ハーキマーダイヤモンド(原石)
淡水ケシパール
ラピスラズリ(3mm丸玉)
ネオンブルーアパタイト(ミニボタンカット)
ブルーアパタイト(ミニボタンカット)
タンザナイト(ミニボタンカット)
スカイブルートパーズ(2mm丸玉)
ラピスラズリ(3mm丸玉)
ネオンブルーアパタイト(ミニボタンカット)
ブルーアパタイト(ミニボタンカット)
タンザナイト(ミニボタンカット)
スカイブルートパーズ(2mm丸玉)
ネットショップ販売用。
この頃、ハーキマーダイヤモンドの小粒の原石を沢山仕入れたんですよ。
一粒だけだとかなり小さいけど、このハーキマーを3連で縦に巻いたら綺麗なんじゃないか?!
と思い立ったので、作ってみました。
土台はこんな感じで、最初は特にモチーフは作らずに、3粒を縦に固定していって、くるくるっと巻いてみたら、意外とイメージ通りに作れたので。
ここから石を盛ってゆくと、不思議なことに、どんどん海のイメージになってゆきました。
そしてこの時、心が物凄く静かで、物凄く冷静な気持ちだったのを覚えています。
深海へと深く深く潜ってゆき。
やがて、その海底から、こぽこぽと海底から泡が立ち上ってゆく光景を眺めてるみたい。
やがて、その海底から、こぽこぽと海底から泡が立ち上ってゆく光景を眺めてるみたい。
キラキラと光り輝く、雫のようなハーキマーは、人魚姫の涙。
海底から立ち上ってく海の泡みたいに。
なんだか儚くて。
綺麗だけど、少し切ない。
叶わぬ想いを抱えて、その身を投げて
海の泡と消えてしまった
その瞬間のよう――
原石のハーキマーダイヤモンドは、小粒ながら3粒とも、どれもキラキラとしていて。
ハーキマーは独特の内包物や、タールやカーボンと呼ばれる黒いものも入っておりますが、物凄く透明感もあって。
その形も、すでにカットされているかのようですし、さらにサイズも少しずつ違いのある原石はそれぞれ個性もあって、見ていて飽きない美しさがあります。
その形も、すでにカットされているかのようですし、さらにサイズも少しずつ違いのある原石はそれぞれ個性もあって、見ていて飽きない美しさがあります。
個人的に、ハーキマーはかなり好きな石の1つなんですけど。
宝石カットされているルースとはまた一味違った美しさがある原石の粒を、3連にしたら素敵だろうなー。という。
宝石カットされているルースとはまた一味違った美しさがある原石の粒を、3連にしたら素敵だろうなー。という。
そんなノリで作っていたのに。
海の色のような、青色の石を盛った途端。
それまでただキラキラしていたハーキマーが、人魚姫の涙のように切なくなり、海に沈んでゆきました。
それまでただキラキラしていたハーキマーが、人魚姫の涙のように切なくなり、海に沈んでゆきました。
深海へと、深く深く潜ってゆくと。
こぽこぽと海底から泡が立ち昇り。
太陽の光が差し込む明るい海面へと上がってゆく。
こぽこぽと海底から泡が立ち昇り。
太陽の光が差し込む明るい海面へと上がってゆく。
そして、それらはやがて海に揺蕩い、溶けてゆくようなイメージに変わってゆきました。
ハーキマーダイヤモンドの周りを彩るのは、
透き通るような海を思わせる、宝石質のブルーアパタイトや、ネオンブルーアパタイト。
浜辺に寄せては返す、漣のような、細かな泡を思わせる2mmのスカイブルーブルートパーズと。
煌めく夜空を思わせる、タンザナイトとラピスラズリ。
それは、美しい、澄みきった夜空の下での出来事。
全体的に青色の石を盛り込みつつ、アクセントに組み込んだ小さな淡水ケシパールは、夜空にぽっかりと浮かんだ月が、海に反射してる光のようにも。泡となって消えてしまった人魚姫が、唯一、存在していた証を表しているようにも見えました。
貴女が消えた
世界は
変わらず美しく。
それが余計に
私には切なく感じる。
私には切なく感じる。
そう。この作品では、不思議なことに、人魚姫という姿形は、もうどこにもなくて。
その存在は確かめようもなく、涙さえも泡さえも海に溶けて。深海の彼方。
もう掴むこともできず。
小さな真珠だけが海の上を漂い、やがて遠ざかってゆきます。
慌てて取り戻そうと
飛び込んだ海で
かき集めるように、拾い集め。
飛び込んだ海で
かき集めるように、拾い集め。
切なさを抱きかかえるように。
もう2度と戻らない時を固めた。
もう2度と戻らない時を固めた。
そんな作品になりました。
心をかき乱し、泣いているのは。
悲しく切なさを抱えているのは。
悲しく切なさを抱えているのは。
消えてしまった人魚姫ではなく。
むしろ、"彼女を見ていた者"の方
ここまでは、実は人魚姫を見てる方の視点での物語でして。
この"人魚姫を見ていた者"とは、王子だったり、読者である自分だったり、はたまた、人魚姫の物語の中の別の登場人物だったり、オリジナルキャラクターだったりと、かなり、いろんな解釈ができるかなと思いました。
この視点で見れば、まるで救いのない話に感じるし。
悲しさと切なさが入り混じったような、人魚姫のお話に感じるかなと思うんですが。
ただ、しかし。
この視点は、出来上がった後から感じたことでして。
この視点は、出来上がった後から感じたことでして。
実は、石を盛り込む時や作ってる時は、人魚姫の視点(?)で石を盛っていたんじゃないのかなーなんて思うんですよねー。
一方の人魚姫といえば。
涙を流しながらもその身は
海に溶けてしまったことで。
色んな縛りから解放されて、
心は冷静に、どんどんと静かになってゆく。
海に溶けてしまったことで。
色んな縛りから解放されて、
心は冷静に、どんどんと静かになってゆく。
深海の底。
海底からプカプカと。
浮かび上がってく泡のように。
浮かび上がってく泡のように。
切なさも悲しさも絶望さえも
やがて、海に溶けて。
やがて、海に溶けて。
ふわふわと楽になって。
まだ不確かで柔らかな
小さな夢が形作られてゆく。
まだ不確かで柔らかな
小さな夢が形作られてゆく。
崖の上のポニョで、グランマンマーレが、私たちはもともと泡から生まれたのよ
みたいな事を言うシーンがありますけども。
石を盛ってる時に強く感じたのは、こういうイメージでした。
めちゃめちゃ制限かけてたり、限界まで頑張ってから、元々の自分にまで戻るとか。
強烈な、縛りや制限を受けていた前に戻る。みたいに。
強烈な、縛りや制限を受けていた前に戻る。みたいに。
一度、自分の原点に戻って
新しく生まれ変わるもの。
新しく生まれ変わるもの。
そして、そういう視点で見ると、
冒頭の、ただただ切なくて悲しい物語だったものが急に一転して。
どちらの視点も、ある種の解放や、浄化を示しているようにも見えてきたんですよね。
涙とともに泡と消えた人魚姫が
一旦、冷静になって、
制限や縛りを全て無くして。
一旦、冷静になって、
制限や縛りを全て無くして。
それでも、選ぶものがあるとしたら、
何なのだろう。
何なのだろう。
原作では人魚姫が泡と消えた後は風の精に変わるそうですが。この作品は、原作に忠実なものではなく、あくまでイメージやモチーフですので。笑
この作品での人魚姫の形を何1つ表していないのは、消えた人魚姫の、これからの選択肢や、向かう先が1つではないことを示しているのかもしれないなぁと思ったんですよ。
もう一度、再び人魚になるのか。
それとも、次は人間として生まれ変わるのか。
はたまた、別の海の生物や、精霊になるのだろうか。
それとも、次は人間として生まれ変わるのか。
はたまた、別の海の生物や、精霊になるのだろうか。
涙や泡を表したかのような、3粒のハーキマーダイヤモンド。
ハーキマーは別名、ドリームストーンと言われてますので。
ハーキマーは別名、ドリームストーンと言われてますので。
もしかしたら、海に溶けて原点に戻ったからこそ、これから先の新しい夢が生まれて。
生まれ変わるかのように、新しい別の選択肢を選び取る事を示してるのかもしれないなと思いました。
夢も希望も、これから始まる。
泡と消えた
深海の底。
深海の底。
絶望の
その先から――
その先から――
そんな風に思うと
冒頭の、人魚姫を見てる者の視点と。
泡と消えた人魚姫の視点。
この二人はどちらも、
冒頭では、絶望や悲しみや切なさを感じているのだけれど。
冒頭では、絶望や悲しみや切なさを感じているのだけれど。
それらがきっかけで、自分の原点にまで戻ることで、立ち直って、希望や夢を胸に、進んでゆくのかなと思ったんです。
永遠の別れのようでいて。
また違う時、違う場所で。
再び出会う日も訪れるように。
再び出会う日も訪れるように。
大元の海へ。
自分の原点に戻って。
自分の原点に戻って。
そこから生まれた
小さな夢を抱いて、追いかけてゆく。
小さな夢を抱いて、追いかけてゆく。
涙を流して泡と消えても。
それでも、ただただ海を漂って終わりなのではなく。
それでも、ただただ海を漂って終わりなのではなく。
そこからまた再び
形作られてゆく何かがきっとある。
形作られてゆく何かがきっとある。
失った後に、気がつく大切なもの。
たとえ貴女が全て泡と消えてしまっても。
それでも、キラキラと輝くものは
まだ、この手の中に残ってるから――
まだ、この手の中に残ってるから――
Tears of Mermaid Princess
人魚姫の涙
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ルースセレクトオーダーもはじめてみました!
まだ石の種類も少なめですが、少しずつ増やしていこうと思います♪
気になる石がありましたらよろしくお願いいたします。^^
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