翼を大きく広げた姿のポケモンです。
ルナアーラの画像をこちらのメールに3枚ほど添付いたしますね。
ルナアーラのイメージにプラスして、私の好きなゲームのBGM(星のカービィ 個人の方によるアレンジされた曲です)のイメージを少し足していただけたら幸いです。
キーワードは、翼を広げた、天の河、オーロラ、宇宙の楽園、神秘の銀河、という言葉が浮かびます。

5.完成品のイメージ 色

イメージのポケモンに近い色(ブルー~やや濃いブルー、シルバー、ゴールド、など)の他にポイント使いでピンクや透明感のある赤、柔らかい紫などの配色を考えています。
ピンクの石は、この度お迎えさせていただいた「妖精の杖」ちゃんのメインの石のようなビビッドなお色だと嬉しいです。

6.その他のイメージ
私自身が戦うことがあまり得意ではない性格なので、「武器」ではなく「優しい存在」としての作品をイメージしています。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 

こちらのオーダー内容を読んで、打ち合わせしていったのですが。
これらの要素を取り入れると、ラブラドライトのペンダントのみだと難しいかな?と思いまして。
ラブラドライトのみだと、ルナアーラをモチーフにする感じが強くなりますとお伝えしつつ。


昨年制作したこの作品がふと浮かびましたので。こういう感じで、ペンダントとワンドを作って、
それぞれテーマとして繋がりのある形として制作するというものをご提案いたしました。
その後、ご了解頂いてから、お客様から石をお預かりしまして。
その他にも、盛り込みたい石と、色合いのご希望も伺いました。

追加のご要望は
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
石のご希望
1.リビアングラス
2.カイヤナイト
3.ペリステライト
4.モルガナイト
5.プレナイト
6.タンザナイト
7.ペリドット

ワイヤーのカラーにつきましてはメールに記載がありました通り、ワンドはゴールド多め、ペンダントはシルバー多めで私も賛成です。
もし、ごちゃごちゃしないのであればカラフルなワイヤーをポイントでお使い頂くことは可能ですか?
私の希望ですと
ワンド→ラベンダー(薄い紫)か、ピンク
ペンダント→水色
私の希望の色合いは、今回はどちらかと言うと「一色統一」ではなく「多様性」「グラデーション」「意外な組み合わせによる調和」をなんとなく意識しています。
なので色合い的にも、同系色よりも補色の色合いに近いイメージです。
「カラフルだけど調和している」感じをテーマのひとつとして組み込んで頂けたら幸いです。

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★* 

ということで、今回の作品は、二つで一つの作品でありながら、それぞれ独立したテーマもある形のもの。
として制作させて頂きました。

まずはラブラドライトのペンダントの土台作りから。
お預かりしたラブラドライトは、かなりサイズも大きめでしたので。
あらかじめ、ルナアーラの翼をモチーフに組み込むということで、雫型の尖った部分を下にすることをご提案しました。

普段は、雫型の尖った部分を上にする事が多いと思うんですが、今回に限っては、下にした方がバランスが良い気がしたので。

こんな感じで土台を作っていきました。
実は、ルナアーラの翼って、かなり独特な形なんですけども。それを、そのままそっくりに作るわけにはいかないので、私がルナアーラのイメージを表現するならこういう感じかな?ていう風にワイヤーで片翼を描きつつ。
ブルーのワイヤーをより線に、水色のワイヤーを混ぜ。
ゴールドカラーのワイヤーで三日月の形を組み込んでいきました。


こんな感じです。

元々のラブラドライトがかなり大きいので、翼のモチーフを組み込むのも、ワイヤーを広げすぎないように気をつけまして。
それから、石を盛っていきました。





Luna Wing -月の翼-


今回のオーダーメイド作品は、お客様からお預かりした石を使っての制作でしたので。
物語のようなものが浮かぶというよりは、二つの作品それぞれの役割を意識したような作品になりました。

お預かりしたメインのラブラドライトは、ドロップ型の尖った部分を下にしても、とても美しく青色のシラーが浮かぶ石でして。
お客様のオーダー内容を読んで、この石はルナアーラと、星のカービィのとある曲のイメージに両方ぴったりだ!と思ってました。
そこに、片翼を意識したワイヤーの土台の上から、星を散りばめてゆくように石を盛り込んでゆく。

夜空のような、カイヤナイトやタンザナイトの青色と、宇宙のようなラブラドライトの煌めきとシラー。
星が瞬くようなイメージの、ホワイトトパーズとアクアクリスタル。
優しい夜風と、翼風のイメージのプレナイト。
月明かりを思わせるペリステライトと、マルチカラームーンストーン。 

夜空に重なる月の翼。

リビアングラスの5mm丸玉は、片翼を象ったシルバーワイヤーの部分にも、月を象ったゴールドワイヤーの部分にも配置しておりまして。
それぞれを繋ぎ合わせて馴染ませているような感じがしました。

微かな金色の月の光を浴びて。

モルガナイトの柔らかなピンク色は、私の中ではもう一つ制作している、ワンドとの繋がりを意識して配置したんですが。
そのピンク色が、星のカービィの丸っこいイメージとも重なっていまして。笑
大きな片翼の中に包まれ守られながら。
星空を駈けるように、楽しい冒険しながら遊んでいるようなイメージでした。



ルナアーラと、星のカービィのイメージを合わせて。ギュギュっと閉じ込めたかのようなこの作品。

テーマとして、
戦いに使うものではなく。
楽しいことを極める。
ということでしたので。 

攻撃性や冒険する、戦うという要素は極力控えめにしつつも。
ゲーム性みたいなものは、むしろ増していて。楽しいと思えるところへ連れてってもらえるように。

ステージをクリアする度に、新しい楽しさを極めてゆくように。

そんな役割のようなものを強く感じていました。

いつも制作する作品には、どちらかといえば物語っぽいものが浮かぶ事の方が多いですが。
この作品には、物語よりも、明確な役割が与えられているような気がしていまして。

何をしたいのか。何が目的なのか。

というのが、お客様のオーダーでもハッキリしている分、それをストレートにサポートする道具。
という要素が強くなったのかと思うんですね。

楽しいと思える事を突き詰めていく、極めていく。
まるでゲームをクリアするかのように、一つ一つのステージを楽しく越えてゆく為に。



もともとのラブラドライトが大きめでしたので翼のモチーフを組み込むと
ペンダントとしても大きくなりました。

ペンダントを作り上げて、それで、
ようやく半分。

この作品は二つに分かれているけれど、本当は二つに一つ。という感覚でしたので。
一旦解説をワンドに切り替えたいと思います。


ワンドの方は、まずはお客様お手持ちの石から、コハクローズとコスモオーラを選んでいただきまして。
もう一つのメインとして、クンツァイトの原石をご提案いたしました。

こちらのワンドは、ラブラドライトとは正反対で。ピンク色が多め、カードキャプターさくらや、セーラームーンのような杖を意識した作りで、制作していきました。
特に、クンツァイトの原石と、コスモオーラを固定するのにかなりの時間をかけまして。
何度かやり直ししたくらい、石を留めるのめっっちゃ難しかったです。爆
なるべく、先端を出して、ワイヤーで留める部分を最小限にしつつ、それでも外れないように。
てので、かなり苦戦してました。



ワイヤーで全体を覆うように固定する方がはるかに楽なんですが、このクンツァイトは以前にりゅーらさんから仕入れた石で、非常に透明感があり美しい石でしたので。
ギリギリまでワイヤーの面積を少なくしたい!綺麗に留めたい!このワンドはそうじゃないと!!ていう気持ちが大きかったので。
土台はこんな感じになりました。





この辺でも苦戦具合がわかるかと思います。w
3つの石を合わせると、マジでワンドのサイズが過去最大を更新してしまったんですが。(笑

ゴールドワイヤーの部分と、シルバーワイヤーの部分でモチーフを変えて、
二つが重なっているようなイメージで石を盛っていきました。


【Wand of the Luna *心に咲く薔薇*】


こちらは、ラブラドライトのペンダントではサイズの関係で表現できなかった部分をメインに制作していったのですが。
二つのモチーフが重なり合う不思議な杖になりました。

メインのクンツァイトの原石は、透明感が素晴らしいとても美しい石でしたので、ワイヤーで留める箇所を最小限に。
お客様からお預かりした、大きなコハクローズの薔薇を中央に留めて。
ゴールドカラーワイヤーで、月のモチーフを描いてゆきました。





こんな風に、ラブラドライトの金色の月と繋がるようなデザインにしつつ。
ラブラドライトの月の翼では描けなかった部分を盛り込んでゆくと。

どんどんと、
華やかなピンク色の月に染ってゆきました。
モルガナイト、ムーンストーン、ペリステライト、リビアングラス、ガーネット、ローズクォーツ、アクアクリスタル。
淡いピンク色と月明かりのような白さが混ざる。神聖な空間。
だけど、中央の薔薇に目線を移すにつれて、色合いが濃くなってゆき。
さらにピンク色の細いワイヤーを混ぜつつ、ガーネットをほんの少し配置して。色の濃淡を感じる、ピンク色のグラデーションを意識して盛り込んでゆきました。

英語表記の名前だと、
Wand of the Luna
と、月の杖という感じで名付けてますが。

日本語のサブタイトルは、心に咲く薔薇と名前をつけてるんですけども。
中央のコハクローズと共に、ピンク色の細いワイヤーで描いた月が、私にはハートマークを半分にした形に思えたんですよ。
その時に、この杖は、もしかしたら
心の満足度や楽しさをメーターで表すようなものかもしれないなー。
なんて思いました。



戦いに使わず、楽しいことを極める
そんなテーマから生まれたこの杖は。
常に、持ち主の心の状態を表すような役割がある気がしたんです。

中央のコハクローズは、美女と野獣で出てくる魔法の薔薇のように。
ハートマークの半分は、今自分がどれくらい満たされているのかを、視覚的に知るメーターのように。

完全なハートマークではなく、半分の形なのは、のこりの半分を探す楽しみを表してるような気がしまして。
最初から完璧な状態じゃないことで、途中経過を表してる。
だから、足りない部分があるとはいえ。
その、のこりの半分は、頑張って満たさないといけないものや、ネガティヴなイメージのものではないんですよね。

むしろ、まだ経験した事のないステージや、楽しみの部分。未知の世界や、自分には無いところ。

そんな心の状態を客観的に見たり。今の状況を把握する為のもの。て感じがしました。

そして、三日月と薔薇のモチーフ部分の杖に重なるようにして現れる巨大な翼は。
ラブラドライトの月の翼を、さらに大きくしたようなイメージでして。
シルバーワイヤーで形作ると、思った以上にどんどんと、大きくなってしまいましたw

コスモオーラを先端に、
ラブラドライト、タンザナイト、アクアクリスタル、カイヤナイト、
ペリステライト、プレナイト、モルガナイト、リビアングラス。

とペンダントと同じ石を盛り込み、さらにコスモオーラの8mm丸玉や、薔薇の近くには葉っぱのようなイメージのペリドットのさざれを配置して、赤い薔薇と青色の翼が重なっても違和感が無いように、気をつけて盛り込みました。

ワンドとしては、過去最大の大きさだけありまして、石を盛っても盛っても終わらない。笑
しかも、盛り込む石が大きいのならスペースが埋まりますが、ほぼ、ペンダントに盛り込んだ小さな石が殆どですので。
配置にもかなり気を配っておりました。

その甲斐ありまして、このワンドは、ペンダントと重ねる事ができまして。





こんな風に、偶然にも翼とペンダントが一体化するような感じに出来上がったんですよね。
この位置に置いた途端、二つの作品が一つになった気がしました。

片翼の青色と、赤い薔薇の存在感が丁度、同じくらいのパワーバランスになり。
相反する色が隣同士で合わさる、一つの作品になりました。

実は、二つを制作するまでは、

ペンダントで片翼を作り。
ワンドでも片翼をつくり。

その片翼どうしを合わせて、両翼を作るのだと思い込んでいたんですが。
出来上がったら、なんとどちらも片翼で。
合わせてみても片翼のままだったんです。←笑

しかし、同じ片翼とはいえ、石の密集度や役割は全然違っていまして。

ワンドで描いた片翼は、とても大きく。骨太で。どこまでも飛べるような頼もしさがあるんですが。少し強さが足りない感じ。
ペンダントの片翼は、ギュッと凝縮して強さはあるものの、スマホのように小型化している感じでしたので、持久力が足りなさそう。

ですので、その二つを重ねてみたときは、まるで電話の親機と子機のような関係に見えました。
コンパクトで持ち歩き楽々で、強い後押しやパワーありそうだけど、たまに電波が入らなかったり、電池切れを起こしそうなペンダントと。
動かすことは少ないけれど、電波や電池の心配することなく常に安定して使える親機。

二つの作品は、そんな役割を担ってるような気がしました。
ですので、そういう意味でも、
別々に使っていてももちろんOKだけど。この作品は、二つで一つ。

ハートマークも半分ですし。
二つの作品を合わせても片翼のまま。
丁度半分だけ見えていて、のこりの半分はお楽しみ。

この見えない半分とは、未来のようなものなのかもしれません。
全て完璧に見通してしまったら、逆に楽しみを奪ってしまうから。 
無理やり満たそうとしなくていい。
だから、見えない今のままでも完璧だよ。

片翼でも
心のままに、自由に動けるように。

心に咲く薔薇が、
いつも貴方に楽しさを教えてくれるから。

さあ、
何処へでも向かっていって。
楽しさを極めてみよう。

この杖は、常に、常に。
世間の常識や、周りの価値観で決める楽しさではなく。
自分の心からの楽しさにフォーカスしている感じですので。

本当は楽しくなかったのに、無理やり楽しいふりをしていたり。
本当は、こっちの方が好きなのに、周りの常識に合わせて我慢していたり。

そういう心のしがらみから自由になりながら。少しずつ、心の薔薇を咲かせてゆく。

楽しさは、他の誰でも無い
自分の心が決めるのだ。

そう実感するように。
何が楽しいのか、何をしたいのか。

幾度となく心に問いかけ。
心にたくさんの薔薇を咲かせて。

その片翼で、どんな場所にも
向かっていけるように。

Luna Wing -月の翼-
Wand of the Luna *心に咲く薔薇*



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まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^


















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